一般社団法人中国研究所
中国研究所は、戦後日本で最初に設立された中国研究専門の研究機関です。現代中国およびアジア地域の政治、経済、社会、文化、教育、歴史など諸般にわたる実状を客観的に調査、研究し、学術の発展に寄与するとともに、それを通して中国およびアジア諸地域の人々との相互理解を深めることを目的としています。
中国研究月報
2024年7月号
第917号(2024年7月)
【論文】毛沢東政権における食糧統制制度の導入と民兵(1953−1955)―上海市の区レベル檔案館の所蔵史料に基づく考察 高暁彦
[書評]井上正夫著『東アジア国際通貨と中世日本―宋銭と為替からみた経済史』 岸本美緒
[書評]陶徳民・吾妻重二・永田知之編『中国学の近代的展開と日中交渉』 村田雄二郎
[書評]佐藤仁史・菅野智博・大石茜・湯川真樹江・森巧・甲賀真広編著『崩壊と復興の時代―戦後満洲日本人日記集』 小都晶子
[書評]田仲一成著『中国演劇史論』 平林宣和
[書評]李昊著『派閥の中国政治―毛沢東から習近平まで』 阿南友亮
[書評]菊池真純著『中国農村での環境共生型新産業の創出―森林保全を基盤とした村づくり』 平野悠一郎
[記録]2024年第 1 回 定例学術研究会(要旨)
[光陰似箭]毛沢東の「米国の右派が好きだ」と欧米の右傾化 趙宏偉
[中国日誌]2024年6月
2024年6月号
第916号(2024年6月)
【論文】文化大革命末期における中国共産党の理論問題に関する研究―「プロレタリアート独裁のもとでの継続革命」理論をめぐって 小出瞬
[研究動向]「中華民族の多元一体構造」論における新展開―『中華民族交往交流交融史』の編纂に寄せて 李済滄
[書評]雑賀広海著『混乱と遊戯の香港映画―作家性、産業、境界線』 間ふさ子
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(15) 長井暁
[記録]第 4 回「田中修の中国塾」 田中修・真鍋匡孝
[中国日誌]2024年5月
[光陰似箭]『中国年鑑』と離島 森保裕
2024年5月号
第915号(2024年5月)
【論文】在日華僑学校の国語教科書と児童作文
―1936年「排日」教科書事件前後を中心に 王天驕
[参観記]考古学活用の最前線―中国歴史研究院「中国考古博物館」参観記 辻直美
[書評]王柯編『「友好」のエレジー―中国人がみる「日中国交正常化五十年」』 内田知行
[書評]吉澤誠一郎著『愛国とボイコット―近代中国の地域的文脈と対日関係』 宮脇雄太
[書評]及川琢英著『関東軍―満洲支配への独走と崩壊』 矢野真太郎
[書評]陶徳民編著『国際シンポジウム論文集 内藤湖南研究の最前線』 宮原佳昭
[書評]邱函妮著『描かれた「故郷」―日本統治期における台湾美術の研究』 鈴木恵可
[書評]山口守著『中国の民衆と生きたアメリカ人―アイダ・プルーイットの生涯』 土肥歩
[書籍紹介]高原明生・園田茂人・丸川知雄・川島真編『日中関係2001-2022』 村田雄二郎
[書籍紹介]池上正治著『万里同風―中国との57年』 西園寺一晃
[光陰似箭]「泡酒」ってどんなお酒ですか? 金子肇
[中国日誌]2024年4月
◇創刊号以来の目次は「投稿要領」の下にすべて掲載しています。
◇掲載記事のデジタルデータ(発行後1年経過したもの)は、中国・アジア研究論文データベース(https://spc.jst.go.jp/cad/homes)
から無料でご覧いただけます。現在、2022年6月号分まで公開されています(掲載記事は随時更新中)。
『中国研究月報』投稿要領(2023年10月30日改定)
1.どなたでも自由に投稿できます。投稿された原稿については、編集委員及び編集委員会が選定した外部レフェリーにより査読を行います。編集委員会は内部・外部のレフェリーによる評価を参考にして、採否を決定します。掲載時に所員もしくは研究会員でない場合は加入していただきます(共著の場合は執筆者全員の入会をお願いいたします)。
2.投稿原稿は、中国及びアジア地域に関する論文、研究ノート、資料などで、日本語で書かれた未発表のものに限ります。同一内容またはきわめて類似した内容のものが他の雑誌・図書・web上にすでに掲載されていたり、現に投稿中であったりした場合には、二重投稿となりますので、投稿できません。また、文章表現の不完全な原稿は審査の対象となりませんので、日本語として正確な表現であるかどうか、不適切な表現や用語が使われていないかどうか、個人情報の取扱いに問題はないかどうか等を確認の上、投稿してください。
3.原稿は、論文が400字詰め原稿用紙40~100枚分、研究ノートは30~50枚分、その他は30枚分以内とします(空白も字数に数えます)。原稿書式は1頁が 1 行40字×30行のWord原稿を基本とします。論文・研究ノートには冒頭に300字以内の日本語要旨を付けてください。掲載が決定した段階で150語以内の英文要旨を提出してください。本文および英文要旨は、当該言語を母国語とする者の校閲を投稿者の責任であらかじめ受けるものとします。
4.図表についてはWord、Excel、Powerpointなどで作成し、投稿原稿ファイル中のしかるべき箇所に貼り付けてください。投稿の際には、別途保存した図表ファイルを投稿原稿ファイルとともに、下記の編集部宛にEメールの添付ファイルにて送付してください。なお図表の作成にあたり、根拠となる統計数字・出典を明示し、安易なグラフ化は避けてください。
5.本文の章節立ては、まずローマ数字Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ.…、で区切り、その下を算用数字1.2.3.…、ついでカッコ付きの数字(1)(2)(3)…で区分し、それぞれ見出しをつけてください。最初に「はじめに」、末尾に「おわりに」、「まとめ」等をつけても結構です(例:Ⅰ.はじめに…Ⅳ.おわりに)
6.数字は算用数字を用い、以下の基準に準拠します。
①英数字は半角表記とし、2文字を1文字に換算します。
②数字は4桁ごとに読みを入れます。(例:4000万、5000人)
③小数点はピリオドを用います。(例:1.02)
④メートルなどの単位は記号で表記し、記号には全角文字(ダブルバイト文字)を使用します(例:123万4567m)。
7.注は文末とし、番号はパーレン( )で囲った算用数字を使用します。
8.日本語・中国語の引用文献の表記は、以下のいずれかの形式に準拠し、欧米系言語についても、それぞれのルールにのっとったものとします。
(1)注釈中に示す形式:
①単行本:著者名『書名』発行所,発行年,引用頁。
②雑誌論文:著者名「論文題目」『雑誌名』巻号,発行年月。
③論集論文:著者名「論文題目」(編著者名『論集書名』発行所,発行年)。
④新聞記事:『新聞名』発行年月日。
(2)文末に参考文献リストを付し、文中に示す形式:
本文中に、(著者姓(1998a),p.103),の形式で表記します。同姓の著者を複数名引用する場合は、フルネームで表記します。参考文献については以下の通りです。
①単行本:著者氏名(発行年)『書名』発行所。
②雑誌論文:著者氏名(発行年)「論文題目」『雑誌名』巻号。
③論集論文:著者氏名(発行年)「論文題目」(編著者名『論集書名』発行所)。
④新聞記事:『新聞名』発行年月日。
9.ホームページを出典とする場合はURLのほかに引用時の日付を明記してください。ペーパー形式の出典がある場合はそちらを優先してください。
10.原稿には、投稿者の所属および連絡先(住所、電話・FAX番号など)を 付記してください。
11.採用された原稿は、すべて署名原稿として扱います。また著者が刊行後の論文などを他の雑誌もしくは書籍または電子媒体等に収録しようとする場合には、編集委員会の許諾が必要になります。
12.当月報は刊行の後、科学技術振興機構内中国総合研究交流センターの中国・アジア研究論文データベースに登録し、web上で閲覧に供します
(http://www.spc.jst.go.jp/cad/homes)。ただし、目次などは直ちに無料で閲覧できますが、本文は刊行後1年の間は非公開となり、その後は無料で公開します。
13.掲載された論文などの抜刷を必要とする場合は、実費で作成します。
14.原稿の送付先、連絡先(基本的には、メールに添付するかたちでご投稿ください。)
〒112-0012 東京都文京区大塚6-22-18 一般社団法人 中国研究所 編集部
Tel:03-3947-8029 Fax:03-3947-8039
E-mail(編集部/月報宛て) c-mon●tcn-catv.ne.jp(●を@に変えてください)
本誌の編集方針・企画等に関しては、下記編集委員会が審議しています。
〈 編集委員会 〉
[ 委 員 長 ]川島 真
[副委員長]青山治世、関 智英、松村史穂
[ 委 員 ]荒川 雪(王 雪萍)、金子 肇、川上哲正、工藤貴正、小嶋華津子、菅原慶乃、杉山文彦、孫 安石、高柳信夫
竹内健二、趙 宏偉、福田 円、真殿仁美、三好 章、森平崇文、安江伸夫、山本 真
[編集事務]阿部由美子
中国研究月報 2020~2023年
2024年
第914号(2024年4月)
特集=中国経済と半導体戦争(2023年度現代中国公開講座)
特集にあたって(趙宏偉)
報告Ⅰ 2023年の中国経済及び今後の展望 田中修
報告Ⅱ 米(蘭日)による中国への半導体輸出規制とその影響 湯之上隆
鼎談 田中修・湯之上隆・山田周平
質疑応答
[書評]劉建輝編著『「満洲」という遺産―その経験と教訓』 松本俊郎
[書評]王楽著『満洲国における宣撫活動のメディア史―満鉄・関東軍による農村部多民族支配のための文化的工作』 白戸健一郎
[書評]王中江著、馬場公彦監訳、葛奇蹊・佐藤由隆訳『自然と人―近代中国における二つの思想の系譜の探究』 張煒
[書評]顔健富著『穿梭黒暗大陸―晩清文人対於非洲探険文本的訳介与想像』(日本語訳:『暗黒大陸への頻繁な往来―清末文人のアフリカ探険テキストに関する翻訳と想像』) 平山光将
[書評]ケリー・K・ガーシャネック著、鬼塚隆志監修、壁村正照訳『中国の政治戦―「戦わずして勝とう」とする国への対抗戦略』 飯田将史
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(14) 長井暁
[中国日誌]2024年3月
[記録]第3回 「田中修の中国塾」(要旨) 田中修・真鍋匡孝
[光陰似箭]「影射史学」と中国時代劇 三好章
第913号(2024年3月)
[記録]中国研究所×笹川平和財団 日中平和友好条約締結45周年記念シンポジウム
第2回 「日中友好」の時代―日中平和友好条約締結の意味を考える
趣旨説明 川島真
基調講演 劉傑
ディスカッションⅠ 服部健治
ディスカッションⅡ 馬場公彦
ディスカッションⅢ 荒川雪(王雪萍)
全体討論・質疑応答
閉会挨拶 村田雄二郎
【論文】中国共産党の国民会議構想―「武力と国民の結合」の観点から 吉田和樹
[書籍紹介]向静静著『医学と儒学―近世東アジアの医の交流』 永塚憲治
[中国日誌]2024年2月
第912号(2024年2月)
[記録]中国研究所×笹川平和財団 日中平和友好条約締結45周年記念シンポジウム
第1回 日中平和友好条約締結前後の外交過程―日中双方の視点
趣旨説明 川島真
主催者挨拶 川上哲正
基調講演 井上正也
ディスカッションⅠ 若月秀和
ディスカッションⅡ 益尾知佐子
ディスカッションⅢ 江藤名保子
全体討論・質疑応答
[書評]村上正和・相原佳之・豊岡康史・柳静我・李侑儒編『嘉慶維新研究―嘉慶四(1799)年上諭訳注』 上田信
[書評]河本美紀著『張愛玲の映画史―上海・香港から米国・台湾・シンガポール・日本まで』 邵迎建
[書評]津田浩司著『日本軍政下ジャワの華僑社会―『共栄報』にみる統制と動員』 松村智雄
[書評]瀬川昌久著『華南―広東・海南の文化的多様性とエスニシティー』 宮内肇
[書評]矢藤優子・吉元洪・孫怡編『現代中国の子育てと教育――発達心理学から見た課題と未来展望』 何星雨
[書評]池上正治著『龍の世界』 竹内健二
[書籍紹介] 井口淳子著『送別の餃子―中国・都市と農村肖像画』 武田雅哉
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(13) 長井暁
[中国日誌]2024年1月
[光陰似箭]国際的な障害者教育の戦略拠点の確立に向けて― “中国モデル”の発信 真殿仁美
[お知らせ]第20回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
第911号(2024年1月)
【論文】火野葦平「赤い国の旅人」論―「新中国」印象とオポチュニズム批判を中心に 池田尚広
[書評]丸川知雄・徐一睿・穆尭芊編『高所得時代の中国経済を読み解く』 丁可
[書評]川島真・小嶋華津子編『習近平の中国』 石塚迅
[書評]呉国光著、加茂具樹監訳『権力の劇場―中国共産党大会の制度と運用』 周俊
[書評]仁欽著『現代内モンゴル牧畜地域社会の実態―民主改革から改革開放初期まで』 尾崎孝宏
[書評]中生勝美著『中国農村の生活世界』 劉運昂
[書籍紹介]弁納才一・田中比呂志・古泉達矢編『華東・華中農村訪問調査報告書(2008年~2019年)』 山本真
[書籍紹介]田中比呂志・弁納才一・祁建民編 『中国山西省高河店訪問調査の記録―2006年・2007年』 佐藤淳平
[書籍紹介]塩澤珠江著・松重充浩監修『吉田謙吉が撮った戦前の東アジア―1934年満洲/1939年南支・朝鮮南部』 森平崇文
[資料]『中国研究月報』2023年総目次 第77巻第1号~第12号(899号~910号)
[記録]2023年第3回 定例学術研究会(要旨)
[中国日誌]2023年12月
[光陰似箭]「国民政府」,「国府」とは何か 川島真
2023年
第910号(2023年12月)
【論文】1970年代日中漁業協定交渉再考―日本国内政治の観点から 横山雄大
[書評]岡本隆司著『曾国藩―「英雄」と中国史』 渡辺祐子
[書評]萩原充著『近代中国の石油産業―自給への道』 洪紹洋
[書評]菊池一隆著『中国国民党特務と抗日戦争 ―「C・C」系・「藍衣社」・三民主義青年団』 岩谷將
[書評]𠮷岡桂子著『鉄道と愛国―中国・アジア 3 万キロを列車で旅して考えた』 天児慧
[書評]孫歌著・鈴木将久訳『思想史の中の日本と中国―第Ⅱ部 歴史と人間』 成田龍一
[書籍紹介]佐藤公彦編訳『胡適 政治・学問論集』 緒形康
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(12) 長井暁
[中国日誌]2023年11月
[記録]第 2 回「田中修の中国塾」 田中 修・真鍋匡孝
[光陰似箭]外の参照軸 杉山文彦
第909号(2023年11月)
【論文】葉聖陶と〈書くこと〉―その文学/教育における「書記行為」について 宮本司
[書評]林采成・武田晴人編『企業類型と産業育成―東アジアの高成長史』 堀和生
[書評]星野幸代著『翼賛体制下のモダンダンス―厚生舞踊と「皇軍」慰問』 佐々木浩雄
[書評]井川充雄著『帝国をつなぐ〈声〉―日本植民地時代の台湾ラジオ』 谷川舜
[書評]小浜正子・落合恵美子編『東アジアは「儒教社会」か?―アジア家族の変容』 崔学松
[書籍紹介]中里見敬・松浦恆雄編『濱文庫戯単図録―中国芝居番付コレクション』/中里見敬編『中国戯単の世界―「戯単,劇場と20世紀前半の東アジア演劇」学術シンポジウム論文集』 関智英
[光陰似箭]宮田節子先生のこと 高柳信夫
[中国日誌]2023年10月
第908号(2023年10月)
【論文】馬王堆ブームに見る中国文物の位相と日中国交正常化―「中華人民共和国出土文物展(1973)」の開催を背景に 辻直美
[書評]小林春樹著『『漢書』の新研究―その董仲舒像を中心として』 深川真樹
[書評]小野寺史郎著『近代中国の国家主義と軍国民主義』 衛藤安奈
[書評]栗原純著『日本帝国と阿片―台湾総督府・専売局文書にみる阿片政策』 新田龍希
[書評]中村元哉・森川裕貫・関智英・家永真幸著『概説 中華圏の戦後史』 倉田徹
[書評]緒方宏海著『辺境からの中国―黄海島嶼漁民の民族誌』 佐藤良聖
[書評]三浦有史著『脱「中国依存」は可能か―中国経済の虚実』 大橋英夫
[書評]澤谷敏行著『現代中国高等教育の躍進―急速な大学発展の要因』 山﨑直也
[書評]奈倉京子著『中国の知的障害者とその家族―「新しい社会性」のエスノグラフィー』 真殿仁美
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(11) 長井暁
[光陰似箭]朝鮮戦争休戦70周年 伊藤一彦
[中国日誌]2023年9月
[記録]2023年第 2 回 定例学術研究会(要旨)
第907号(2023年9月)
【論文】台湾の国際レジームへの参加と「台湾要因」―GATTを事例として 陳柏傑
[書評]ラナ・ミッター著(関智英監訳、濱野大道訳)『中国の「よい戦争」―甦る抗日戦争の記憶と新たなナショナリズム』 鈴木航
[書評]石田隆至・張宏波著『新中国の戦犯裁判と帰国後の平和実践』 大澤武司
[書評]阿古智子・大澤肇・王雪萍編『変容する中華世界の教育とアイデンティティ』 三好章
[書評]欒殿武・柴田幹夫編著『日華学堂とその時代―中国人留学生研究の新しい地平』 陳珂琳
[書評]宮宅潔著『ある地方官吏の生涯―木簡が語る中国古代人の日常生活』 小嶋茂稔
[光陰似箭]台湾と香港の“公共放送”―公共テレビとRTHK 山田賢一
[中国日誌]2023年8月
第906号(2023年8月)
【研究ノート】中華民国(台湾)公文書における「劉彩品事件」 呉偉立
[書評]菊池秀明著『越境の中国史―南からみた衝突と融合の三〇〇年』 村上衛
[書評]木下恵二著『近代中国の新疆統治―多民族統合の再編と帝国の遺産』 松尾健司
[書評]熊倉潤著『民族自決と民族団結―ソ連と中国の民族エリート』 松戸清裕
[書評]川島真・21世紀政策研究所編著『習近平政権の国内統治と世界戦略―コロナ禍で立ち現れた中国を見る』 城山英巳
[書評]李亜姣著『現代中国の高度成長とジェンダー―農嫁女問題の分析を中心に』 横山政子
[書評]イアン・ジョンソン著(秋元由紀訳)『信仰の現代中国―心のよりどころを求める人びとの暮らし』 佐藤千歳
[書評]ユク・ホイ著(伊勢康平訳)『中国における技術への問い―宇宙技芸試論』 汪牧耘
[書籍紹介]飯島渉著『「中国史」が亡びるとき―地域史から医療史へ』 福士由紀
[書籍紹介]遊川和郎・湯浅健司編著『習近平「一強」体制の行方』 李昊
[学而思]『郷土中国・郷土再建』を読む 趙宏偉
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(10) 長井暁
[中国日誌]2023年7月
[記録]第 1 回「田中修の中国塾」 田中修・真鍋匡孝
[光陰似箭]コロナ禍と上海の匂い、そして音の記憶 孫安石
第905号(2023年7月)
【論文】広東省広州市におけるビール産業の成立と展開(1934-1949年) 一ノ瀬雄一
[書評]中屋信彦著『中国国有企業の政治経済学』 丸川知雄
[書評]江口伸吾著『現代中国の社会ガバナンス―政治統合の社会的基盤をめぐって』 菅野智博
[書評]中国ジェンダー研究会編『中国の娯楽とジェンダー―女が変える/女が変わる』 神谷まり子
[書評]王広涛著『日中歴史和解の政治学―「寛容」と「記憶」をめぐる戦後史』 段瑞聡
[書評]家永真幸著『中国パンダ外交史』 小野寺史郎
[書評]Matthew Noellert Power over Property : The Political Economyof Communist Land Reform in China(『権力に屈した所有権―中国共産党の土地改革に関する政治経済学』) 河野正
[書評]岩田啓介著『清朝支配の形成とチベット』 石濱裕美子
[書評]キム・ハンバク著『配流刑の時代―清朝と刑罰』 髙見澤磨
[書評]岸本美緒著『明末清初中国と東アジア近世』 青木敦
[書評]瀧朝子編『呉越国―10世紀東アジアに華開いた文化国家』 梅村尚樹
[書籍紹介]柿沼陽平著『古代中国の24時間―秦漢時代の衣食住から性愛まで』 原宗子
[中国日誌]2023年6月
[光陰似箭]「中国発メイフラワー号」を後押しした教育問題 佐藤千歳
第904号(2023年6月)
【論文】習近平体制の対外開放実施過程と地方 早田寛
[書評]湯浅邦弘編著『よくわかる中国思想』 平澤歩
[書評]川島真・岩谷將編『日中戦争研究の現在―歴史と歴史認識問題』 藤井元博
[書評]白井啓介著『銀幕発光―中国の映画伝来と上海放映興行の展開』 大里浩秋
[書評]劉美蓮著、西村正男監訳・廣瀬光沙訳『音楽と戦争のロンド―台湾・日本・中国のはざまで奮闘した音楽家・江文也の生涯』 榎本泰子
[書評]加藤千洋著『沙飛―中国の〈キャパ〉と呼ばれた戦場写真の先駆者』 梅村卓
[書評]祁建民・弁納才一・田中比呂志主編『中国の農民は何を語ったか―華北農村訪問聞き取り調査報告書(2007年~2019年)』 吉田建一郎
[書評]李立栄著『中国のシャドーバンキング―形成の歴史と今後の課題』 岡嵜久実子
[書評]小池政就著『中国のデジタルイノベーション―大学で孵化する起業家たち』 伊藤信悟
[書評]石田耕一郎著『台湾がめざす民主主義―強権中国への対立軸』 村上太輝夫
[書評]林佩欣著『支配と統計―台湾統計システム( 1945~1967)・総督府から国民党へ』 伊良皆千夏
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(9) 長井暁
[光陰似箭]『中国年鑑2023』発刊 森保裕
[中国日誌]2023年5月
[お知らせ]『中国年鑑2023』刊行記念講演会の開催について
第903号(2023年5月)
【論文】中国における「第一次五カ年計画」の策定過程―農業集団化の位置付けをめぐって,1952〜1955年 有澤雄毅
【論説】伝統中国の世界認識における曲折と挫折 葛兆光(辻康吾訳)
[書評]大里浩秋・孫安石編著『明治から昭和の中国人日本留学の諸相』 稲森雅子
[書評]山口信治著『毛沢東の強国化戦略―1949‒1976』 久保亨
[書評]中島隆博著『中国哲学史―諸子百家から朱子学,現代の新儒家まで』 小野泰教
[書評]濱田麻矢著『少女中国―書かれた女学生と書く女学生の百年』 羽田朝子
[書評]楊韜著『重畳たるタクティックス―日中戦争期の話劇をめぐって』 邵迎建
[書評]陶徳民編著『内藤湖南の人脈と影響
―関西大学内藤文庫所蔵還暦祝賀及び葬祭関連資料に見る』 竹元規人
[書籍紹介]園田茂人・謝宇編『世界の対中認識―各国の世論調査から読み解く』 白鳥翔子
[光陰似箭]蔣経国日記に見る日華断交 川島真
[中国日誌]2023年4月
第902号(2023年4月)
特集=中国の軍事戦略と東アジアの安全保障環境の変容(2022年度 現代中国公開講座)
特集にあたって 川島真
[報告Ⅰ]中国による核戦力増強とその狙いについて 飯田将史
[報告Ⅱ]台湾を巡る中国のハイブリッド戦略―現状と展望 大澤淳
[報告Ⅲ]中国の海外基地構築と海軍 毛利亜樹
ディスカッション 河上康博
総合討論
【論文】清末の禁煙運動に於ける中央・省関係―土薬統税との連関を中心に 坂東泰
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(8) 長井暁
[中国日誌]2023年3月
[光陰似箭]一子相伝―「二代目」を極めた鉄人・陳建一 松村史穂
第901号(2023年3月)
[記録]中国研究所×笹川平和財団「日中国交正常化」50周年連続講演会
第6回 対中ODAの面から見る日中関係
講演Ⅰ 日本の対中ODA 北野尚宏
講演Ⅱ 遺棄化学兵器処理事業と日中関係 小嶋華津子
講演Ⅲ 外交文書から見る対中ODAと日中関係―天安門事件後の事例 城山英巳
全体討論・質疑応答
【論文】中国共産党の組織内における情報伝達(1948~1954)―「請示報告制度」を中心に 周俊
[書評]劉傑・中村元哉著『超大国・中国のゆくえ1 文明観と歴史認識』 小野寺史郎
[書評]はちこ著『中華オタク用語辞典』 堀内淳一
[書評]森岡優紀著『近代伝記の形成と東アジア―清末・明治の思想交流』 武田雅哉
[書籍紹介]京都大学人文科学研究所みやこの学術資源研究・活用プロジェクト「桑原武夫所蔵資料班」編『桑原武夫の世界―福井県ふるさと文学館「没後30年 桑原武夫展」の記録』 藤原辰史
[追悼]敬愛する横井陽一様 峰毅
[中国日誌]2023年2月
[光陰似箭]コーヒーを愛した二人の外省籍知識人を分けた運命―林語堂と殷海光の故居を訪れて 工藤貴正
[お知らせ]定例学術研究会の開催方法の変更について
第900号(2023年2月)
[記録]中国研究所×笹川平和財団「日中国交正常化」50周年連続講演会
第5回 文化・社会の面から見る日中関係50年
講演Ⅰ 相互認識―調査と知見の日中関係50年史 園田茂人
講演Ⅱ アナウンサーの体験談 高橋恵子
講演Ⅲ 中国の教育と党,戦略的協調関係の模索 真殿仁美
全体討論・質疑応答
【論文】日本占領下の中国における室伏クララの翻訳活動 周希瑜
[書評]閻美芳著『日本と中国の村落秩序の研究―生活論からみた「村の公」』 山本真
[書評]倉田貞美著・倉田貞宣編『倉田貞美著作集』 川上哲正
[書籍紹介]井ノ口哲也著『道徳教育と中国思想』 高柳信夫
[書籍紹介]吉澤誠一郎監修,石川博樹・太田淳・太田信宏・小笠原弘幸・宮宅潔・四日市康博編著『論点・東洋史学―アジア・アフリカへの問い158』 三王昌代
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(7) 長井暁
[光陰似箭]帰去来兮 竹内健二
[お知らせ]2023年第1回定例学術研究会
[中国日誌]2023年1月
[お知らせ]第19回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
第899号(2023年1月)
[記録]中国研究所×笹川平和財団「日中国交正常化」50周年連続講演会
第4回 日中経済関係の軌跡―50年のダイナミズム
講演Ⅰ(髙見澤学)・講演Ⅱ(岡嵜久実子)・講演Ⅲ(丸川知雄)
全体討論・質疑応答
【論文】「声」の中国イスラーム改革運動―回民知識人による宣講,演説(講演)を事例として 平山光将
[書評]高口康太著『中国「コロナ封じ」の虚実―デジタル監視は14億人を統制できるか』 伊藤亜聖
[書評]佐々木智弘著『現代中国の官僚組織行動―電気通信事業改革の政治過程』 北波道子
[書評]小野寺史郎著『戦後日本の中国観―アジアと近代をめぐる葛藤』 坂元ひろ子
[書評]許雪姫著 羽田朝子・殷晴・杉本史子訳『離散と回帰―「満洲国」の台湾人の記録』 森巧
[書評]張文菁著『通俗小説からみる文学史―一九五〇年代台湾の反共と恋愛』 澤井律之
[書評]川島真編『ようこそ中華世界へ』 園田茂人
[書籍紹介]水口拓寿著『中国倫理思想の考え方』 高柳信夫
[資料]『中国研究月報』2022年総目次 第76巻第1号~第12号
[中国日誌]2022年12月
[光陰似箭]コロナ禍とデジタル資料 菅原慶乃
[お知らせ]表紙とコラムについて
2022年
第898号(2022年12月)
[記録]中国研究所×笹川平和財団「日中国交正常化」50周年連続講演会
第3回 歴史の中の日中50年―1972年体制を考える
基調講演(高原明生)・ディスカッションⅠ(井上正也)・ディスカッションⅡ(福田円)・ディスカッションⅢ(江藤名保子)
全体討論・質疑応答
【研究ノート】中国における都市化と農村生活―湖南省衡陽県何氏小組における家屋の間取りに着目して 劉運昂
[書評]石川禎浩著『中国共産党,その百年』 天児慧
[書評]毛里和子著『現代中国―内政と外交』 真水康樹
[書評]金海燕著『中国における義務教育―質の高い教育の実現に向けて』 山﨑直也
[書評]堀誠著『国語科教材の中の「中国」』 川上哲正
[書評]山本英史著『郷役と溺女―近代中国郷村管理史研究』 佐藤仁史
[書籍紹介]会田大輔著『南北朝時代―五胡十六国から隋の統一まで』 田熊敬之
[書籍紹介]武田雅哉・加部勇一郎・田村容子編著『中国文学をつまみ食い―『詩経』から『三体』まで』 山口早苗
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(6) 長井暁
[光陰似箭]中国,数字をめぐる同時代史 吉川次郎
[中国日誌]2022年11月
[燕京雑話]「保安」の中国―イデオロギーとしての「ゼロコロナ」という暴力 竹内健二
第897号(2022年11月)
[記録]中国研究所×笹川平和財団「日中国交正常化」50周年連続講演会
第2回 日中関係の50年を振り返る―変わったものと変わらないもの
講演Ⅰ(宮本雄二)・講演Ⅱ(劉傑)・講演Ⅲ(吉岡桂子)
全体討論・質疑応答
【論文】曹禺『雷雨』の恋愛観 瀬戸宏
[追悼]独行者の慧眼に導かれて―加々美光行先生の逝去を悼む 馬場公彦
[書評]益尾知佐子著『中国の行動原理—国内潮流が決める国際関係』 大澤肇
[書評]天児慧著『中国のロジックと欧米思考』 吉岡桂子
[書評]王東明著『中国株式市場の形成と発展(1978‒2020)―「移行経済型市場」と国際的インパクトを中心に』 門闖
[書評]柴田哲雄著『諜報・謀略の中国現代史—国家安全省の指導者にみる権力闘争』 富坂 聰45
[書評]花井みわ著『「辺境」の文化複合とその変容—東アジア文化圏を生きる中国朝鮮族』 木村自
[書評]卯田宗平著『鵜と人間—日本と中国,北マケドニアの鵜飼をめぐる鳥類民俗学』 上田信
[書評]熊野直樹・田嶋信雄・工藤章編『ドイツ=東アジア関係史 一八九〇−一九四五― 財・人間・情報』 鈴木楠緒子
[書評]櫻井智美・飯山知保・森田憲司・渡辺健哉編『元朝の歴史—モンゴル帝国期の東ユーラシア』 前野利衣
[光陰似箭]50年たてば 杉山文彦
[中国日誌]2022年10月
[お知らせ]2023年新春講演討論会「中国思想の政治的転回―天下と本土の間で」
第896号(2022年10月)
[記録]中国研究所×笹川平和財団「日中国交正常化」50周年連続講演会
全体趣旨 川島真
主催者挨拶 川上哲正・角南篤
第1回 国際関係の変容と日中関係―1972年からウクライナ危機まで
基調講演(北岡伸一)
ディスカッションⅠ(益尾知佐子)・ディスカッションⅡ(峯村健司)・ディスカッションⅢ(佐橋亮)
全体討論・質疑応答
【研究ノート】1930年代「満洲国」における民意の表出と反映―満洲国協和会全国聯合協議会を中心に 趙頔
[書評]馬場毅著『日中戦争と中国の抗戦―山東抗日根拠地を中心に』 丸田孝志
[書評]牛軍著・真水康樹訳『中国外交政策決定研究』 高橋知子
[書評]堀内義隆著『緑の工業化―台湾経済の歴史的起源』 湊照宏
[書評]松野敏之著『朱熹『小学』研究』 青木洋司
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(5) 長井暁
[燕京雑話]紅の翼 竹内健二
[中国日誌]2022年9月
[光陰似箭]中国における政策と法 國谷知史
[お知らせ]「日中国交正常化」50周年記念連続講演会(第5・6回)
[お知らせ]2022年度現代中国公開講座「中国の軍事戦略と東アジアの安全保障環境の変容」
第895号(2022年9月)
【論文】中国における革命外交と近代化の相克―1970年代の対外援助をめぐる政治過程 八塚正晃
【研究ノート】峰村喜蔵とその清国蚕糸業研究 王怡然
[書評]翟学偉著,朱安新・小嶋華津子編訳『現代中国の社会と行動原理─関係・面子・権力』 菱田雅晴
[書評]吉川次郎著『近代中国南方のメディア言説─辛亥革命期の雲南・広西とベトナム/日本』 村田雄二郎
[書籍紹介]山中永之佑著『帝国日本の統治法―内地と植民地朝鮮・台湾の地方制度を焦点とする』 川島真
[書籍紹介]鄔国義編校『『民約論』早期訳本合編与資料彙輯』 八百谷晃義
[燕京雑話]官吏と管理 竹内健二
[中国日誌]2022年8月
[光陰似箭]台湾海峡情勢の緊張と日中共同声明の意味 福田円
[お知らせ]「日中国交正常化」50周年記念連続講演会(第4回)
[お知らせ]2022年度第2回(第43回)現代中国研究会「日中国交正常化から50年~ NHKの周年特集番組はどう変遷してきたか~」
第894号(2022年8月)
特集=最新研究でみる辛亥革命への多角的視座(続)
【論文】辛亥革命後の「清室優待条件体制」と清室・旗人社会―ラストエンペラー溥儀のいた紫禁城と北京 阿部由美子
コメントⅡ 村田雄二郎
* * *
[書評]胡穎著『清末の中国人日本留学―派遣と経費を中心に』 今井航
[書評]曺貞恩著『近代中国のプロテスタント医療伝道』 土肥歩
[書評]陳柔縉著・中村加代子訳『台湾博覧会1935 スタンプコレクション』 やまだあつし
[書評]小林善文著『中国水環境の歴史と現在』 大塚健司
[書評]阿古智子著『香港―あなたはどこへ向かうのか』 金順姫
[書評]佐橋亮著『米中対立―アメリカの戦略転換と分断される世界』 前田宏子
[書評]柯隆著『「ネオ・チャイナリスク」研究―ヘゲモニーなき世界の支配構造』 伊藤信悟
[書籍紹介]王雲海・周劍龍・周作彩編著『よくわかる中国法』 久保茉莉子
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(4) 長井暁
[中国日誌]2022年7月
[光陰似箭]『富国徴兵』 三好章
[お知らせ]「日中国交正常化」50周年記念連続講演会プロジェクト
第893号(2022年7月)
特集=最新研究でみる辛亥革命への多角的視座(続)
【論文】辛亥革命と日本の外交―対中国国際借款団の展開過程を中心に 久保田裕次
コメントⅠ 櫻井良樹
* * *
【研究ノート】近代中国の文字改革における書法の役割―「標準草書」と文字改革の関係を中心に 張月
[書評]茅海建著『戊戌時期康有為・梁啓超的思想』(日本語訳『戊戌期における康有為・梁啓超の思想』) 八百谷晃義
[書評]村岡伸秋著『中国伝統農村社会の解体過程』 田原史起
[書評]中国モダニズム研究会編『夜の華―中国モダニズム研究会論集』 牧陽一
[燕京雑話]帝国の面影(封城記之3) 竹内健二
[中国日誌]2022年6月
[光陰似箭]ジェンダーは語らない 小嶋華津子
[お知らせ]「日中国交正常化」50周年記念連続講演会プロジェクト
第892号(2022年6月)
特集=最新研究でみる辛亥革命への多角的視座
特集にあたって 川上哲正・青山治世
[報告]近年における政治分野の辛亥革命史研究 八百谷晃義
【論文】辛亥革命前後の国家財政と皇室経費 佐藤淳平
* * *
[書評]楊際開・伊東貴之編『「明治日本と革命中国」の思想史――近代東アジアにおける「知」とナショナリズムの相互還流』 武藤秀太郎
[書評]二見剛史著『中国人留学生の父・松本亀次郎研究―その学問観と教育実践を中心として』 郭夢垚
[書評]高橋伸夫著『中国共産党の歴史』 石川禎浩
[書評]中兼和津次編『毛沢東時代の経済―改革開放の源流をさぐる』 八塚正晃
[書評]五十嵐隆幸著『大陸反攻と台湾―中華民国による統一の構想と挫折』 黄偉修
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(3) 長井暁
[中国日誌]2022年5月
[燕京雑話]「お札」の中国(封城記之2) 竹内健二
[光陰似箭]『中国年鑑2022』の発刊 伊藤一彦
第891号(2022年5月)
【論文】甲申政変における善後処理と清朝外交の制度運用―清朝外交への醇親王奕譞の関与を中心に 張天恩
[書評]大田由起夫著『銭躍る東シナ海―貨幣と贅沢の一五~一六世紀』 村井章介
[書評]石田卓生著『東亜同文書院の教育に関する多面的研究』 川上哲正
[書評]洪郁如著『誰の日本時代―ジェンダー・階層・帝国の台湾史』 三澤真美恵
[書評]近藤伸二著『彭明敏―蔣介石と闘った台湾人』 村上太輝夫
[書評]段瑞聡著『蔣介石の戦時外交と戦後構想 1941-1971』 藤井元博
[燕京雑話]封城記(只進不出) 竹内健二
[中国日誌]2022年4月
[光陰似箭]コロナ禍を憂いて中国近代史研究に想いを致す 金子肇
第890号(2022年4月)
【論文】1937年に実施された東亜同文書院生の中国語通訳従軍について 石田卓生
[中研70年史]所内報から見る中研の活動状況(8) 大里浩秋
[書評]林采成著『東アジアのなかの満鉄―鉄道帝国のフロンティア』 大野太幹
[書評]鄭浩瀾・中兼和津次編著『毛沢東時代の政治運動と民衆の日常』 松村史穂
[書評]廣野美和編著『一帯一路は何をもたらしたのか―中国問題と投資のジレンマ』 北野尚宏
[書評]太田出著『中国農漁村の歴史を歩く』 上田信
[書評]岩間一弘著『中国料理の世界史―美食のナショナリズムをこえて』 山本英史
[書評]坂部晶子編著『中国の家族とジェンダー―社会主義的近代化から転形期における女性のライフコース』 瀬地山角
[書評]首藤明和著『中国のムスリムからみる中国―N.ルーマンの社会システム理論から』 矢久保典良
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(2) 長井暁
[中国日誌]2022年3月
[燕京雑話]重き荷を負うモノ 竹内健二
[光陰似箭]中国の旬な女性芸人たち―賈玲と李雪琴 森平崇文
第889号(2022年3月)
【研究ノート】中国の高等教育大衆化の受け皿となった「独立学院」の廃止―蘇州大学文正学院の蘇州城市学院(市立大学)への転身の要因分析 澤谷敏行
[書評]中兼和津次著『毛沢東論―真理は天から降ってくる』 毛里和子
[書評]廣江倫子・阿古智子編『香港国家安全維持法のインパクト―一国二制度における自由・民主主義・経済活動はどう変わるか』 山田賢一
[書評]榎本泰子著『「敦煌」と日本人―シルクロードにたどる戦後の日中関係』 馬場公彦
[書評]田雁著,小野寺史郎・古谷創訳『近代中国の日本書翻訳出版史』 孫安石
[書評]稲森雅子著『開戦前夜の日中学術交流―民国北京の大学人と日本人留学生』 高柳峻秀
[書評]孫軍悦著『現代中国と日本文学の翻訳―テクストと社会の相互形成史』 秦剛
[書籍紹介]漢字文献情報処理研究会・千田大介・小島浩之編『デジタル時代の中国学リファレンスマニュアル』 宮脇雄太
[燕京雑話]影との戦い 竹内健二
[中国日誌]2022年2月
[光陰似箭]「求同存異」が突きつけた日中の断層 安江伸夫
第888号(2022年2月)
特集=「血の同盟」の来し方,いま,これから―中朝友好協力相互援助条約締結60年
特集にあたって 川島真
【論文】北朝鮮の対外政策における軍事同盟の目的 宮本悟
【論文】更新された中朝友好協力相互援助条約―米中対立下での中国の思惑 堀田幸裕
[論評]歴史の謎を解くカギは「内交」にあるかもしれない―ディスカッサントのコメント 朱建栄
[資料]北朝鮮の軍事同盟条約集 宮本悟(編集・翻訳)
[書評]清水稔著『曽国藩―天を畏れ勤・倹・清を全うした官僚』 田中比呂志
[書評]狹間直樹著『近代東アジア文明圏の啓蒙家たち』 吉澤誠一郎
[書評]木下光弘著『中国の少数民族政策とポスト文化大革命―ウランフの「復活」と華国鋒の知られざる「功績」』 熊倉潤
[批評]テレビは中国をどう描いてきたか(1) 長井暁
[お知らせ]第18回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
[中国日誌]2022年1月
[光陰似箭]山茱萸の頃 原宗子
第887号(2022年1月)
特集=バイデン政権と米中対立(2021年度現代中国公開講座)
特集にあたって 山田賢一
[報告Ⅰ]バイデン政権の対中政策 佐橋亮
[報告Ⅱ]中国の対米政策―内政と外交の文脈 加茂具樹
質疑応答
【研究ノート】戦後国民政府期における青島の中等学校教職員—華北占領期からの連続性を中心に 山本一生
[書評]小嶋華津子著『中国の労働者組織と国民統合―工会をめぐる中央-地方間の政治力学』 石井知章
[書評]麻田雅文著『蔣介石の書簡外交―日中戦争,もう一つの戦場』 松本和久
[燕京雑話]広場で踊れ! 竹内健二
[中国日誌]2021年12月
[光陰似箭]「中文日訳」二題―その「悩ましさ」について 高柳信夫
[資料]『中国研究月報』2021年総目次 第75巻第1号~第12号
2021年
第886号(2021年12月)
【論文】中国の都市末端における政府・共産党の統治の安定性―間接選挙を通じた社区幹部の人事異動メカニズム 橋本誠浩
[書評]周一川著『近代中国人日本留学の社会史―昭和前期を中心に』 見城悌治
[書評]張雲著『日中相互不信の構造』 井上正也
[書評]菊池秀明著『太平天国―皇帝なき中国の挫折』 渡辺祐子
[書評]笹川裕史編『現地資料が語る基層社会像―20世紀中葉 東アジアの戦争と戦後』 鄭浩瀾
[書評]六四回顧録編集委員会編『証言 天安門事件を目撃した日本人たち―「一九八九年六月四日」に何が起きたのか』 城山英巳
[書評]佐藤幸人・小笠原欣幸・松田康博・川上桃子著『蔡英文再選―2020年台湾総統選挙と第 2 期蔡政権の課題』 野嶋剛
[書評]小口彦太著『中国法―「依法治国」の公法と私法』 石塚迅
[書評]孫歌著,鈴木将久訳『思想史の中の日本と中国第Ⅰ部―歴史の「基体」を尋ねて』 中島隆博
[書評]濱田武志著『中国方言系統論―漢語系諸語の分岐と粤語の成立』 中西裕樹
[書籍紹介]伊藤博著『資料集 日中経済知識交流会(1979~2000年)』 横尾明彦
[中国日誌]2021年11月
[燕京雑話]「啓蒙」と「強国」の長距離走 竹内健二
[光陰似箭]「砲艦外交」と中国 青山治世
第885号(2021年11月)
【論文】清末陸軍留学生の学習実態と連隊生活 木村一樹
【研究ノート】清国留学生会館の設立と励志会・訳書彙編社との関係について 郭夢垚
[書評]氣賀澤保規編著『隋唐洛陽と東アジア―洛陽学の新地平』 佐川英治
[書評]羽根次郎著『物的中国論―歴史と物質から見る「大国」』 伊東貴之
[中国日誌]2021年10月
[光陰似箭]なぜ「歴史」なのか?―習近平政権の歴史政策 川島真
第884号(2021年10月)
特集=中国共産党の「百年」を考える
特集にあたって 川島真
[報告Ⅰ]結党から建国初期 石川禎浩
[報告Ⅱ]文化大革命期 谷川真一
[報告Ⅲ]改革開放期 益尾知佐子
[報告Ⅳ]習近平政権 鈴木隆
コメント 阿南友亮 天児慧
[書評]劉玲芳著『近代日本と中国の装いの交流史―身装文化の相互認識から相互摂取まで』 孫安石
[書評]久保亨著 『20世紀中国経済史論』 加島潤
[書評]峰毅著『中国セメント工業発展の歴史―一帯一路の先兵か』 丸川知雄
[書評]鳥谷一生著『中国・金融「自由化」と人民元「国際化」の政治経済学―「改革・開放」後の中国金融経済40年史』 岡嵜久実子
[書評]高橋五郎著『中国土地私有化論の研究―クライシスを超えて』 胡柏
[書評]張継元著『中国農村部における地域福祉の可能性―未富先老社会と福祉ミックス』 堀口正
[書評]伊藤亜聖著堀口正『デジタル化する新興国―先進国を超えるか,監視社会の到来か』 堀口正
[書籍紹介]蒲豊彦・倉田明子監訳『中国伝道四五年―ティモシー・リチャード回
想録』 小池求
[書籍紹介]輿水優著『中国語と私―学び,教え,究める,中国語に生きる』 杉山文彦
[中国日誌]2021年9月
[光陰似箭]人工知能に導かれて―大勲位金尺大綬章と鳩彦王 関智英
[燕京雑話]風水先生 竹内健二
第883号(2021年9月)
【論文】1930年代の福建省における日中「経済提携」―外務省の対福建省政策と福建省主席陳儀の対応 矢野真太郎
[書評]田中孝枝著『日中観光ビジネスの人類学―多文化職場のエスノグラフィ』 横田浩一
[書評]小川善照著『香港デモ戦記』 小栗宏太
[書評]ジョン・M・キャロル著,倉田明子・倉田徹訳『香港の歴史―東洋と西洋の間に立つ人々』 萩原隆太
[書評]蒲豊彦著『闘う村落―近代中国華南の民衆と国家』 阿南友亮
[書評]佐藤淳平著『近代中国財政史―「外省」から「地方」へ』 土居智典
[書評]藤井省三著『魯迅と世界文学』 何憶鴿
[中国日誌]2021年8月
[燕京雑話]コクチョウは舞い降りた 竹内健二
[光陰似箭]コロナ禍・日中高校生交流・南京虐殺事件 川上哲正
第882号(2021年8月)
【研究ノート】移行期中国における自営業=「個体戸」の発展動向(2) 菊池道樹
[中研70年史]所内報から見る中研の活動状況(7) 大里浩秋
[書評]小都晶子著『「満洲国」の日本人移民政策』 湯川真樹江
[書評]潘光哲著『「華盛頓神話」与近代中国政治文化』 小野寺史郎
[書評]笘米地真理著『尖閣問題―政府見解はどう変遷したのか』 石井明
[書評]平川均・町田一兵・真家陽一・石川幸一編著『一帯一路の政治経済学―中国は新たなフロンティアを創出するか』 上村淳
[書評]川島真・21世紀政策研究所編著『現代中国を読み解く三要素―経済・テクノロジー・国際関係』 杜崎群傑
[書籍紹介]シーラ・スミス著(伏見岳人・佐藤悠子・玉置敦彦訳)『日中 親愛なる宿敵―変容する日本政治と対中政策』 福田円
[燕京雑話]QOL/KOL 竹内健二
[中国日誌]2021年7月
[光陰似箭]貧困脱却の陰で 杉山文彦
第881号(2021年7月)
【論文】中国における無償師範生政策の実施状況とその限界―採用・配置のプロセスに着目して 王佳寧
[論評]テレビ局の「免許不更新」は報道の自由の侵害なのか―台湾の独立規制機関NCCによる中天ニュースチャンネルの免許更新否決をめぐって 山田賢一
[書評]川原秀城編『漢学とは何か―漢唐および清中後期の学術世界』 山村奨
[書評]陳肇斌著『中国市民の朝鮮戦争―海外派兵をめぐる諸問題』 服部隆行
[燕京雑話]百年(目)の孤高 竹内健二
[中国日誌]2021年6月
第880号(2021年6月)
【論文】中国の「双一流」政策の地方大学研究力向上に与える影響―蘇州大学の事例分析による日本の大学への示唆 澤谷敏行
[論評]近代化とファシズムの困難な関係について―久保亨『現代中国の原型の出現―国民党統治下の民衆統合と財政経済』(汲古書院,2020年)を読んで 衛藤安奈
[書評]薛化元主編『詳説台湾の歴史―台湾高校歴史教科書』 新田龍希
[書評]深串徹著『戦後台湾における対日関係の公的記憶』 清水麗
[書評]田村容子著『男旦(おんながた)とモダンガール―二〇世紀中国における京劇の現代化』 三須祐介
[書評]矜持の来し方行く末―代田智明監修 谷垣真理子・伊藤徳也・岩月純一編『戦後日本の中国研究と中国認識―東大駒場と内外の視点』を読む 白井啓介
[光陰似箭]『中国年鑑』(2021年版)の発刊と記念講演会 伊藤一彦
[中国日誌]2021年5月
[燕京雑話]過剰なる「精神」 竹内健二
第879号(2021年5月)
特集=外交記録公開―天安門事件関連文書を読む特集にあたって 川島真
[報告]外交官の中国認識はどう外交政策に反映されたか―天安門事件外交文書から見る「望ましい中国像」 城山英巳
[報告]1989年 6 月27日付「報告・供覧」から読み解く日本の対中外交 諏訪一幸
[書評]市川絋司著『天安門広場―中国国民広場の空間史』 吉見崇
[書評]奥村哲著『文化大革命への道―毛沢東主義と東アジアの冷戦』 中兼和津次
[書籍紹介]尾上兼英遺稿集Ⅰ〔近現代文学篇〕『魯迅私論外篇』 川上哲正
[書籍紹介]愛知大学国際問題研究所編『グローバルな視野とローカルの思考―個性とのバランスを考える』 三好章
[中国日誌]2021年4月
[燕京雑話]海南社会学・延安から西柏坡へ 竹内健二
[光陰似箭]「腺ペスト対策―ネズミを捕れ,ペストを防げ,猫を飼え」―1909年の『上海租界工部局公報』より 孫安石
第878号(2021年4月)
[論説]中国共産党史研究の史料利用と課題―内部発行の逐次刊行物を中心に 周俊
[書評]大里浩秋・内田青蔵・孫安石編著『東アジアにおける租界研究―その成立と展開』 渡辺千尋
[書評]熊野直樹著『麻薬の世紀―ドイツと東アジア一八九八― 一九五〇』 鈴木楠緒子
[書評]代珂著『満洲国のラジオ放送』 小都晶子
[書評]久保茉莉子著『中国の近代的刑事裁判―刑事司法改革からみる中国近代法史』 山口亮介
[書評]吉見崇著『中国司法の政治史 1928-1949』 金子肇
[書評]松本はる香編著『〈米中新冷戦〉と中国外交―北東アジアのパワーポリティクス』 川島真
[書評]山田七絵著『現代中国の農村発展と資源管理―村による集団所有と経営』 田中比呂志
[書評]片雪蘭著『不確実な世界に生きる難民―北インド・ダラムサラにおけるチベット難民の仲間関係と生計戦略の民族誌』 小松原ゆり
[中国日誌]2021年3月
[燕京雑話]踏み絵としての中国ワクチン 竹内健二
[光陰似箭]『シナの五にんきょうだい』と米中の例外主義 趙宏偉
第877号(2021年3月)
[記録]元国民党テクノクラートが語る土地行政と党内派閥―李鴻毅氏訪問記録 山本真
[書評]岡本隆司著『「中国」の形成―現代への展望』 嵯峨隆
[書評]上田信著『人口の中国史―先史時代から一九世紀まで』 宮内肇
[書評]嵯峨隆著『アジア主義全史』 杉山文彦
[書評]若林正丈・家永真幸編『台湾研究入門』 前野清太朗
[書評]坂本邦夫著『紀元2600年の満州リーグ―帝国日本とプロ野球』 高嶋航
[書評]岩間一弘編著『中国料理と近現代日本―食と嗜好の文化交流史』 村上陽子
[書評]張海栄著『思変与応変―甲午戦後清政府的実政改革(1895〜1899)』 八百谷晃義
[書籍紹介]尾上兼英遺稿集Ⅱ〔古典小説・藝能篇〕『中国小説史研究序説』 鈴木陽一
[お知らせ]第17回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
[中国日誌]2021年2月
[燕京雑話]美顔の中国 竹内健二
[光陰似箭]尖閣問題―「正体不明船」の背景を日本のテレビはなぜ報じない 安江伸夫
第876号(2021年2月)
特集=「逃亡犯条例改正反対デモ」と香港社会―当事者性へのアプローチ特集にあたって 倉田徹
【論文】香港における社会運動と法の関係―逃亡犯条例改正反対デモを手がかりに 萩原隆太
【論文】不協和音―香港逃亡犯条例改正反対デモに見るポピュラー音楽と抗議運動 小栗宏太
【論文】中国メディアから見る香港逃亡犯条例改正反対デモ―『環球時報』の視点を中心に エンシンキョク
[中国日誌]2021年1月
第875号(2021年1月)
特集=中・米対立の最先端―激動の香港と台湾(2020年度現代中国公開講座)
特集にあたって 山田賢一
[報告Ⅰ]香港国家安全維持法と東アジアへの影響 倉田徹
[報告Ⅱ]中国から台湾への多様なパワーの行使と東アジア国際政治―「ポストコロナ」の中台関係 福田円
質疑・応答
[書評]胡鞍鋼著・日中翻訳学院本書翻訳チーム訳『中国政治経済史論 鄧小平時代』 中津俊樹
[書評]佐藤量・菅野智博・湯川真樹江編『戦後日本の満洲記憶』 大沢武彦
[書評]黄克武著『顧孟餘的清高―中国近代史的另一種可能』 中村元哉
[書籍紹介]孫崎享著『朝鮮戦争の正体―なぜ戦争協力の全貌は隠されたのか』 伊藤一彦
[書籍紹介]岡本隆司・石川禎浩・高嶋航編訳『梁啓超文集』 小野寺史郎
[書籍紹介]銭俊華著『香港と日本―記憶・表象・アイデンティティ』 土肥歩
[光陰似箭]「非日常」的な経験 高柳信夫
[中国日誌]2020年12月
[燕京雑話]忍びずにしてコロナを養う 竹内健二
[資料]『中国研究月報』2020年総目次 第74巻第1号~第12号(863号~874号)
2020年
第874号(2020年12月)
特集=東アジアのコロナ禍を考える―伝染病と報道
特集にあたって 孫安石
感染症対策における「中国方式」の行方―COVIDー19のパンデミックとロックダウン 飯島渉
日本のバイラル情報(メディア流言)と潜在的輿論 佐藤卓己
台湾の新型肺炎対策への視点 川島真
中国CCTVの新型コロナ報道と愛国主義 孫安石
コロナを「封鎖」した中国 竹内健二
[記録]日中経済交流史研究会の総括―その成果と教訓 横井陽一
[書評]小浜正子著『一人っ子政策と中国社会』 福士由紀
[書籍紹介]飯島渉著『感染症の中国史―公衆衛生と東アジア』 関智英
[燕京雑話]共と儒の間 竹内健二
[中国日誌]2020年11月
[光陰似箭]管虎と映画『八佰』,『金剛川』 森平崇文
第873号(2020年11月)
【論文】体制転換期中国の教育収益率―実証分析に向けた予備的考察 馬欣欣・岩﨑一郎
【研究ノート】移行期中国における自営業=「個体戸」の発展動向(1) 菊池道樹
[書評]中村元哉編『憲政から見た現代中国』 砂山幸雄
[書評]川崎賢子著『もう一人の彼女――李香蘭/山口淑子/シャーリー・ヤマグチ』 古市雅子
[書評]笹川裕史編『戦時秩序に巣喰う「声」――日中戦争・国共内戦・朝鮮戦争と中国社会』 関智英
[光陰似箭]民法典までの40年 國谷知史
[燕京雑話]むき出しの中国 竹内健二
[中国日誌]2020年10月
第872号(2020年10月)
【論文】「五四新文化運動」再考 森川裕貫
【論文】“健康中国”へのみちのり―なぜ中国は健康政策を重視するのか 真殿仁美
[書評]関智英著『対日協力者の政治構想―日中戦争とその前後』 高柳峻秀
[書評]清水麗著『台湾外交の形成―日華断交と中華民国からの転換』 平川幸子
[書評]吉川純恵著『中国の大国外交への道のり―国際機関への対応をめぐって』 李彦銘
[書評]「南開大学と日本アーカイブス」を作る会編『南開と日本―南開大学と日本の百年 アーカイブスDVD』 西園寺一晃
[光陰似箭]「幽蘭」に導かれて―ある謎の女性について 関智英
[燕京雑話]時にはクルマの話を 竹内健二
[中国日誌]2020年9月
第871号(2020年9月)
【論文】中国深圳市における都市形成と住宅市場―土地収用と住宅価格の形成メカニズムをめぐって 万華
【論評】岐路に立つ習近平政権の対外政策理念
―新型大国関係と新型国際関係 川島真
[書評]太田出著『関羽と霊異伝説―清朝期のユーラシア世界と帝国版図』 殷晴
[書評]藤井省三著『魯迅と紹興酒―お酒で読み解く現代中国文化史』 秋吉收
[書評]松谷曄介著『日本の中国占領統治と宗教政策―日中キリスト者の協力と抵抗』 蒲豊彦
[書評]岡本隆司著『中国の誕生―東アジアの近代外交と国家形成』 小林亮介
[光陰似箭]『中国研究月報』編集の日々 川上哲正
[燕京雑話]酒・彝族・読書 竹内健二
[中国日誌]2020年8月
[お知らせ]投稿要領(原稿枚数など)の改定について
第870号(2020年8月)
【研究ノート】「釣魚嶼」が描かれた「琉球図」とその系統―明代史料『広輿図』を手がかりに(下) 青山治世
【論評】コロナ禍下の中朝・中韓関係―10年間の変化をふまえて 伊藤一彦
[書評]房迪著『日中国交正常化期の尖閣諸島・釣魚島問題―衝突を回避した領土問題処理の構造』 笘米地真理
[書評]新保敦子著『日本占領下のムスリム―華北および蒙疆における民族政策と女子教育』 矢久保典良
[書評]肖蘭著 『現代中国の就労・自立支援教育―都市コミュニティにおける労働・福祉と成人教育』 馬欣欣
[書評]高田幸男編著『戦前期アジア留学生と明治大学』 欒殿武
[書籍紹介]殿木圭一著『上海』 関智英
[書籍紹介]小島毅著『子どもたちに語る 日中二千年史』 川上哲正
[学而思]久し振りに『論語』を読んで 杉山文彦
[光陰似箭]『國民に愬(うつた)ふ』 三好章
[燕京雑話]医食同源,あるいは食と魂 竹内健二
[中国日誌]2020年7月
第869号(2020年7月)
【論文】政治宣伝と娯楽のはざまで―『中華日報』文芸欄「華風」の考察 山口早苗
【研究ノート】「釣魚嶼」が描かれた「琉球国」とその系統―明代史料『広輿図』を手がかりに(上) 青山治世
[書評]小笠原欣幸著『台湾総統選挙』 山田賢一
[書評]田原史起著『草の根の中国―村落ガバナンスと資源循環』 河野正
[書評]武藤秀太郎著『大正デモクラットの精神史―東アジアにおける「知識人」の誕生』 村田雄二郎
[書評]許珩著『戦後日華経済外交史1950ー1978』 深串徹
[報告]2019年度編集委員会報告 川上哲正
[光陰似箭]殷海光国際シンポジウムと梁実秋の日本家屋および映画『返校』 工藤貴正
[燕京雑話]ホラ,歴史の淵から…… 竹内健二
[中国日誌]2020年6月
第868号(2020年6月)
【論文】『旅行雑誌』と都市文化―1927〜1937年を中心に 易星星
【論評】「コロナ禍」後の世界を考える―責任あるリーダシップの不在と東ユーラシアにおける日本の立ち位置 田中哲二
[資料紹介]清藤幸七郎関係文書・写真について 関智英
[書評]佐藤賢著『中国ドキュメンタリー映画論』 土屋昌明
[書評]阪本ちづみ著『張恨水の時空間―中国近現代大衆小説研究』 濱田麻矢
[書評]岡田実著『日中未来遺産―中国「改革開放」の中の”草の根”日中開発協力の「記憶」』 岡崎雄兒
[書籍紹介]原島春雄著『近代中国断章』 川上哲正
[学而思]「満洲国」の帝位継承について 入江曜子
[光陰似箭]原島春雄教授のこと 高柳信夫
[燕京雑話]ボトムライン 竹内健二
[中国日誌]2020年5月
第867号(2020年5月)
特集=五四運動研究の新たな可能性―百周年を終えて
「五四運動研究の新たな可能性―百周年を終えて」に寄せて 川上哲正
【論文】「新文化運動」と「文化主義」―日中間の思想の同時代性と差異 竹元規人
【論文】五四運動と大正デモクラシー―日中両国の「知識人」を中心に 武藤秀太郎
【論文】芥川龍之介の長沙遊歴―1921年の排日運動を中心に 藤谷浩悦
[シンポジウム参加記]五四を思い起こす 川尻文彦
[報告]「五四運動百周年記念シンポジウム」概観 川上哲正
[書評]小林武著『中国近代思想研究』 佐藤豊
[燕京雑話]新時代人 竹内健二
[中国日誌]2020年4月
第866号(2020年4月)
特集=社会保障における多元主義の台頭と課題
特集「社会保障における多元主義の台頭と課題」によせて 澤田ゆかり
【論文】医療保障をめぐる官民の攻防―ITプラットフォーマーによる新たな医療保障の提供 片山ゆき
【論文】地域と家族の構造変動のなかの中国社会福祉 張継元
【論文】中国における貧困対策の新たな模索―政府と保険会社の協働における「扶貧」を中心に 朱珉
[書評]金子肇著『近代中国の国会と憲政―議会専制の系譜』 吉見崇
[書籍紹介]南村志郎著、川村範行・西村秀樹編『日中外交の黒衣六十年―三木親書を託された日本人の回想録』 川上哲正
[追悼]野村浩一さんを追悼する 大里浩秋
[燕京雑話]なみなみならぬ年 竹内健二
[中国日誌]2020年3月
第865号(2020年3月)
【論文】「無伊法」の結婚から「有伊法」の結婚へ―ある華僑家族史からみる「戦略的」婚姻関係 林涛
【論文】青島における公立小学校の「接収」と「再編」―戦後国民政府期を中心に 山本一生
[書評]範麗雅著『中国芸術というユートピア―ロンドン国際展からアメリカの林語堂へ』 中村みどり
[書評]石塚迅著『現代中国と立憲主義』 中村元哉
[書評]鄒燦著『「盧溝橋事件記念日」をめぐる日本と中国―政治的語りに見る日中戦争像の比較研究』 森巧
[書評]楊継縄著、辻康吾編、現代中国資料研究会訳『文化大革命五十年』 日吉秀松
[光陰似箭]台湾の特殊な選挙と台湾人の悲哀 趙宏偉
[燕京雑話]アナログとデジタルの間 竹内健二
[中国日誌]2020年2月
第864号(2020年2月)
【研究ノート】「満洲国」中等教育期間における中国人学生―就学者数の推移と卒業後進路の分析 黒川直美
[講演録]21世紀中盤に向けてのアメリカ・中国と日本―五百旗頭眞神戸大学名誉教授講演 峰毅(整理)
[論説]再び開く傷跡ー文化大革命後遺症 葛剣雄
[書評]趙宏偉著『中国外交論』 川島真
[書評]蒲豊彦編著、浦島悦子・和仁廉夫著『三竈島事件―日中戦争下の虐殺と沖縄移民』 土肥歩
[燕京雑話]強毒化する世界 竹内健二
[お知らせ]第16回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
第863号(2020年1月)
特集=中華人民共和国70年と今後の展望(2019年度現代中国公開講座)
2019年度公開講座特集にあたって 山田賢一
報告Ⅰー党支配は歴史的使命を終えるのか―建国70年に思う 毛里和子
報告Ⅱテクノロジーは中国社会をどう変えたか―監視技術と市民社会 梶谷懐
質疑・応答
[書評]藤谷浩悦著『井上雅二と秀の青春(一八九四~一九〇三)―明治時代のアジア主義と女子教育』 嵯峨隆
[光陰似箭]東アジアにおける歴史認識の交差点 川上哲正
[燕京雑話]資本主義の恐怖 竹内健二
[中国日誌]2019年12月
[資料]『中国研究月報』2019年総目次、第73巻第1号~第12号(851号~862号)
[資料]中国日誌2019年1月、2019年2月
中国研究月報 2019〜2010年
2019年
第862号(2019 .12)
【論文】中国・中央全面深化改革領導小組の機能と党政関係 渡辺直土
【論文】中国の日本研究専門雑誌『日本評論』およびその前身雑誌について―1930年代を中心に 潘吉玲
[書評]瀬戸宏著『中国の現代演劇―中国話劇史概況』 森平崇文
[書評]山口守著『巴金とアナキズム―理想主義の光と影』 河村昌子
[書評]豊岡康史・大橋厚子編『銀の流通と中国・東南アジア』 中川太介
[書評]忘れられた輝きが甦る―井口淳子著『亡命者たちの上海楽壇―租界の音楽とバレエ』 榎本泰子
[光陰似箭]さらば、報刊亭 青山治世
[燕京雑話]紅都物語 竹内健二
[中国日誌]2019年11月
第861号(2019 .11)
【論文】清末民初のミリタリズム 小野寺史郎
[書評]小林一美著『日中両国の学徒と兵士』 一ノ瀬俊也
[書評]小川利康著『叛徒と隠士―周作人の一九二〇年代』 伊藤徳也
[書評]『野草』百号記念号編集委員会編『中華文藝の饗宴―『野草』第百号』 鈴木将久
[書評]孫安石・大里浩秋編著『中国人留学生と「国家」・「愛国」・「近代」 石田卓生
[書評]久保亨著『日本で生まれた中国国歌―「義勇軍行進曲」の時代』 河野正
[書評]柯隆著『中国「強国復権」の条件―「一帯一路の大望とリスク』 山田賢一
[書評]趙錫麟・張中復主編『主命的伝承与延続―回教在台湾的発揚和展望』 平山光将
[書評]閻雲翔著『礼物的流動―一個中国村庄中的互恵規則与社会網絡』 星野麗子
[書籍紹介]桜美林大学・北京大学学術交流論集編集委員会編『日中新時代の基本的視座―教育・環境・文化から』
[光陰似箭]四川と重慶の旅 杉山文彦
[燕京雑話]The Lord of the Chinese 竹内健二
[中国日誌]2019年10月
第860号(2019. 10)
【論文】中国における政党宣伝部の形成―輿論誘導と言論監視の組織的統合 鈴木隆弘
【論文】中華人民共和国建国前夜における幹部の南下動員に関する考察―華北地域の農村・都市部の比較から 周俊
[書評]『天を相手にする―評伝宮崎市定』(井上文則著、国書刊行会) 吉澤誠一郎
[書評]『鉄道員と身体―帝国の労働衛生』(林采成著、京都大学学術出版会) 大野太幹
[書評]『「抗日」中国の起源―五四運動と日本』(武藤秀太郎著、筑摩書房) 小野寺史郎
[書評]『横浜華僑社会の形成と発展』―幕末開港期から関東大震災復興期まで』(伊藤泉美著、山川出版社) 岡野翔太
[光陰似箭]「烈士子女」と「官僚トップ」李鵬 趙宏偉
[燕京雑話]古稀の中国・羊城記 竹内健二
[中国日誌]2019年9月
第859号(2019.9)
【論文】近代日本の対中国事業と中島真雄―日清貿易研究所との関係を中心に 劉建雲
[インタビュー]満洲研究から国際文化関係論へ―平野健一郎氏訪談録(下) 関智英・村田雄二郎
[報告]現代中国研究会講演要旨 ウェブ時代の「自由の悩み」と「不自由の悩み」―二分化が進んだアジアの報道・言論の自由(講師:野嶋剛氏) 山田賢一
[書評]『中国東北における共産党と基層民衆1945-1951』(隋藝著 創土社) 阿南友亮
[書評]『晩清人物叢考』(戴海斌著、生活・読書・新知三聯書店) 八百谷晃義
[書評]『世界史のなかの文化大革命』(馬場公彦著、平凡社) 中津俊樹
[光陰似箭]「光復香港」 伊藤一彦
[燕京雑話]再び持久戦を論ず 竹内健二
[中国日誌]2019年8月
第858号(2019.8)
【論文】呉佩孚擁立工作と日支民族会議 関智英
[インタビュー]満洲研究から国際文化関係論へ―平野健一郎氏訪談録(中) 関智英・村田雄二郎
[論評]岸本美緒氏の書評に答えて 岡本隆司
[書評]『高橋和己の文学と思想―その〈志〉と〈憂愁〉の彼方に』(太田代志朗・田中寛・鈴木比佐雄編、コールサック社)ー高橋和巳の「言葉」は現代でも有効か? 八柏龍紀
[光陰似箭]ウツ県で探鳥会 杉山文彦
[中国日誌]2019 年7月
第857号(2019.7)
【論文】〈階級〉から〈格調〉へ―ベストセラー『格調』と中国における中間層構築に関する考察 何憶鴿
[インタビュー]満洲研究から国際文化関係論へ―平野健一郎氏訪談録(上) 関智英・村田雄二郎
[書評]『中国興業銀行の崩壊と再建―第一次世界大戦後のフランスの政治・経済・金融的対抗』(篠永宣孝著 春風社) 本野英一
[書評]『中国、香港、台湾におけるリベラリズムの系譜』(中村元哉著 有志舎) 倉田徹
[書評]『中国の音楽思想―朱載イクの十二平均律』(田中有紀著、東京大学出版会) 新居洋子
[書評]『日中戦争前史』上・下巻(笠原十九司著、高文研) 広中一成
[報告]中国チベット自治区訪問雑感 田中哲二
[中国日誌]2019年6月
第856号(2019.6)
【論文】「満洲国」における興農合作社の組織化と水稲奨励品種の普及活動 湯川真樹江
【論文】清末山西省留日学生の地方自治思想の受容 程書嘉
[書評]『清末中国の士大夫像の形成―郭嵩トウの模索と実践』(小野泰教著、東京大学出版会) 佐々木揚
[書評]『現代中国の省察―「百姓」社会の視点から』(李暁東著、国際書院) 小野泰教
[書評]『近代日本の中国観―石橋湛山・内藤湖南から谷川道雄まで』(岡本隆司著、講談社) 岸本美緒
[報告]2018年度編集委員会報告 川上哲正
[光陰似箭]「光陰似箭」の台湾政治 福田円
[中国日誌]2019年5月
第855号(2019.5)
【論文】恐怖から分身へ―中国早期ホラー映画『深夜の歌声』における視覚と音声に関する一考察 王玉輝
【論文】中国におけるモンゴル語の「標準語」問題―中国建国初期からポスト「文革」期まで(上) テグス
[書評]『現代台湾と〈1945〉―「跨境」する歴史経験』(岩波書店『思想』、2017年7月号) 若松大祐
[中研70年史]その12 所内報から見る中研の活動状況(6) 大里浩秋
[光陰似箭]東豊書店の閉店を惜しむ 川上哲正
[中国日誌]2019年4月
第854号(2019.4)
【論文】中国におけるモンゴル語の「標準語」問題―中国建国初期からポスト「文革」期まで(上) テグス
【論文】中国の銀行における雇用改革と労働市場の形成―中国農業銀行の事例分析を中心に 馬嘉繁
[書評]『アメリカと中国』(松尾文夫著、岩波書店) 家永真幸
[書評]『上海モダン―『良友』画報の世界』(孫安石・菊池敏夫・中村みどり編 勉誠出版) 白戸健一郎
[書評]『娘たちのいない村―ヨメ不足の連鎖をめぐる雲南ラフの民族誌』(堀江未央著、京都大学学術出版会) 中川太介
[書評]『留学生は近代日本で何を学んだのか―医薬・園芸・デザイン・師範』(見城悌治著、日本経済評論社) 浜口裕子
[書籍紹介]『日本の漢詩―鎌倉から昭和へ』/『中国現代文学傑作セレクション―1910年代-40年代のモダン・通俗・戦争』/『日中戦争と中ソ関係―1937年ソ連外交文書』/『戦前期中国関係雑誌細目集覧』
[光陰似箭]慈愛とAI 杉山文彦
[中国日誌]2019年3月
第853号(2019.3)
特集=香港現代史における「連続性」の検討―両岸四地の関係性の中で
香港現代史における「連続性」の検討―両岸四地の関係性の中で 谷垣真理子
【論文】両岸四地にみるグローバリゼーション下の民主化の行方―ポピュリズムの台頭に映る「もう一つの民主主義」の形成 森一道
【論文】1970年代初期の米国と香港の保釣運動に関する試論―運動の左傾化を中心に 倪捷
【論文】第二次世界大戦後の香港左派の形成 谷垣真理子
[書評]聞鶏起舞―近代を跳んだダンサーたち(星野幸代著『日中戦争下のモダンダンス―交錯するプロパガンダ』汲古書院) 鈴木直子
第852号(2019.2)
【論文】中国農村における「精準扶貧」政策およびその実施状況-安徽省含山県の事例分析を手がかりに 陳艶
【論文】建国初期における中国農村部の基礎教育の発展と農村学校教員-山東省泗水県を例として 蘇于君
[インタビュー]張柔武氏が語る自分史―音楽教師として、そして祖父張謇・日本との関わりなど 高田幸男(訳)
[書評]『プラナカンの誕生―海峡植民地ペナンの華人と政治参加』(篠崎香織著、九州大学出版会) 松村智雄
[光陰似箭]文化大革命と向き合うこと 川上哲正
[お知らせ]第15回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
第851号(2019.1)
特集=改革開放40周年と習近平新時代ー2018年度現代中国公開講座(第28回中国研究サロン)
2018年度公開講座にあたって 山田賢一
[報告Ⅰ]解け難いジレンマ―日中関係における政治・安保上の対抗と経済・文化面の共生 初暁波
[報告Ⅱ]中国経済の正念場―米中貿易戦争の行方と習近平の政策課題 柯隆
質疑・応答
[書評]『社会主義体制下の上海経済―計画経済と公有化のインパクト』(加藤潤著、東京大学出版会) 今井就稔
[書評]『中国工業化の歴史―化学の視点から』(峰毅著、日本僑報社) 上西啓
[書評]『植民地期台湾の映画―発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』(三澤真美恵編、東京大学出版会) 胎中千鶴
[書評]『中国法制史』(寺田浩明著、東京大学出版会) 高見澤磨
[光陰似箭]「椿」は落葉し「柏」は常緑 杉山文彦
[資料]『中国研究月報』2018年総目次 第72巻第1号~第11号
2018年
第850号(2018 .12)
【論文】南京大虐殺事件の戦後日本文学表現史論―東京裁判からのアプローチ 陳童君
【研究ノート】建国前後における飛び地の帰属をめぐる村人のかけひきと行政の対応 中井明
[報告]丁玲の浙江への旅―第13回丁玲学会報告 田畑佐和子
[書評]『中国経済学入門―「曖昧な制度」はいかに機能しているか』(加藤弘之著、名古屋大学出版会) 松村史穂
[書評]『中国古典学への招待―目録学入門』(程千帆・徐有富著、向嶋成美ほか訳 研文出版) 内山直樹
[書籍紹介]山本憲関係資料研究会編『変法派の書簡と『燕山楚水紀遊』/日本植民地研究編『日本植民地研究の論点』
[光陰似箭]はじめての武漢―辛亥革命記念施設と旧漢口租界 青山治世
[眼光紙背]非対称の世界における消臭剤と除霊の関係 竹内健二
[中国日誌]2018年11月
第849号(2018.11)
【論文】清末、中国人日本留学生の近代国民意識形成に関する一考察―1896年から1901年までの留学生界に着目して 孫瑛鞠
【研究ノート】台湾海峡、馬祖列島の近現代史と島民の生活誌―日中戦争時期から冷戦時期までを中心に 山本真・胡艶紅
[回顧録]1967年の北京―1年間の見分滞在記 平井博二
[書評]『黄砂の越境マネジメント―黄土・植林・援助を問い直す』(深尾葉子、大阪大学出版会) 杉山文彦
[光陰似箭]中国近現代史で間違いやすい漢字 関智英
[眼光紙背]巨星墜つ 竹内健二
[中国日誌]2018年10月
第848号(2018.10 )
【論文】中国外交における「韜光養晦」の再検討―1996年から用いられるようになった国内の対外強硬派牽制のための言説 山崎周
【研究ノート】清末期、中国女学堂再考―日本「華族女学校規則」の受容を中心に 孫長亮
[論評]『魯迅文学の淵源を探る―「摩羅詩力説」材源考』を読む(北岡正子著、汲古書院) 下出鉄男
[書評]『儒教と革命の間―東アジアにおける徐復観』(黄俊傑著、緒形康訳、集広舎) 竹内健二
[書評]『中国外交史』(益尾知佐子・青山瑠妙・三船恵美・趙宏偉著、東京大学出版会) 趙宏偉
[書評]『近代中華民国法政の構築―習慣調査・法典編纂と中国法学』(西英昭著、九州大学出版会) 久保茉莉子
[光陰似箭]河西回廊の旅 杉山文彦
[眼光紙背]ノラが家出してから何年たったか 竹内健二
[中国日誌]2018年9月
第847号(2018.9)
【論文】中国における社外取締役制度―少数株主保護、二重の支配力、期待される役割とその限界 顧馨怡
[インタビュー]孫文研究と宮崎家文書―久保田文次氏訪談録(下)
[報告]「東アジアのネットと民主」台北シンポジウム2018 山田賢一
[書評]『竹内好とその時代―歴史学からの対話』(黒川みどり・山田智編、有志舎) 川上哲正
[書評]『族群―現代台湾のエスニック・イマジネーション』(王甫昌著、松葉隼・洪郁如訳、東方書店) 羽根次郎
[書籍紹介]『現代中国の政治制度―時間の政治と共産党支配』(加茂具樹・林載桓著、慶應義塾大学出版会) 吉川純恵
[書籍紹介]『女性記者・竹中繁のつないだ現代中国と日本―一九二六~二七年の中国旅行日記を中心に』(山崎真紀子・石川照子・須藤瑞代・藤井敦子・姚毅著、研文出版) 関智英
[眼光紙背]日中EVは急速充電器の夢を見る 竹内健二
[中国日誌]2018年8月
第846号(2018 .8)
【論文】台湾イスラーム教団体の機関誌とその思想―中国回教青年会機関誌『回教文化』を事例に 平山光将
[インタビュー]孫文研究と宮崎家文書―久保田文次氏訪談録(上)
[書評]『宣教師漢文小説の研究』(宋莉華著、鈴木陽一監訳、青木萌訳、東方書店)新居洋子
[書評]『砂糖の帝国―日本植民地とアジア市場』(平井健介著、東京大学出版会)一ノ瀬雄一
[書評]『族群―現代台湾のエスニック・イマジネーション』(王甫昌著、松葉隼・洪郁如訳、東方書店)羽根次郎
[書評]『書院生、アジアを行く―東亜同文書院生が見た20世紀前半のアジア』 土屋洋
[書籍紹介]『北朝鮮 核の資金源―「国連捜査」秘録』(古川勝久著、新潮社) 伊藤一彦
[書籍紹介]『チャイナ・インパクト―近隣からみた「台頭」と「脅威」』(園田茂人・デヴィッド・S・G・グッドマン編) 関智英
[書籍紹介]『蘇州花街散歩―山トウ街の物語』(大木康著、汲古書院) 関智英
[光陰似箭]人民民主主義と朱子学 杉山文彦
[眼光紙背]軍と警察の間/西南游記 竹内健二
[中国日誌]2018年7月
第845号(2018 .7)
【研究ノート】中華人民共和国における方言番組をめぐる政策の変遷 小田格
【報告】エネルギーにおける中国・ロシア関係(2017年10月24日「21世紀シルクロード研究会」)本村真澄
[書評]『中国の国家体制をどうみるか―伝統と近代』(渡辺信一郎・西村成雄編 汲古書院)島田美和
[書評]『中国共産党とメディアの権力関係―改革開放期におけるメディアの批判報道の展開』(王冰著、明石書店)山田賢一
[書評]『商人たちの広州―一七五〇年代の英清貿易』(藤原敬士著 東京大学出版会) 村上衛
[書評]『日中外交関係の改善における環境協力の役割―学生懸賞論文集(若者が考える「日中の未来」Vol.3)』(宮本雄二監修 日本日中関係学会編 日本僑報社) 大塚健司
[光陰似箭]近年の中国のテレビ番組考 孫安石
[眼光紙背]国と資本とエピキュリアン 竹内健二
[中国日誌]2018年6月
第844号(2018.6)
【論文】他者化への抵抗―「連環套」の霓喜像について 陸洋
【資料紹介】民国6年(1917)の京畿水災と善後河工対策―「河工討論会議事録」を中心に 森田明
[書評]「排外」と「受容」のあいだ―土肥歩『華南中国の近代とキリスト教』(東京大学出版会) 山本真
[書評]『清末政治史の再構築―日清戦争から戊戌政変まで』(宮古文尋著、汲古書院)八百谷晃義
[書評]『中国のマンガ〈連環画〉の世界』(武田正哉著、平凡社)瀧下彩子
[書評]『WTO体制下の中国農業・農村問題』(田島俊雄・池上彰英編 東京大学出版会) 大島一二
[光陰似箭]『中国年鑑2018』の刊行 伊藤一彦
[眼光紙背]マルクスはどこかで 竹内健二
[中国日誌]2018年5月
第843号(2018.5)
【論文】中国の国際関係における戦略認知と対日政策との関連性 張雲
[報告]米中関係の長期的な展望:競争関係へ 川島真
[書評]『中国と南沙諸島紛争―問題の起源、経緯と「仲裁裁定」後の展望(呉士存著、朱建栄訳、花伝社) 石井明
[書評]『日中漂流―グローバル・パワーはどこへ向かうか』(毛里和子著 岩波書店) 兪敏浩
[書評]『地域から考える世界史―日本と世界を結ぶ』(桃木至朗監修、藤村泰夫・岩下哲典編、勉誠出版) 吉田久治
[書評]『北伐と西征―太平天国前期史研究』(菊池秀明著、汲古書院) 倉田明子
[書評]『中華民国専題史 第八巻―地方政治与郷村変遷』(趙興勝・高純淑・許暢・楊明哲著 南京大学出版社) 鈴木航
[眼光紙背]廬山の真面目 竹内健二
[中国日誌]2018年4月
第842号(2018.4)
【論文】「国語」教育の分断と連帯―1900年代後半のシンガポール華人社会における初等学堂の設立に関する一考察 持田洋平
【論文】中国演劇におけるゴドーの造形―林兆華を中心に 榊原真理子
【研究ノート】現代中国外交と「周辺」の関係性について―政府報告活動から見る「周辺」の曖昧化の進行 山﨑周
[書評]『中国近代開港場とキリスト教―洪仁カンが見た「洋」社会』(倉田明子著、東京大学出版会)手代木有児
[書評]『中国近代外交官群体的形成(1861-1911)』(李文杰著、生活・読書・新知三聯書店) 箱田恵子
[書評]〈治〉・〈癒〉のコペルニクス的転回に向けて(角屋明彦著 白帝社『古典のなかの〈治療世界〉―〈癒〉へのインサイド・アウト』) 関修
[書籍紹介]『中国対外行動の源泉』(加茂具樹編著 慶應義塾大学出版会) 矢久保典良
[書籍紹介]『中国の公共性と国家権力―その歴史と現在』(小嶋華津子・島田美和編 慶應義塾大学出版会) 吉見崇
[書籍紹介]『儒教が支えた明治維新』(小島毅著、晶文社) 竹内健二
[書籍紹介]『なぜ、習近平は激怒したのか―人気漫画家が亡命した理由』(高口康太著、祥伝社) 竹内翔馬
[眼光紙背]現実から目をそらす地政学 竹内健二
[中国日誌]2018年3月
第841号(2018.3)
【論文】中華人民共和国建国に伴う宣教師のディアスポラ―冷戦初期台湾におけるキリスト教界の再編を中心に 劉ブン(雨かんむりの下に文)
【論文】中国における中間所得層の高齢者福祉の行方―浙江省仙居県域の事例より 古川ゆかり
[報告]「民国史の中の陳独秀」シンポジウムの記録 関智英・矢久保典良
[書評]『中国ナショナリズム―民族と愛国の近現代史』(小野寺史郎著、中央公論新社) 吉澤誠一郎
[書評]『現代中国の医療行政―「統制」から「予期せぬ放任」へ』(金貝著、東京大学出版会) 朱珉
[書評]『台湾北部タイヤル族から見た近現代史―日本植民地時代から国民党政権時代の「白色テロ」へ』(菊池一隆著、集広舎) 服部隆行
[光陰似箭]出版が相次ぐ思想家の「全集」高柳信夫
[眼光紙背]高官たちの「悪夢」 竹内健二
[中国日誌]2018年2月
第840号(2018.2)
【論文】「報告」から「文選」へ―鄧小平「西南地区の少数民族問題について」をめぐる一考察 美麗和子
【研究ノート】『華語萃編』初集にみる東亜同文書院中国語教育の変遷―統計的手法を援用した研究 石田卓生
[書評]『国宝の政治史―「中国」の故宮とパンダ』(家永真幸著 東京大学出版会) 小野寺史郎
[書評]『対日協力戦線とその周辺―自主・協力・抵抗』(愛知大学国際問題研究所編集委員会 あるむ)鈴木航
[光陰似箭]中国指導部の新人事を見て 伊藤一彦
[お知らせ]第14回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
[眼光紙背]政府の「削減」と新たな波風 竹内健二
[中国日誌]2018年1月
第839号(2018.1)
特集=19回党大会後の中国
2017年度現代中国公開講座(第25回中国研究サロン)(2017年11月11日、科学技術振興機構 東京本部B1F 大会議室)
2017年度公開講座にあたって 山田賢一
[報告Ⅰ]共産党大会後の中国経済をどう見るのか? 齋藤尚登
[報告Ⅱ]中国共産党19回大会の習近平政権の動向 金子秀敏
質疑・応答
[論評]秋山洋子の遺したもの―日・中女性学の研究と交流 田畑佐和子
[書評]『蔣介石の「国際的解決」戦略:1937-1941「蒋介石日記」から見る日中戦争の深層」』(鹿錫俊著、東方書店) 左春梅
[書評]『漢詩名作集成 中華編』(宇野直人著、明徳出版社)・『漢詩名作集成 日本編』(李寅生著、宇野直人・松野敏之監訳、明徳出版社) 大橋賢一
[眼光紙背]三舎を避けるな 竹内健二
[中国日誌]2017年12月
[資料]『中国研究月報』2017年総目次第71巻第1号~第12号
2017年
第838号(2017.12)
【論文】「新内モンゴル人民革命党」粛清運動への道 テグス
【研究ノート】済南市における小売業の近代化―中国地方中核都市における流通近代化の一考察 石鋭
[書評]『最後の「天朝」―毛沢東・金日成時代の中国と北朝鮮』(沈志華著、朱建栄訳、岩波書店) 伊藤一彦
[書評]『戊戌政変の衝撃と日本―日中聯盟論の模索と展開』(藤谷浩悦著、研文出版) 戴海斌(青山治世訳)
[追悼]代田智明君を追悼する 大里浩秋
[眼光紙背]中国の勝ち……? 竹内健二
[中国日誌]2017年11月
第837号(2017.11)
【論文】中華民国の対日賠償要求と米中関係―日本海軍の残存艦艇処分問題を中心に 団陽子
[学界動向]日本の孫文研究・最近25年間の事情/課題(下)―横山宏章・深町英夫両氏の研究から見えること 篠崎守利
[報告]学生主体の日中交流活動の可能性と課題に関して―日中学生交流団体freebirdの活動を通した分析 中島大地
[学会参加記]東京・上海・フフホト:盧溝橋事件80周年関連の会議に参加して 関智英
[書評]『近現代中国人日本留学生の諸相―「管理」と「交流」を中心に』(大里浩秋・孫安石編著、御茶の水書房)高田幸男
[書籍紹介]『日本語と中国語の落し穴―用例で身につく「日中同字異義語100』(久佐賀義光著、日本僑報社) 伊藤一彦
[書籍紹介]『ナゾの国 おどろきの国 でも気になる国 日本―中国人ブロガー22人の「ありのまま」体験記(中国人気ブロガー招へいプロジェクト編、周藤由紀子訳、日本僑報社) 小林義之
[書籍紹介]『近代日中関係史の中のアジア主義―東亜同文会・東亜同文書院を中心に』(馬場毅編、あるむ) 関智英
[光陰似箭]マキャベリ『ディスコルシ』を読む 三好章
[眼光紙背]中国軍の気風と人事、管理及び腐敗の関係 竹内健二
[中国日誌]2017 年10月
第836号(2017.10)
【論文】“闘争の果実”と農村経済―1945-47 年山東省南西部 荒武達朗
【論文】境界を生み出す社会的メカニズム―日中韓の伝統医学を事例として 松本理可子
[学界動向]日本の孫文研究・最近25年間の事情/課題(上)―横山宏章・深町英夫両氏の研究から見えること 篠崎守利
[書評]『中国外交とプラグマティズム―一九五〇年代における中国の対英政策(廉舒著、慶應義塾大学出版会) 林大輔
[新刊紹介]『李徳全―日中国交正常化の「黄金のクサビ」を打ち込んだ中国人女性』(程麻・林振江著、林光江・古市雅子訳、石川好監修、日本僑報社) 武吉次朗
[光陰似箭]習近平総書記2035年82歳 趙宏偉
[眼光紙背]軍賛美で体制批判、武田泰淳のアイロニー 加藤朗・竹内健二
[中国日誌]2017年9月
第835号(2017.9)
【論文】中国外交 地域大国から世界大国への質的転換(2006~) 趙宏偉
[書評]『近現代中国における社会と国家―福建省での革命、行政の制度化、戦時動員』(山本真著、創土社) 荒武達朗
[書評]『現代中国の中産階級―メディアと人々の相互作用』(周倩著、亜紀書房) 山田賢一
[中研70年史]その9 所内報から見る中研の活動状況(4) 大里浩秋
[光陰似箭]哈爾浜から満洲里 杉山文彦
[眼光紙背]危うさ、変化、回避 竹内健二
[中国日誌]2017年8月
第834号(2017.8)
【研究ノート】清末中国人日本視察旅行記に見る筆談記録―呉汝綸の『東遊叢録』を中心に 呂順長
【研究ノート】旅順・大連回収期における天津の日貨排斥運動―天津商会を中心に 王耀振
[書評]『統計でみる中国近現代経済史』(久保亨・加島潤・木越義則著、東京大学出版会) 川井悟
[書評]『戦時上海グレーゾーン―溶融する「抵抗」と「協力」』(堀井弘一郎・木田隆文編、勉誠出版) 山口早苗
[書評]『第一次世界大戦期の中国民族運動―東アジアの国際関係に位置づけて』(笠原十九司著、汲古書院) 川上哲正
[書評]『復興と堕落の近代中国仏教―日本仏教との邂逅とその歴史像の構築』(エリック・シッケタンツ著、法蔵館) 関智英
[書評]これぞ娯楽小説の極み―閻連科著『炸裂志』(泉京鹿訳、河出書房新社) 谷川毅
[眼光紙背]追悼、そしてストロングマン 竹内健二
[中国日誌]2017年7月
第833号(2017.7)
【論文】中国における「突発的事件」をめぐる「批判報道」の展開―『南方都市報』の炭鉱事故報道を事例に 王冰
【研究ノート】北平市社会局の成立と慈善事業のゆくえ―香山慈幼院と龍泉孤児院への監督・指導に着目して 大江平和
[書評]『政道と政体―近代日本における中国観察』(何鵬挙著、勁草書房) 萩原稔
[書評]『台湾と尖閣ナショナリズム―中華民族主義の実像』(本田善彦著、岩波書店) 本田親史
[書評]『現代中国の期限を探る史料ハンドブック』(中村元哉・大澤肇・久保亨編、東方書店) 森巧
[書評]『歴史の周縁から―先鋒派作家格非、蘇童、余華の小説論』(森岡優紀著、東方書店) 和田知久
[眼光紙背]融合と競争と 竹内健二
[中国日誌]2017年6月
第832号(2017.6)
【論文】「満洲」綿羊改良事業再考―開始時期・事業主体に注目して 靳巍
【研究ノート】中華人民共和国福建省東部におけるビン(門がまえに虫)東語テレビ放送について 小田格
[書評]『多角的視点から見た日中戦争―政治・経済・軍事・文化・民族の相克』(馬場毅編、集広舎) 島田輔
[書評]『中国共産党による「人民代表会議」制度の創成と政治過程―権力と正統性をめぐって』(杜崎群傑著、御茶の水書房) 隋藝
[書評]『台湾をめぐる安全保障』(安田淳・門間理良編著、慶應義塾大学出版会) 塩沢英一
[報告]第17回両岸三地歴史学研究生論文発表大会参加記 鶴園裕基・松野友美・吉田(美馬)芳江
[光陰似箭]『中国年鑑2017』の刊行 伊藤一彦
[中国日誌]2017年5月
第831号(2017.5)
【論文】書く少女、書かれる少女―綿矢りさ『ひらいて』と張悦然「黒猫は眠らない」論 陳晨
[書評]『抗戦時期的淪陥区与偽政権』(中華民国専題史第12巻)(張同楽・馬俊亜・曹大臣・楊維真著、南京大学出版社) 関智英
[書評]『日中映画交流史』(劉文兵著、東京大学出版会) 三澤真美恵
[書評]『ニクソン訪中機密会談録【増補決定版】』(毛里和子・毛里興三郎訳、名古屋大学出版会) 福田円
[書評]『覇王習近平―メディア支配・個人崇拝の命運』(加藤青延著、展望社) 近藤大介
[書評]『習近平時代のネット社会―「壁」と「微」の中国』(古畑康雄著、勉誠出版) 山田賢一
[中研70年史]初期の中国語研修学校、併せて文革について 横川伸
[報告]2016年度『中国研究月報』編集委員会報告 川上哲正
[光陰似箭]Fake in the details 竹内健二
[追悼]小島晋治先生を憶う 杉山文彦
[中国日誌]2017年4月
第830号(2017.4)
【論文】李安(アン・リー)の『ラスト、コーション』における上海イメージ 陳悦
【論文】越境する力:シンガポールの日常における第三の場所―華人イスラム教改宗者の事例から ヤスコ・ハッサル・コバヤシ
[書評]『二重の罠を超えて進む中国型資本主義―「曖昧な制度」の実証分析(加藤弘之・梶谷懐編著、ミネルヴァ書房) 田中修
[書評]『東アジアの覚醒―近代日中知識人の自他認識』(徐興慶著、研文出版) 緒形康
[書評]『植民地を読む―「贋」日本人たちの肖像』(星名宏修著、法政大学出版局) 新田龍希
[光陰似箭]『「順天時報」社論・論説目録』を編集して 青山治世
[中国日誌]2017年3月
第829号(2017.3)
【論文】日露戦争期における清国の中立政策について―「中立声明」と「局外中立条規」の分析 楊国棟
【研究ノート】中国のSNSミニブログ「weibo」における日本関連情報についての一考察 魏然
[書評]『中国の教育救国―近現代教育家評伝』(小林善文著、汲古書院) 戸部健
[書評]『習近平の政治思想形成』(柴田哲雄著、彩流社) 王元
[書評]『中国国有農場の変貌―巨大ジャポニカ米産地の形成』(朴紅著、筑波書房) 山田七絵
[書評]『中国のシェイクスピア』(瀬戸宏著、松本工房) 河合祥一郎
[光陰似箭]下等遊民と文化大革命 杉山文彦
[中国日誌]2017年2月
第828号(2017.2)
【論文】中国・都市住民の階層意識及びその決定要因―1997年・2008年天津市民調査に基づいて 魏イ(示へんに韋)・厳善平
【研究ノート】中華人民共和国江蘇省における方言番組とその規制―関係通知の策定背景及び運用実態を中心に 小田格
[書評]『超大国・中国のゆくえ3共産党とガバナンス』(菱田雅晴・鈴木隆著、東京大学出版会) 毛里和子
[書評]『超大国・中国のゆくえ4経済大国化の軋みとインパクト』(丸川知雄・梶谷懐著、東京大学出版会) 遊川和郎
[書評]『清代文書資料の研究』(加藤直人著、汲古書院) 村上信明
[書評]『アズキと東アジア―日中韓台の域内市場と通商問題』(田島敏雄・張馨元・李海訓編著、御茶の水書房) 宮内雄史
[時評]新たな米中関係とTPP・RCEP―日本の立ち位置 田中哲二
[光陰似箭]150年という周年―孫文生誕150周年記念国際学術シンポジウムから 川上哲正
[お知らせ]第13回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
[中国日誌]2017年1月
第827号(2017.1)
特集=中国、膨張の中の不安
2016年度現代中国公開講座(第21回CRCC中国研究サロン)(2016年11月12日、科学技術振興機構、東京本部B1F大会議室)
2016年度公開講座にあたって 山田賢一
報告Ⅰ 中国経済の現状と課題 田中修
報告Ⅱ 中国の東シナ海・南シナ海政策―習近平の世界戦略の視点から 趙宏偉
質疑・応答
[中研70年史]その8インタビュー1980年代以降の中国研究所―田中信行氏に聞く
[中国日誌]2016年12月
[資料]『中国研究月報』2016年総目次第70巻第1号~第12号
2016年
第826号(2016.12)
特集=文化大革命発動後50年―文化大革命研究の現在
「文化大革命発動後50年―文化大革命研究の現在」の特集にあたって 川上哲正
【論文】「50周年」「40周年」そして「35周年」~世界が見た「2016年」 中津俊樹
【論文】文化大革命における地方軍区と紅衛兵―青海省の政治過程を中心に 金野純
[論評]『殺劫―チベットの文化大革命』2016年増補改訂新版を読む―文革は依然として禁区(タブー)『殺劫』は依然として禁書 劉燕子
[回想と考察]毛沢東時代の日中貿易 武吉次朗
[中国日誌]2016年11月
第825号(2016.11)
【論文】中国と旧ユーゴスラヴィアとの国交樹立に関する党関係の問題 服部隆行
【研究ノート】「支那通」僧侶・藤井草宣が収集した中国の仏教雑誌が意味するもの―日本の研究機関が所蔵する仏教雑誌との比較から 坂井田夕起子
[書評]『私は中国の指導者の通訳だった―中日外交最後の証言(周斌著,
加藤千洋・鹿雪瑩訳、岩波書店) 中島宏
[書評]『アヘンと香港1845-1943』(古泉達矢著、東京大学出版会) 新村容子
[書評]『中国近代の思想文化史』(坂元ひろ子著、岩波書店) 竹内翔馬
【時評】 中露関係と「北方4島」問題解決交渉―日露双方の真剣度に格差 田中哲二
[中国日誌]2016年10月
第824号(2016.10)
【論文】国際水資源の利用における中国の多国間アプローチへの展開 天野健作
【論文】1930年代後半、日本人農業研究者と中国華北の「乾地農法」との接触、その評価と吸収―三本木原営農支場の設立までを中心に 三村達也
[書評]『中国議会100年史―誰が誰を代表してきたのか』(深町英夫編、東京大学出版会) 角崎信也
[書評]『中国近代小説の成立と写実』(森岡優紀著、京都大学学術出版会) 津守陽
[書評]『中国の電信建設と対外交渉―国際通信をめぐる多国間協調・対立関係の変容』(薛軼群著、勁草書房) 千葉正史
[書評]『古澤幸吉自叙伝「吾家の記録」―村上・厚岸・東京・ハルビン』(古澤幸吉著、古澤隆彦発行) 伊藤一彦
[光陰似箭]4年ぶりの北京 代田智明
[日誌]2016年9月
第823号(2016.9)
【論文】建国初期の「中央民族訪問団」と中国共産党の少数民族政策 美麗和子
【研究ノート】招観海についての覚え書き 土肥歩
[書評]『変貌する中国農村―湖北・四川省の「三農」問題と近代化』(座間紘一編著、蒼蒼社) 内山雅生
[書評]『熱狂と動員― 一九二〇年第中国の労働運動』(衛藤安奈著、慶應義塾大学出版会) 菊池敏夫
[書評]『出使日記の時代―清末の中国と外交』(岡本隆司・箱田恵子・青山治世著、名古屋大学出版会) 戴海斌(古谷創 訳)
[光陰似箭]旧日本租界を尋ねて 大里浩秋
[資料]中国研究所図書館新着図書目録92号
第822号(2016.8)
【研究ノート】中華人民共和国浙江省における方言番組と政策変容―新旧の関係通知をめぐって 小田格
【研究ノート】中華民国時期における工科出身の帰国留学生の社会的位置づけからみた留学生政策の効果 高明珠
[書評]『現代中国の軍事制度―国防費・軍事費をめぐる党・政・軍関係』(土屋貴裕著 勁草書房) 林載桓
[書評]『中国と日本――批判の刃を己に』(張承志著 梅村坦監訳 亜紀書房) 松沢哲成
[書評]『東本願寺中国布教の研究』(川邉雄大著 研文出版) 野世英水
[書評]『中国の歴史認識はどう作られたのか』(ワン・ジョン著 伊藤真訳 東洋経済新報社)杉山文彦
[学而思]文革50年に思う 武吉次朗
第821号(2016.7)
【論文】アメリカを見据えた協調と対立―トルコと中国の限定的な関係 今井宏平
[書評]『伝統中国と福建社会』(三木聰著、汲古書院) 小川快之
[書評]『中国東北における稲作農業の展開過程』(李海訓著、御茶の水書房) 福原弘太郎
[書評]China WatchingからChina Studiesへの試み―上村威『文化と国家アイデンティティの構築―関係(グァンシー)と中国外交』(勁草書房) 張雲
[書評]『宋慶齢―人間愛こそ正義』(久保田博子著、汲古書院) 安藤久美子
[書評]『交流与対抗―近代中日関係史論』(桑兵著、広西師範大学出版社) 藤谷浩悦
[中研70年史]その7 インタビュー1970年代の中国研究所―石田米子氏に聞く
[光陰似箭]「近代化と現代化」 杉山文彦
第820号(2016.6)
【論文】住宅広告における階層イメージ―現代中国の事例を中心に 周倩
【論文】20世紀初頭清朝における財政集権化 佐藤淳平
[書評]『中国伝統社会への視角』(宋代史研究会編、汲古書院) 王瑞来
[書評]『歌で革命に挑んだ男―中国国歌作曲者・聶耳と日本』(岡崎雄児著、新評論) 小松碧
[書評]『連携と離反の東アジア』(園田茂人編著、勁草書房) 吉岡桂子
[書評]『対米従属の原点 ペリーの白旗』(矢吹晋著、花伝社) 伊藤一彦
[報告]「第七回韓日両地域中国近現代史研究者交流会」参加記 久保茉莉子
[報告]2015年度『中国研究月報』編集委員会報告 川上哲正
第819号(2016.5)
【論文】留学経費を中心に見る清末直隷省の留日学生派遣 胡穎
[書評]『未完の中国―課題としての民主化』(加々美光行著 岩波書店)代田智明
[書評]『東アジアにおける近代知の空間の形成』(孫江・劉建輝編著、東方書店) 杉山文彦
[書評]『魯迅と日本文学―漱石・鴎外から清張・春樹まで』(藤井省三著、東京大学出版会) 八百谷晃義
[書評]『中国東南地域の民俗誌的研究―漢族の葬儀・死後祭祀と墓地』(何彬著、日本僑報社) 森和
[中研70年史]その6 所内報から見る中研の活動状況(3)大里浩秋
第818号(2016.4)
【論文】朝鮮戦争時期、基層社会における戦時動員―河北省を中心に 河野正
[論評]合理的選択アプローチによる中国政軍関係の分析―林載桓著『人民解放軍と中国政治ー文化大革命から鄧小平へ』(名古屋大学出版会)を読む 阿南友亮
[書評]『中華民国期江南地主制研究』(夏井春喜著、汲古書院)山本真
[書評]『近代天津の「社会教育」―教育と宣伝のあいだ』(戸部健著、汲古書院) 大澤肇
[書評]『近代中国東北地域の朝鮮人移民と農業』(朴敬玉著、御茶の水書房) 李海燕
[書評]『日中領土問題の起源―公文書が語る不都合な真実』(村田忠禧著、花伝社) 大西広
[報告]第16回両岸四地歴史学研究生論文発表会参加記 郭まいか・菅野智博・田瑜
[光陰似箭]教科書検定と日中間の授業交流 川上哲正
第817号(2016.3)
【論文】越境的な地域イメージの生成における「予想の逆転」―日本を訪れる中国人の実践を中心に 周菲菲
【論文】現代中国の档案工作の現状 小野美里
[書評]『民間漁業協定と日中関係』(陳激著 汲古書院) 大澤武司
[書評]『国際社会における日中関係―1978~2001年の中国外交と日本』(兪敏浩著、勁草書房) 井上正也
[書評]『現代中国の維権運動と国家』(呉茂松著、慶應義塾大学出版会) 及川淳子
[中研70年史]その5 所内報から見る中研の活動状況(2) 大里浩秋
[街談巷議]『アズキと東アジア』を語る 田島俊雄
第816号(2016.2)
【論文】インドシナ戦争停戦後の駐ベトナム中国軍事顧問団の撤収をめぐる諸問題 服部隆行
【論文】1949年から1988年における中国女性エリート分析―地位形成メカニズムを中心に 加藤靖子
[書評]『「満州」から集団連行された鉄道技術者たち―天水「留用」千日の記録』(堀井弘一郎著、創土社) 菊池一隆
[中研70年史]その4 所内報から見る中研の活動状況、中国研究所出版物一覧(1946~1965)
[光陰似箭]雑読からいささか大げさな話題 代田智明
[お知らせ]第12回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
第815号(2016.1)
特集=中国の対外発展戦略 2015年度現代中国公開講座(2015年11月7日,中央大学駿河台記念館)2015年度公開講座にあたって 森保裕
報告Ⅰ 「一帯一路構想」と「AIIB」設立の背景等 田中哲二
報告Ⅱ 中国の対外発展戦略 田中均
質疑・応答
[書評]「性急さ」という躓きの石―佐藤公彦著『中国の反外国主義とナショナリズム』(集広舎)を読む 古谷創
[書評]『関東大震災と中国人―王希天事件を追跡する』(田原洋著、岩波書店) 川上哲正
[書評]『中国保険業における開放と改革―政策展開と企業経営』(伊藤博著、御茶の水書房) 門闖
[光陰似箭]日本における中国研究の機縁と奇縁―『順天時報』と金崎賢 青山治世
[資料]『中国研究月報』2015年総目次第69巻第1号~第12号
2015年
第814号(2015.12)
【論文】中国の大都市における教育拡大と教育達成の決定要因―天津市民調査に基づく実証分析 魏禕・厳善平
[報告]丁玲の「苦難の道」を振り返る―第12回丁玲学会報告 田畑佐和子
[書評]『現代台湾政治を読み解く』(若林正丈著、研文出版)若松大祐
[書籍紹介]『日中関係は本当に最悪なのか―政治対立下の経済発信力』(日中経済発信力プロジェクト編、日本僑報社) 川上哲正
[書籍紹介]『中南海―知られざる中国の中枢』(稲垣清著、岩波書店) 竹内翔馬
[書籍紹介]『斉了会の50年 訪中学生友好参観団の軌跡 1965~2015年』(斉了会編集委員会編、斉了会) 伊藤一彦
[中研70年史]その3 インタビュー1960年代の中国研究所―大林洋五氏に聞く
[光陰似箭]やはり考えさせられる旅 杉山文彦
第813号(2015.11)
【論文】中華人民共和国建国前後の共産党の都市大衆工作と基層社会の再編―遼寧省を中心に 隋藝
[書評]『政論家の矜持―中華民国時期における章士釗と張東ソン(くさかんむりに孫)の政治思想』(森川裕貫著、勁草書房) 原正人
[書評]『20世紀初頭の清朝とドイツ―多元的国際環境下の双方向性』(小池求著、勁草書房) 大井知範
[書評]『日中間海底ケーブルの戦後史―国交正常化と通信の再生』(貴志俊彦著、吉川弘文館) 武吉次朗
[インタビュー]秋原勝二さんに「満洲」体験を聞く 大里浩秋
[光陰似箭]「抗日神劇」 伊藤一彦
第812号(2015.10)
【論文】1960年代中国におけるモンゴル語の語彙問題―「公社」・「幹部」の表記問題を中心に テグス
[書評]『清と中央アジア草原―遊牧民の世界から帝国の辺境へ』(小沼孝博著、東京大学出版会) 岩田啓介
[書評]『「文化漢奸」と呼ばれた男万葉集を訳した銭稲孫の生涯』(鄒双双著、東方書店) 関智英
[書評]『中国における日系煙草産業1905-1945』(柴田善雅、水曜社) 今井就稔
[書評]『地下からの贈り物―新出土資料が語るいにしえの中国』(中国出土資料学会編、東方書店) 杉山文彦
[中研70年史]その2 インタビュー 中国研究所時代の思い出 久保孝雄氏に聞く
第811号(2015.9)
【論文】日中戦争期、華北政権下の統治動向と基層社会―交易場システムの導入と税制 浜口允子
【資料紹介】関中の渠水灌漑と水利改革―清峪河の「源澄渠」を中心に 森田明
[書評]『習近平政権の言論統制』(美根慶樹編著、蒼蒼社) 森保裕
[書評]『近代中国史』(岡本隆司著、筑摩書房) 篠崎守利
[書評]『鵜飼と現代中国―人と動物、国家のエスノグラフィー』(卯田宗平著、東京大学出版会) 渡部武
[中研70年史]その1 資料紹介 「中国研究所設立趣意書」「中国研究所案内」「創立総会」 大里浩秋
第810号(2015.8)
【論文】「満洲国」成立前後の中国人女子教育―奉天省女子中等教育を中心として 譚娟
【論文】中国にとっての6者会合の戦略的意義:地域制度におけるリーダーシップの模索と米朝交渉への関与 山崎周
[対話]辻康吾氏の書評(『中国研究月報』2015年5月号にお応えする 平野健一郎・毛里和子
[書評]『中国の「近代」を問う―歴史・記憶・アイデンティティ』(孫江著、汲古書院)小野寺史郎
[書評]『近代台湾における貿易と産業―連続と断絶』(陳慈玉著、御茶の水書房)一ノ瀬雄一
[学而思]私と中国とのつき合いの始まり―木曽谷でのひそやかな交流 平井博ニ
[書籍紹介]『東アジア古代における諸民族と国家』(川本芳昭著、汲古書院) 伊藤一彦
『中国詩跡事典―漢詩の歌枕』(植木久行編、研文出版) 杉山文彦
『芝寛 ある時代の上海・東京―東亜同文書院と企画院事件』(志真斗美恵著、績文堂出版)大里浩秋
第809号(2015.7)
【論文】「依法治国」と司法改革―中国的司法の可能性 但見亮
【研究ノート】忘れられた革命家伍澄宇と日中戦争―日本占領地の将来構想 関智英
【論評】習近平の福建省在任時期における外交政策の原像と対台湾政策 柴田哲雄
[書評]『欧州周縁の言語マイノリティと東アジア―言語多様性の継承は可能か』(寺尾智史著、彩流社) 岩月純一
[書評]『憎しみに未来はない―中日関係新思考』(馬立誠著、及川淳子訳 岩波書店) 森保裕
[光陰似箭]『中国年鑑2015』の刊行 伊藤一彦
第808号(2015.6)
【論文】虚構のなかの烏坎村 田中信行
【研究ノート】方法としての中国文学―新時期小説翻訳誌『季刊 中国現代小説』 孫若聖
[書評]『領土という病―国境ナショナリズムへの処方箋』(岩下明裕編著、北海道大学出版会) 手塚尚
[書評]『東アジア歴史教科書問題の構図―日本・中国・台湾・韓国、および在日朝鮮人学校』(菊池一隆著、法律文化社)外村大
[書評]『中国民主改革派の主張―中国共産党私史』(李鋭著、小島晋治編訳 岩波書店) 杉山文彦
[書評]『中国経済はどう変わったか―改革開放以後の経済制度と政策を評価する』(中兼和津次編、国際書院) 加島潤
[書評]『中国の対外援助』(下村恭民・大橋英夫+日本国際問題研究所編、日本経済評論社) 川島真
[報告]2014年度『中国研究月報』編集委員会報告 川上哲正
第807号(2015.5)
【論文】1960年代における中国とアフリカの関係―第二回アジア・アフリカ会議と第二回非同盟首脳会議の開催をめぐって 村上享二
[書評]『共同討議 日中関係 なにが問題か―1972年体制の再検証』(高原明生・菱田雅晴・村田雄二郎・毛里和子編、岩波書店) 辻康吾
[書評]『中国ナショナリズムのなかの日本―「愛国主義」の変容と歴史認識問題』(江藤名保子著、勁草書房) 砂山幸雄
[書評]『抗日戦争と私―元人民日報編集長の回想録』(李荘著、田所竹彦訳、日本僑報社) 石井弓
[書評]『日本帝国勢力圏の東アジア都市経済』(柳沢遊・木村健二・浅田進史編著、慶應義塾大学出版会)小池求
[書評]『民衆反乱と中華世界―新しい中国史像の構築に向けて』(吉尾寛編、汲古書院) 馬場毅
[書評]『創造社研究―創造社と日本』(小谷一郎著、汲古書院) 大東和重
[報告] 第15回両岸三地歴史学研究生論文発表会参加記 久保茉莉子
[資料]中国研究所図書館新着図書目録91号
第806号(2015.4)
【論文】中国の国連PKOへの積極的関与―政策転換の要因の探求 吉川純恵
【研究ノート】モンゴル族出身の指導者ウランフ、その失脚と復活 木下光弘
[書評]「中国像探索という迷路の道標」―本田義彦著 岩波書店『中国転換期の対話 オピニオンリーダー24人が語る』 岡田充
[書評]『「米中対峙」時代のASEAN―共同体への深化と対外関与の拡大』(黒柳米司著、明石書店) 畢世鴻
[書評]『チャイナズ・スーパーバンク―中国を動かす謎の巨大銀行』(ヘンリー・サンダースン、マイケル・フォーサイス著、築地正登訳、原書房)伊藤博
[書評]『スペイン帝国と中華帝国の邂逅―十六・十七世紀のマニラ』(平山篤子著、法政大学出版局)竹田保孝
[光陰似箭]実藤恵秀氏の「在支特別研究員」の記録を読む 孫安石
第805号(2015.3)
[インタビュー]江丙坤博士に対するインタビュー―『台湾地租改正の研究』(東京大学出版会、1974年)刊行40年
【論文】植民地台湾における高砂麦酒株式会社の経営活動 一ノ瀬雄一
[書評]『中国メディアの現場は何を伝えようとしているか』(柴静著、鈴木将久・河村昌子・杉村安幾子訳、平凡社) 山田賢一
[書評]『中国再考―その領域・民族・文化』(葛兆光著、辻康吾監修、永田小絵訳、岩波書店) 杉山文彦
[書評]『中国経済史』(岡本隆司編、名古屋大学出版会) 柿沼陽平
[書評]『冷戦構造の変容と日本の対中外交―二つの秩序観 1960―1972』(神田豊隆著、岩波書店) 井上正也
[書評]『革命の儀礼―中国共産党根拠地の政治活動と民俗』(丸田孝志著、汲古書院) 衛藤安奈
[書評]『日中比較神話学』(王小林著、汲古書院) 桐本東太
第804号(2015.2)
【論文】「悲憤慷慨の系譜」の現在―屈原「像」をめぐる現象と議論から 田宮昌子
[資料紹介]近代日中精神医学交流史の断面―脳神経科学者陶烈の足跡 徐暁紅
[論評]最近の日中関係を考える―園田茂人編『日中関係史1972-2012 Ⅳ民間』を読んで思うこと 峰毅
[書評]『アヘン戦争の起源―黄爵滋と彼のネットワーク』(新村容子著、汲古書院) 浅沼かおり
[書評]中国の内的ロジックの知的探求―国分良成、小嶋華津子編『現代中国政治外交の原点』(慶應義塾大学出版会) 張雲
[お知らせ]第11回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
第803号(2015.1)
特集=日中関係、今なすべきことは 2014年度現代中国公開講座(2014年11月15日,中央大学駿河台記念館)
2014年度公開講座にあたって 森保裕
報告Ⅰ 習近平時代の中国政治と外交 朱建栄
報告Ⅱ 今、日中関係に求められるもの―安定した平和・友好・協力関係に向けて 谷野作太郎
質疑・応答
[書評]『北京と内モンゴル、そして日本』(金佩華著、集広舎) 小林一美
[書評]『現代中国秘密結社研究』(三谷孝著、汲古書院) 蒲豊彦
[書評]『中国の対韓半島政策』(中居良文編著、御茶の水書房) 石井明
[書評]『日中両国から見た「満洲開拓」―体験・記憶・証言』(寺林伸明・劉含発・白木沢旭児編、御茶の水書房) 西田勝
[書評]『中国都市部における中年期男女の夫婦関係に関する質的研究―ライフコース論の視点から』(于建明著、日本僑報社) 施利平
[書評]『東アジアの持続的な経済発展と環境政策―中国・日本・韓国を中心に』(王鵬飛著、渓水社) 松永光平
[資料]『中国研究月報』2014年総目次第68巻第1号~第12号
2014年
第802号(2014.12)
【論文】中華民国憲法制定と司法権の独立―司法行政部の帰属問題を中心に 吉見崇
【研究ノート】フルンボイル盟牧畜業地域における「四清運動」に関する考察 仁欽
[書評]富田事変をめぐって―小林一美著『中共革命根拠地ドキュメント』(御茶の水書房)を読んで 内田知行
[書評]『中国当代文学史』(洪子誠著、岩佐昌(日編に章)・間ふさ子編訳、武継平・宮下尚子・甲斐勝二訳、東方書店) 加藤三由紀
[書評]『ナチス・ドイツと中国国民政府―一九三三-一九三七』(田嶋信雄著、東京大学出版会) 土田哲夫
[書評]『転換期中国の政治と社会集団』(鈴木隆・田中周編、国際書院) 谷川真一
[書評]『中国共産党のサバイバル戦略』(菱田雅晴編著、三和書籍) 江口伸吾
[光陰似箭]21年ぶりの福建・広東 杉山文彦
第801号(2014.11)
【論文】揺らめく空間,自己分裂の舞台―張愛玲「赤薔薇・白薔薇」試論 王勝群
特集=中国人日本留学史―敗戦前後の事情を中心に(2)
【書評論文】今村与志雄編『橋川時雄の詩文と追憶』(汲古書院刊,2006年)を読む(下) 木山英雄
【研究ノート】近代中国人留学生統計資料に関する考察―民国期を中心に 周一川
[書評]中国史研究に反省と新たなる世界史への展望を―柄谷行人著『世界史の構造』(岩波書店)・同『帝国の構造 中心・周辺・亜周辺』(青土社)・大澤真幸著『〈世界史〉の哲学 東洋篇』(講談社)をめぐって 小林一美
[書評]『中国のアジア外交』(青山瑠妙著、東京大学出版会) 浅野亮
[書評]『中国の食糧流通システム』(池上彰英著、御茶の水書房) 松村史穂
第800号(2014.10)
特集=中国人日本留学史―敗戦前後の事情を中心に
「中国人日本留学史―敗戦前後の事情を中心に」まえがき 大里浩秋
【論文】 1940年における「中華民国留日学生会」の創設と日華学会 見城悌治
[インタビュー]敗戦前後の留日学生受け入れ事情など―石田一郎氏に聞く 大里浩秋
[史料紹介]石田一郎氏所蔵文書にみる中国人留学生受け入れの実態―日華協会を中心に 川崎真美
[論評]日中貿易における貿易三原則の歴史的役割―程蘊氏の「自民党内日中友好派と中国の対自民党工作(1960~1961)」への意見 平井博二
[書評]『思想課題としての現代中国 革命・帝国・党』(丸川哲史著、平凡社) 鈴木将久
[書評]『金田から南京へ―太平天国初期史研究』(菊池秀明著、汲古書院) 土肥歩
[書評]『西魏・北周政権史の研究』(前島佳孝著、汲古書院)市来弘志
[書評]『第四回日中学者中国古代史論壇論文集―中国新出資料学の展開』(渡邉義浩編、汲古書院)飯田祥子
第799号(2014.9)
【論文】清末留学生と漢文本『華夷変態』の刊行 郭陽
【研究ノート】1950年代台湾における「敵」認識教育 森田健嗣
[書評]『湖南省近代政治史研究』(藤谷浩悦著、汲古書院) 吉澤誠一郎
[書評]「歴史学」の空間の中で読み取れられた辛亥革命―大里浩秋・李廷江編『辛亥革命とアジア―神奈川大学での辛亥100年シンポ報告書』(御茶の水書房) 王柯
[書評]『戦後日本と中国・朝鮮―プランゲ文庫を一つの手がかりとして』(大里浩秋編、研文出版) 伊藤一彦
[書評]『入門 中国法』(田中信行編、弘文堂) 松井直之
[光陰似箭]この時期、日本企業に学ぶ 菊池道樹
第798号(2014.8)
特集=世帯のライフステージによる移動
「世帯のライフステージによる移動」によせて 澤田ゆかり
【論文】長期化する「出稼ぎ」と定着、帰郷志向―深圳日系メーカー工場の事例研究より 山口真美
【論文】現代中国における再生産領域の再編―農村-都市間の世帯保持とケアの連鎖 大橋史恵
【論文】越境する香港の高齢者とケアサービスの挑戦 澤田ゆかり
[書評]日中関係史の空白を埋める貴重な資料―王雪萍編著『戦後日中関係と廖承志―中国の知日派と対日政策』(慶應義塾大学出版会) 西園寺一晃
[書評]『清朝前期のチベット仏教政策―扎薩克喇嘛制度の成立と展開』(池尻 陽子著、汲古書院) 杉山清彦
第797号(2014.7)
【論文】日露戦後の満洲経営と奉天商品展覧会 長谷川怜
[学会報告]広州でのシンポジウムの報告と雑感 大里浩秋
[学会報告]中国における日本の魯迅研究―済南の学会に参加して 代田智明
[書評]『現代中国の父 鄧小平』(エズラ・F・ヴォーゲル著 益尾知佐子・杉本孝訳、日本経済新聞出版社) 武吉次朗
[書評]『孫文の社会主義思想―中国変革の道』(安藤久美子著、汲古書院)徐小潔
[書評]『清末中国の西洋体験と文明観』(手代木有兒著、汲古書院)佐々木揚
[書評]『満洲におけるロシア人の社会と生活―日本人との接触と交流』(阪本秀昭編著、ミネルヴァ書房)上田貴子
[書評]真の豊子愷研究とは何か―大野公賀著『中華民国期の豊子愷―芸術と宗教の融合を求めて』を読みながら(汲古書院)楊暁文
[書籍紹介]『東アジア書誌学への招待』第一巻、第二巻(大澤顯浩編著、東方書店) 渡辺大
[報告]2013年度『中国研究月報』編集委員会報告 田島俊雄
[光陰似箭]『中国年鑑2014』の刊行 伊藤一彦
[資料]中国研究所図書館新着図書目録90号
第796号(2014.6)
特集=雑豆需給と日・中・台湾の雁行形態的通商関係
雑豆需給と日・中・台湾の雁行形態的通商関係によせて 田島俊雄
【論文】天津小豆の発展と衰退 劉鳳華
【論文】台湾の小豆需給と通商政策 蕭明禮
【論文】中国のインゲン貿易と産地の状況 張馨元
[書評]「非ナショナル化が鍵」―岩下明裕著『北方領土・竹島・尖閣、これが解決策』(朝日新聞出版)岡田充
[書評]『中国外交と台湾―「一つの中国」原則の起源』(福田円著、慶應義塾大学出版会) 平川幸子
[書評]『対立と共存の歴史認識―日中関係150年』(劉傑・川島真編、東京大学出版会) 森靖夫
第795号(2014.5)
【論文】1960~70年代吉林省延辺地区における稲作技術の変遷過程―龍井県を中心に 李海訓
[論評]「中国夢」―習時代が求める「信仰」のかたち 但見亮
[書評]『中国現代詩史研究』(岩佐昌暲著、汲古書院) 佐藤普美子
[書評]『科学技術大国 中国―有人宇宙飛行から原子力、iPS細胞まで』(林幸秀著、中央公論新社)宮内雄史
[書評]『「二つの中国」と日本方式―外交ジレンマ解決の起源と応用』(平川幸子著、勁草書房) 福田円
[書評]『「大国中国」の崩壊―マーシャル・ミッションからアジア冷戦へ』(松村史紀著、勁草書房) 深串徹
[書評]『中国の水土流失―史的展開と現代中国における転換点』(松永光平著、勁草書房) 栗山知之
[調査報告]東マレーシア・サラワク華人社会と日中戦争・太平洋戦争―サラワク州クチン・シブでの調査記録 山本真
第794号(2014.4)
【論文】自民党内日中友好派と中国の対自民党工作(1960~1961) 程蘊
[書評]『文化大革命の真実 天津大動乱』(王輝著 中路陽子訳 橋爪大三郎・張静華監修、ミネルヴァ書房) 中津俊樹
[書評]『近代中国の郷土意識―清末民初江南の在地指導層と地域社会』(佐藤仁史著、研文出版) 田中比呂志
[書評]『ニセチャイナ―中国傀儡政権 満洲・蒙疆・冀東・臨時・維新・南京』(広中一成著、社会評論社)・『日中和平工作の記録―今井武夫と汪兆銘・蒋介石』(広中一成著 今井貞夫資料提供・執筆、彩流社) 関智英
[書評]『中国経済の転換点』(南亮進・牧野文夫・郝仁平編著、東洋経済新報社) 山口真美
[書評]『中国産業はどのように発展してきたか』(渡邉真理子編著、勁草書房) 塩地洋
[書評]『チベット高原の片隅で』(阿部治平著 連合出版) 大川謙作
[光陰似箭]暴力に焦点を当てて社会のゆがみを描く―ジャ・ジャンクー監督の新作『罪の手ざわり』 宇野和夫
[報告]第14回両岸四地歴史学研究生論文発表会に参加して 菊地俊介・鈴木航・松本和久
第793号(2014.3)
【論文】日中地域間における生産・エネルギーの地域間産業連関分析 氏川恵次
【論評】「2人の習近平」像の原点―地方政府在任時期の思想 柴田哲雄
[書評]『内藤湖南とアジア認識―日本近代思想史からみる』(山田智・黒川みどり共編、勉誠出版) 山田伸吾
[書評]『植民地としてのモンゴル―中国の官制ナショナリズムと革命思想』(楊海英著、勉誠出版) 佐治俊彦
[書評]『分水と支配―金・モンゴル時代華北の水利と農業』(井黒忍著、早稲田大学出版部) 濱川栄
[書評]『上海歴史探訪―近代上海の交友録と都市社会』(宮田道昭著、東方書店) 菊池敏夫
[書評]『中国外交―苦難と超克の100年』(朱建栄著、PHP研究所)中園和仁
[連載]どうする日中関係(8)あなた方への手紙 代田智明
第792号(2014.2)
【論文】19世紀山東西部の定期市運営をめぐる郷村政治―孔府トウ(木編に當)案からの検討 前野 清太朗
[論評]中国近代史研究と「総力戦」概念―奥村哲編『変革期の基層社会―総力戦と中国・日本』の射程・意義・論点 阿南友亮
[書評]『文化大革命の遺制と闘う―徐友漁と中国のリベラリズム』(徐友漁・鈴木賢・遠藤乾・川島真・石井知章著、社会評論社) 杉谷幸太
[書評]『日中関係史1972-2012 Ⅰ政治』(高原明生・服部龍二編、東京大学出版会) 兪敏浩
[書評]『近代中国の知識人とメディア、権力―研究系の行動と思想、1912~1929』(原正人著、研文出版) 森川裕貫
[書評]『「中国脅威論」とASEAN諸国―安全保障・経済をめぐる会議外交の展開』(佐藤考一著、勁草書房) 毛利亜樹
[連載]どうする日中関係(8)「日中」問題を考える前に 原宗子
[光陰似箭]「敏感詞」始末記 代田智明
[お知らせ]第10回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
第791号(2014.1)
特集=「チャイメリカ」の虚実―米中新時代は本物か―2013年度現代中国公開講座
2013年度公開講座にあたって 山田賢一
報告Ⅰ サイバーセキュリティと国際政治―米中関係を中心に 土屋大洋
報告Ⅱ 米中新型大国関係の形成と展望―安全保障・経済依存・国際政治 矢吹晋
質疑・応答
[書評]『民国期上海の百貨店と都市文化』(菊池敏夫著、研文出版) 菊池一隆
[書評]『上海大衆の誕生と変貌―近代新中間層の消費・動員・イベント』(岩間一弘著、東京大学出版会) 金野純
[書評]『移行期における中国郷村政治構造の変遷―岳村政治』(于建嶸著・徐一睿訳・寺出道雄監修、日本僑報社) 田原史起
[書籍紹介]『知られざる中国―知られているのに伝えられない』(杉本茂編、日本僑報社) 佐々木智弘
[連載]どうする日中関係(7)ねじれの発端 三好章
[資料]戦前期中国教科書紹介③地理編(中国研究所図書館所蔵)
[資料]『中国研究月報』2013年総目次第67巻第1号~第12号
2013年
第790号(2013.12)
特集=中国近代文学研究の現在
特集に添えて 代田智明
【論文】「におい」の追跡者から「音楽」の信者へ―沈従文『七色魘』集の彷徨と葛藤 津守陽
【論文】魯迅「寡婦主義」における独身女性観―田中香涯『女性と愛欲』の影響と楊蔭楡批判をめぐって 楊力
【論文】蛇の「前世」と「今生」―魯迅の描く「蛇」について 徐榛/日原きよみ訳
[書評]『身体を躾ける政治―中国国民党の新生活運動』(深町英夫著、岩波書店) 段瑞聡
[書籍紹介]『中国のお笑い―伝統話芸“相声”の魅力』(戸張東夫著、大修館書店) 亀岡紀子
[連載]どうする日中関係
(5)日中の近接化の果てに―民間交流はどこまでいけるか 川上哲正
(6)「反覇権」の夢 伊藤一彦
第789号(2013.11)
特集=どうする日中関係
(1)中国は日本の右傾化懸念―傷ついた国民の友好と信頼 森保裕
(2)選択の時―敵国化か,友好回帰か 趙宏偉
(3)北京天則経済研究所の議論から最近の日中関係を考える 田島俊雄
(4)俗世の人情と日中関係 杉山文彦
【研究ノート】満洲国における対モンゴル人初等教育政策の成立と展開 娜荷芽
[百家争鳴]薄熙来事件に始まった連載『紅の党』を振り返って 坂尻信義
[書評]『中国日常食史の研究』(中林広一著、汲古書院) 湯川真樹江
[書評]『覇王と革命―中国軍閥史1915-28』(杉山祐之著、白水社) 岡崎清宜
[書評]『青島の近代学校―教員ネットワークの連続と断絶』(山本一生著、皓星社) 浅田進史
[書評]『記憶としての日中戦争―インタビューによる他者理解の可能性』(石井弓著、研文出版) 加藤克子
[書評]『中国は東アジアをどう変えるか―21世紀の新地域システム』(白石隆/ハウ・カロライン著、中央公論新社) 益尾知佐子
[資料]戦前期中国教科書紹介②歴史編(中国研究所図書館所蔵)
第788号(2013.10)
【論文】インドシナ戦争と中国―「ディエン・ビエン・フー戦役」直前における中国の対ベトナム戦略の変容 服部隆行
[論評]日中の軍事工業近代化を考える―トーマス・L・ケネディ『中国軍事工業の近代化』を読んで 峰毅
[街談巷議]学術誌をめぐる状況 田島俊雄
[書評]『ミャオ族の歴史と文化の動態―中国南部山地民の想像力の変容』(鈴木正崇著、風響社) 渡部武
[書評]『「対外援助国」中国の創成と変容―1949-1964』(岡田実著、御茶の水書房) 松村史穂
[書評]『満洲の農業試験研究史』(山本晴彦著、農林統計出版) 李海訓
[書評]『中国近代史』(蒋廷黻著/佐藤公彦訳、東京外国語大学出版会) 杉山文彦
[光陰似箭]敗戦後の支那派遣軍……「徒手官兵」 三好章
[資料]戦前期中国教科書紹介①国語編(中国研究所図書館所蔵)
第787号(2013.9)
[講演会報告]岐路に立つ中国・北朝鮮関係 伊藤一彦
【論文】薄熙来と中国法の失われた10年 田中信行
[書評]杜甫像の再検討を迫る労作―谷口眞由実著『杜甫の詩的葛藤と社会意識』 宇野直人
[書評]『北京における近代伝統演劇の曙光―非文字文化に魂を燃やした人々』(吉川良和著、創文社) 織田崇文
[書評]『風俗と時代観』『地域社会論再考』(明清史論集1・2)(岸本美緒著、研文出版) 島田美和
[書評]『グローバルヒストリーの中の辛亥革命―辛亥革命100周年記念国際シンポジウム(神戸会議)論文集』(日本孫文研究会編、汲古書院) 藤谷浩悦
[書評]『中国における日系企業の経営』(村松潤一編著、白桃書房) 戴秋娟
第786号(2013.8)
【論文】清末変法運動における何樹齢の活動について 吉田薫
[論評]魯迅の革命・改革に対する立ち位置―終末論と同伴者 代田智明
[書評]『「生活の芸術」と周作人―中国のデカダンス=モダニティ』(伊藤徳也著、勉誠出版) 小川利康
[書評]『国旗・国歌・国慶―ナショナリズムとシンボルの中国近代史』(小野寺史郎著、東京大学出版会) 孫安石
[書評]『近代中国と広域市場圏―海関統計によるマクロ的アプローチ』(木越義則著、京都大学学術出版会) 竹内祐介
[書評]『「交流の時」を迎える中越国境地域―中国広西チワン族自治区の北部湾開発』(関満博・池部亮編、新評論) 宮島良明
[書評]『中国経済史入門』(久保亨編、東京大学出版会) 王京濱
[光陰似箭]「記憶」を「記録」する 栗原純
[資料]中国研究所図書館新着図書目録89号
第785号(2013.7)
【論文】「小站米」ブランドの形成と日本の華北占領 李海訓
[論評]王実味の「延安の妻」の回想文 田畑佐和子
[論評]中等鉄道における事業展開と経営実態―麻田雅文『中東鉄道経営史―ロシアと「満洲」1896-1935』を読んで 林采成
[書評]『五四運動の残響―20世紀中国と近代世界』(ラナ・ミッター著/吉澤誠一郎訳、岩波書店) 大沼正博
[書評]『中国共産党の支配と権力―党と新興の社会経済エリート』(鈴木隆著、慶應義塾大学出版会) 杜崎群傑
[書評]『チベットの秘密』(ツェリン・オーセル,王力雄著/劉燕子編訳、集広舎) 真水康樹
[紹介]並木頼寿文庫(復旦大学歴史系)の蔵書目録について 阿部由美子
[光陰似箭]オバマ・習近平のカリフォルニア「合宿」 趙宏偉
[資料]中国研究所図書館新着図書目録88号
第784号(2013.6)
【論文】対日講和会議参加問題と中華民国政府の対応―1950~1952年 深串徹
[論説]日中戦争期,華北政権下の統治動向と基層社会―『中国農村慣行調査』再読 浜口允子
[論評]膠着尖閣紛争 中島宏
[書評]「領土ナショナリズム」との闘い方,教えます―岡田充著『尖閣諸島問題:領土ナショナリズムの魔力』(蒼蒼社、2012年) 岩下明裕
[書評]『「経済大国」中国はなぜ強硬路線に転じたか―2010~2011年』(濱本良一著、ミネルヴァ書房) 森保裕
[書評]『中国問題 キーワードで読み解く』(毛里和子・園田茂人編、東京大学出版会) 田村宏嗣
[書評]『中国の地域経済―空間構造と相互依存』(岡本信広著、日本評論社) 加藤弘之
[書評]『辛亥革命と日本』(王柯編、藤原書店) 川上哲正
[報告]2012年度『中国研究月報』編集委員会報告 田島俊雄
第783号(2013.5)
【論文】民主と独裁をめぐる論争における張東蓀の論理 森川裕貫
【論文】「対支文化事業」と陶晶孫―特選留学生としての軌跡 中村みどり
[書評]『中国革命と軍隊―近代広東における党・軍・社会の関係』(阿南友亮著、慶應義塾大学出版会)石川禎浩
[書評]『陳情―中国社会の底辺から』(毛里和子・松戸庸子編著、東方書店) 南裕子
[書評]『日中関係史1972-2012 Ⅱ経済』(服部健治・丸川知雄編、東京大学出版会) 宮内雄史
[書評]『現代中国の財政金融システム―グローバル化と中央-地方関係の経済学』(梶谷懐著、名古屋大学出版会) 小林克也
[書評]『現代中国の資源戦略――資源の再考察と資源化のダイナミクス』(伊藤昭男著、北海学園北東アジア研究交流センター) 知足章宏
[光陰似箭]『中国年鑑2013』の刊行 伊藤一彦
第782号(2013.4)
【論文】ブルジョア精神汚染批判とメディア―「党性」「人民性」論争をめぐって 梅村卓
【論文】近代中国知識人の女性観―王韜『淞濱瑣話』『漫遊随録図記』を例に 黒川由希
[書評]『郁達夫と大正文学―<自己表現>から<自己実現>の時代へ』(大東和重著、東京大学出版会) 大久保洋子
[書評]『近代中国を生きた日系企業』(富澤芳亜・久保亨・萩原充編著、大阪大学出版会) 張楓
[書評]『中国―基層からのガバナンス』(菱田雅晴編著、法政大学出版局) 江口伸吾
[書評]『中国文化大革命のダイナミクス』(谷川真一著、御茶の水書房) 金野純
[書評]『現代中国の政治―「開発独裁」とそのゆくえ』(唐亮著、岩波書店) 王元
[書評]『「日中国交回復」日記―外交部の「特派員」が見た日本』(王泰平著・福岡愛子監訳、勉誠出版) 中島宏
[光陰似箭]「紅の党」と新聞の取材力 田中信行
第781号(2013.3)
【論文】中国における民間の公益活動とメディア―ソーシャル・メディアと社会関係資本に関する広東省の事例 西本紫乃
[論評]もうひとつの近代化と文革評価 代田智明
[論評]ハードボイルドな中国社会経済史―足立啓二著『明清中国の経済構造』をよむ 田口宏二朗
[書評]『明清食糧騒擾研究』(堀地明著、汲古書院) 中林広一
[書評]『中国海軍と近代日中関係』(馮青著、錦正社) 趙軍
[書評]肥大化する中国軍―増大する軍事費から見た戦力整備』(江口博保・吉田暁路・浅野亮編著、晃洋書房) 弓野正宏
[書評]『「網民」の反乱―ネットは中国を変えるか?』(古畑康雄著、勉誠出版) 遠藤誉
第780号(2013.2)
【論文】モンゴル人箭丁の農地に対する諸権利の喪失過程―清代の帰化城トゥメト旗における戸口地問題 アラムス
【論文】朝鮮戦争期の日中貿易促進運動と日中関係―「禁輸」と「講和」をめぐる日中貿易促進団体の活動とその限界 李豊
[書評]『東アジアの民衆文化と祝祭空間』(鈴木正崇編、慶應義塾大学東アジア研究所) 横山廣子
[書評]『リベラリズムの中国』(村田雄二郎編、有志舎) 藤井隆
[書評]『近現代の日中関係を問う』(並木頼寿著作選Ⅱ)(並木頼寿著、研文出版) 佐々木揚
[書評]『艾未未読本』(牧陽一編著、集広舎) 及川淳子
[光陰似箭]中国で革命は起こるか 宇野和夫
[お知らせ]第9回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
第779号(2013.1)
特集=日中関係とナショナリズム2012年度現代中国公開講座
公開講座特集にあたって 杉山文彦
報告Ⅰ 日中関係―負のスパイラルから抜け出すために 毛里和子
報告Ⅱ 尖閣問題と日中のナショナリズム 森保裕
質疑・応答
[論評]戦時下の四川社会と中国革命―笹川裕史著『中華人民共和国誕生の社会史』から考える 山本真
[論評]劉暁波「現象」所感 坂元ひろ子
[書評]中国モダニストの苦闘と末路―鈴木将久著『上海モダニズム』(中国文庫発行、東方書店発売) 榎本泰子
[書評]『キッシンジャー回想録 中国』(ヘンリー・A・キッシンジャー著,塚越敏彦ほか訳、岩波書店) 三船恵美
[書評]『台湾造船公司の研究―植民地工業化と技術移転(1919-1977)』(洪紹洋著、御茶の水書房) 湊照宏
[資料]『中国研究月報』2012年争目次 第66巻第1号~第12号
2012年
第778号(2012.12)
【論文】劉涌の裁判と薄熙来 田中信行
[論評]中国における廃電気電子機器政策―現状と課題 知足章宏・櫻井次郎・羅星仁
[書評]『中国都市商業銀行の成立と経営』(門闖著、日本経済評論社) 梶谷懐
[書評]『露清帝国とカザフ=ハン国』(野田仁著、東京大学出版会) 杉山清彦
[書評]『雲南ナシ族政権の歴史―中華とチベットの狭間で』(山田勅之著、慶友社) 王柳蘭
[書評]江南農漁村民間芸能の息吹を伝える研究書―『中国農村の民間藝能―太湖流域社会史口述記録集2』(佐藤仁史ほか編著、汲古書院) 瀬戸宏
[光陰似箭]いまこそ袁世凱研究を 村田雄二郎
第777号(2012.11)
特集=ゆらぐ<境界>―戦時期東アジアにおけるコロニアリズム再考
特集によせて 金野純
蝶はなぜ大海を渡っていったのか―植民地の歴史,植民地都市と『亜』の詩人たち 王中忱
戦前・戦時期日本の中国における学術研究活動―東方文化事業上海自然科学研究所を中心に 李嘉冬
日中戦争期における中国人協力者(Chinese Collaborators)―研究視点の省察 朴尚洙
戦時における香港の「欧亜混血児」―羅旭龢の変節問題を例として 李培徳
現代史の裏面を書くこと―フランスの視点から 工藤晶人
私たちの想像力は「韃靼海峡」を渡っていけるか 代田智明
[書評]『「華中特務工作」秘蔵写真帖―陸軍曹長 梶野渡の日中戦争』(広中一成著・梶野渡語り、彩流社) 長谷川怜
[書評]『国際関係のなかの日中戦争』(西村成雄・石島紀之・田嶋信雄編、慶應義塾大学出版会) 浜井和史
[書評]『孫文・辛亥革命と日本人』(久保田文次著、汲古書院) 田中比呂志
[書評]『李鴻章―東アジアの近代』(岡本隆司著、岩波書店) 佐々木揚
第776号(2012.10)
特集=日中国交正常化40周年(2)
日中国交正常化40周年に懐う 伊藤一彦
日中韓の国交正常化を考える 孫安石
日中国交回復40周年とナショナリズム 川上哲正
日中国交正常化40周年と「小国」日本 杉山文彦
中国史研究の変貌――国交正常化が変えたもの 原宗子
「親日」か「反日」か―ここ40年の中国指導者達 趙宏偉
40年ほど前のことから 三好章
【論文】「青春に悔い無し」の声はなぜ生まれたか―「老三届」の世代意識から見た「上山下郷」運動 杉谷幸太
[書評]『清末中国と日本―宮廷・変法・革命』(孔祥吉・村田雄二郎著、研文出版) 狹間直樹
[書評]『清代経済政策史の研究』(黨武彦著、汲古書院) 岸本美緒
[書評]『中国自動車市場のボリュームゾーン―新興国マーケット論』(塩地洋編、昭和堂) 呂寅満
[書評]『龍のかぎ爪 康生(上・下)』(ジョン・バイロン,ロバート・パック著、田畑暁生訳、岩波書店) 谷川真一
第775号(2012.9)
特集=日中国交正常化40周年(1)
北京で見た日中国交正常化―絶好の政治タイミングで実現 中島宏
国交回復前―貿易・経済交流の果たした役割 平井博二
日華断交―日中国交正常化の裏面史? 川島真
国交正常化前の訪中 武吉次朗
日中国交正常化に果たした対中プラント輸出契約の役割 横井陽一
円元決済から始まった日中為替・金融40年小史 大久保勲
「中国なんかに行けるのか」 代田智明
対米ソ冷戦下の中国経済 田島俊雄
日中国交正常化後,1970年代の中国と法 國谷知史
【論文】南京国民政府の「宣慰」について―華北・華中の回民社会への「宣慰」を事例に 平山光将
[書評]日本を独り占めした中国人―孫平化著・武吉次朗訳『中日友好随想録―孫平化が記録する中日関係』(日本経済新聞出版社、2012年) 岡田充
[書評]『現代中国農村の高齢者と福祉―山東省日照市の農村調査を中心として』(劉燦著、日本僑報社) 李蓮花
[書評]『中国紡織機械製造業の基盤形成―技術移転と西川秋次』(王穎琳著、学術出版会) 大東英祐
[書評]『感染症の中国―公衆衛生と東アジア』(飯島渉著、中央公論新社) 相原佳之
第774号(2012.8)
【論文】清末小説に見る女性像―王韜『淞隠漫録』に対する一考察 黒川由希
【研究ノート】戦時下における北京覚生女子中学校の教育―北京市档案館資料を中心に 王娟
[論評」「蛋民」の近現代史を歩く―長沼さやか『広東の水上居民』(風響社,2010年)を読んで 太田出
[書評]『周作人伝―ある知日派文人の精神史』(劉岸偉著 ミネルヴァ書房) 伊藤徳也
[書評]『魯迅とトロツキ―中国における『文学と革命』』(長堀祐造著 平凡社) 代田智明
[書評]『私の西域、君の東トルキスタン』(王力雄著・馬場裕之訳・劉燕子監修/解説 集広舎発行・中国書店発売) 真水康樹
[書籍紹介]鹿雪瑩著『古井喜実と中国―日中国交正常化への道』(思文閣出版)に想う 嶋倉民生
[光陰似箭]北京から4年 三好章
[資料]中国研究所図書館新着図書目録87号(2012年8月)
第773号(2012.7)
【論文】興亜建国運動とその主張―日中戦争期中国における和平論 関智英
【研究ノート】中国における寄付の経済的動機―新制度派経済学による検討 水谷文宣
[論評]中国近代のロンダリング―汪暉のレトリックに潜む「前近代」隠蔽の論理 石井知章
[書評]『中国外交の世界戦略―日・米・アジアとの攻防30年』(趙宏偉・青山瑠妙・益尾知佐子・三船恵美著、明石書店) 井上正也
[書評]『インタビュー戦後日本の中国研究』(平野健一郎・土田哲夫・村田雄二郎・石之瑜編、平凡社) 小倉芳彦
[書評]『上海近代のホワイトカラー―揺れる新中間層の形成』(岩間一弘著、研文出版) 菊池敏夫
[書籍紹介]『現代中国の言論空間と政治文化―「李鋭ネットワーク」の形成と変容』(及川淳子著、御茶の水書房) 山田賢一
[書籍紹介]『聞き書き―関西華僑のライフヒストリー』(神阪京華僑口述記録研究会編、神戸華僑歴史博物館)
『横浜華僑の記憶―横浜華僑口述歴史記録集』(中華会館・横浜開港資料館、中華会館) 篠崎香織
[光陰似箭]今昔の感二題 杉山文彦
第772号(2012.6)
【論文】山西省農村における雨乞い―農民の視点から「迷信」を捉える 石井弓
【研究ノート】伊沢修二と『東亜普通読本』―『幼学綱要』との関係について 方光鋭
[論評]毛沢東時代の悲劇,「数千万人の大餓死」の実態に迫る2冊の大著―楊継縄著『毛沢東・大躍進秘録』(文藝春秋),フランク・ディケーター著『毛沢東の大飢饉』(草思社) 小林一美
[報告]並木頼寿文庫(復旦大学歴史学系)の設立 原宗子・田島俊雄
[書籍紹介]『中国の青銅と鉄の歴史』(北京鋼鉄学院《中国古代冶金》編集部著/館充訳/神崎勝・渡部武監訳、慶友社) 下田誠
[書評]『ドイツ統治下の青島―経済的自由主義と植民地社会秩序』(浅田進史著、東京大学出版会) 平田康治
[書評]『協力・抵抗・沈黙―汪精衛南京政府のイデオロギーに対する比較史的アプローチ』(柴田哲雄著、成文堂) 小笠原強
[光陰似箭]『中国年鑑2012』の刊行 伊藤一彦
第771号(2012.5)
【論文】日中戦争期における『吼えろ,中国!』の公演をめぐって 邵迎建
[調査報告]福州華僑とキリスト教―マレーシア・ペラ州シティアワン及びシンガポール訪問記 山本真
[論評]蛸壺のなかのまどろみ 代田智明
[書評]『宋代の水利政策と地域社会』(小野泰著 汲古書院) 井黒忍
[書評]『中国農民工の調査研究―上海市・珠江デルタにおける農民工の就業・賃金・暮らし』(厳善平著、晃洋書房) 嶋亜弥子
[書評]『中国内陸における農村変革と地域社会―山西省臨汾市近郊農村の変容』(三谷孝編著、御茶の水書房) 内田知行
[書籍紹介]『中国農村改革の父 杜潤生自述―集団農業から家族経営による発展へ』(杜潤生著/白石和良・菅沼圭輔・浜口義曠訳、農山漁村文化協会) 菅沼圭輔
[報告]2011年度『中国研究月報』編集委員会報告 田島俊雄
第770号(2012.4)
特集=辛亥革命百周年―神奈川大シンポジウムの報告(2)
章士釗と法治 佐藤豊
辛亥革命前夜における中国Red Cross事情 篠崎守利
辛亥革命研究の回顧と提言 小島淑男
【論文】民国期における「医学の国家化」の虚実―国立第一助産学校を中心に 姚毅
[書評]論争の射程―代田智明『現代中国とモダニティ―蝙蝠のポレミーク』(三重大学出版会、2011年)への応答 孫歌
[書評]『日中国交正常化―田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦』(服部龍二著、中央公論新社) 中島宏
[書評]『汪兆銘政権と新国民運動―動員される民衆』(堀井弘一郎著、創土社) 島田大輔
[書評]『中華民国の憲政と独裁 1912-1949』(久保亨・嵯峨隆編著、慶應義塾大学出版会) 滝田豪
[光陰似箭]薄熙来失脚と重慶モデル 趙宏偉
第769号(2012.3)
特集=辛亥革命百周年―神奈川大シンポジウムの報告(1)
特集にあたって 大里浩秋
辛亥革命と近現代中国―「政治社会」の観点からの一考察 野村浩一
辛亥革命と韓国独立運動―民主共和への道 金鳳珍
辛亥革命と千葉医学専門学校留学生 見城悌治
日本陸軍参謀本部と辛亥革命 佐藤守男
湖南省の辛亥革命と新軍ー愛国団の設立を中心に 藤谷浩悦
[書評]『パンダ外交』(家永真幸著、メディアファクトリー) 濱本良一
[書評]『近代中国・教科書と日本』(並木頼寿・大里浩秋・砂山幸雄編、研文出版) 三谷博
[書評]『救国、動員、秩序―変革期中国の政治と社会』(高橋伸夫編著、慶應義塾大学出版会) 笹川裕史
第768号(2012.2)
【論文】中国における『源氏物語』全訳の成立に関する一考察―豊子愷,銭稲孫,周作人のかかわりを中心に 楊暁文
【論文】中華人民共和国建国初期におけるカトリック教会をめぐる動向について―「人民」の創出と「内心の自由」をめぐって 中津俊樹
[講演録]ガスを通じ,中央アジアとの紐帯を進める中国―中国の中央アジア資源戦略 竹原美佳
[書評]『資本蓄積と産業発展のダイナミズム―中国産業の雁行型発展に関する経済分析』(唱新著、晃洋書房) 峰毅
[書評]『越境を生きる雲南系ムスリム―北タイにおける共生とネットワーク』(王柳蘭著、昭和堂) 安藤潤一郎
[書評]『ネット大国中国―言論をめぐる攻防』(遠藤誉著、岩波書店) 高原基彰
[お知らせ]第8回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
第767号(2012.1)
特集=ポスト胡錦濤体制へ(2011年度現代中国公開講座)
公開講座特集にあたって 田中信行
報告Ⅰ 中国政治の理論的,思想的動向を見る―胡錦濤の建党90周年記念演説に示された新しい取り組み 朱建栄
報告Ⅱ 中国新指導部の課題―「発展」「調和」の次に来るもの 大西康雄
質疑・応答
[論評]癒しの文学としての魯迅 代田智明
[書評]辿りつけぬ故郷,かき消された歌声―王徳威著・三好章訳『叙事詩の時代の抒情―江文也の音楽と詩作』(研文出版) 久米井敦子
[書評]『東アジアにおける後発近代化と社会政策―韓国と台湾の医療保険政策』(李蓮花著、ミネルヴァ書房) 金成垣
[書評]『現代中国の移住家事労働者―農村-都市関係と再生産労働のジェンダー・ポリティクス』(大橋史恵著、御茶の水書房) 定松文
[資料]『中国研究月報』2011年総目次第65巻第1号~第12号
2011年
第766号(2011.12)
【論文】中国の学校教育における愛国主義教育の変容―政治・歴史・語文に見られる価値志向の分析 武小燕
【論文】周作人における小林一茶の受容―「蠅」を中心に 韓玲姫
[資料紹介]無錫陽湖江陰産繭地方旅行日記 古島琴子
[書評]『東アジアにおける宗教文化の再構築』(鈴木正崇編、風響社)森和
[書評]『中国「反日」の源流』(岡本隆司著、講談社) 村上衛
[書評]『反日―中国は民族主義を越えられるか』(馬立誠著・杉山祐之訳、中央公論新社) 加藤千洋
[書評]『戦後日本人の中国像―日本敗戦から文化大革命・日中復交まで』(馬場公彦著、新曜社) 本田親史
[書評]『これから、中国とどう付き合うか』(宮本雄二著、日本経済新聞出版社) 塚越敏彦
[光陰似箭]戦争体験を聞く 三好章
第765号(2011.11)
特集=都市と農村―文学テクストから読み解く
特集に添えて 代田智明
【論文】茅盾小説の世界構造―1930年代の都市・農村イメージ 白井重範
【論文】「知識青年」は農村をどう描くか―李鋭『厚土』と陳凱歌『黄色い大地』の比較から 杉谷幸太
【論文】王安憶の「上海」―『長恨歌』を中心に 松村志乃
[書評]『中国現代文学論考』(萩野脩二著 関西大学出版部) 下出宣子
[書評]『日中戦争期中国の社会と文化』(エズラ・ヴォ―ゲル,平野健一郎編、慶應義塾大学出版会) 石井弓
[書評]『西晉「儒教國家」と貴族制』(渡邉義浩著、汲古書院) 安部聡一郎
[書評]『捻軍と華北社会―近代中国における民衆反乱』(並木頼寿著、研文出版) 馬場毅
第764号(2011.10)
【論文】康孟卿の翻訳作業とその周辺―戊戌政変から『清議報』刊行までを中心に 吉田薫
【論文】民間企業家の政治身分と民間企業の金融業への進出―2009年中国民間企業トップ100社の金融業への進出を通して 張暁mei・陶文彦
[報告]中国の電力需給と電力改革―福島原発事故の影響 田島俊雄
[書評]『社会主義への挑戦 1945-1971』(久保亨著、岩波書店) 金野純
[書評]『日中国交正常化の政治史』(井上正也著、名古屋大学出版会) 益尾知佐子
[書評]『移動する人々と中国にみる多元的社会―史的展開と問題状況』(根橋正一・東美晴編著、明石書店) 園田節子
[書評]『中国の歴史を知るための60章』(並木頼壽・杉山文彦編著、明石書店)・『キーワード30で読む 中国の現代史』(田村宏嗣著、高文研) 川上哲正
[光陰似箭]辛亥百年 村田雄二郎
第763号(2011.9)
【論文】日中戦争期の中国ムスリム社会における「親日派」ムスリムに関する一考察―中国回教総連合会の唐易塵を中心に 山﨑典子
【論文】華南僑郷における家族史の観光資源化 奈倉京子
[書評]『中国系ニューカマー高校生の異文化適応―文化的アイデンティティ形成との関連から』(趙衛国著、御茶の水書房) 森一平
[書評]「張学」の赤い果実―池上貞子著『張愛玲―愛と生と文学』を読む(東方書店、2011年) 張欣
[書評]晏■(女+尼)著『戦時日中映画交渉史』を読む(岩波書店、2010年) 邵迎建
[光陰似箭]辛亥革命への日本人の「貢献」? 川島真
第762号(2011.8)
【論文】ヨーロッパ戦争開戦前後の蒋介石―日記から読み解く中国当局者のシナリオ 鹿錫俊
【論文】中華人民共和国成立前夜における華北臨時人民代表大会の研究―中国共産党の地方における統治の正統性調達過程 杜崎群傑
[書評]『中国思想史』(アンヌ・チャン著/志野好伸・中島隆博・廣瀬玲子訳、知泉書館) 石井剛
[書評]『近代中国における音楽教育思想の成立―留日知識人と日本の唱歌』(高■(女+爭)著、慶應義塾大学出版会) 丸山貴士
[書評]『戦争を知らない国民のための日中歴史認識―『日中歴史共同研究〈近現代史〉』をよむ』(笠原十九司編、勉誠出版) 小菅信子
[光陰似箭]義和団と台湾 栗原純
第761号(2011.7)
【論文】東亜同文書院農工科の実像についての一考察―経営理念と実態,教育的特徴,卒業生の進路を中心に 武井義和
[インタビュー]中国共産党とともに歩んできた老哲学者,韓樹英氏の人生 横堀克己
[論評]太平楽論の体たらく―代田氏に反論する 石井知章
[書評]『武田泰淳と竹内好―近代日本にとっての中国』(渡邊一民著、みすず書房) 郭偉
[書評]『客家と中国革命―「多元的国家」への視座』(矢吹晋・藤野彰著、東方書店) 福本勝清
[書籍紹介]『四川のチャン族―ブン川大地震をのりこえて〔1950-2009〕』(李紹明・松岡正子主編、風響社) 渡部武
[書籍紹介]『中国東北「辺境」の重工業と食糧基地―黒龍江省チチハルの地域産業発展戦略』(関満博編、新評論) 王穎琳
[光陰似箭]「熱中症」の見せた(?)夢 原宗子
[資料]中国研究所図書館新着図書目録86号(2011年7月)
第760号(2011.6)
【論文】民主政治か個人独裁か―九一八後,国民党四期三中全会をめぐる輿論の変化 齋藤俊博
【研究ノート】中国南部山間地農村での観光開発に伴う農村景観の資源化 菊池真純
[論評]文理融合による租界研究の実践―大里浩秋・貴志俊彦・孫安石編著『中国・朝鮮における租界の歴史と建築遺産』を読む 包慕萍
[書評]『中国労働市場のジェンダー分析―経済・社会システムからみる都市部就業者』(石塚浩美著、勁草書房) 馬欣欣
[書評]『膨張する中国の対外関係』(天児慧・三船恵美編著、勁草書房) 浅野亮
[書評]『裸の共和国―現代中国の民主化と民族問題』(加々美光行著、世界書院) 田島英一
[書籍紹介]『劉暁波と中国民主化のゆくえ』(矢吹晋・加藤哲郎・及川淳子訳、花伝社) 山田賢一
[光陰似箭]『中国年鑑2011』の発刊によせて 伊藤一彦
[報告]2010年度『中国研究月報』編集委員会報告(2010年度編集委員長 田島俊雄)
第759号(2011.5)
小特集=回想「文革前後の日中関係を見て」
[小特集]特集によせて 中島宏
[回想]岡崎嘉平太と周恩来総理―人への思いやり 嶋倉民生
[回想]北京「日僑飯店」の日々―文革前と文革期を中心に 内山宏男
【論文】中国不法行為責任法における責任負担方法 文元春
[書評]『近代国家への模索 1894-1925』(川島真著、岩波書店) 小野寺史郎
[書評]『中国返還後の香港―「小さな冷戦」と一国二制度の展開』(倉田徹著、名古屋大学出版会) 廣江倫子
[書評]『歴史的視野からみた現代中国経済』(中兼和津次編著、ミネルヴァ書房) 加島潤
[書評] 『アジアの潮流と中国―半世紀の変動から見えるもの』(田所竹彦著、里文出版) 阿部雅志
[光陰似箭]書評の太平楽 代田智明
第758号(2011.4)
【論文】議会主義への失望から職能代表制への希望へ―章士釗の『聯業救国論』(1921年) 森川裕貫
【論文】旧制第一高等学校留学生予備教育に関する一考察 韓立冬
[論評]衝撃的な経済成長の実相―横川信治・板垣博編『中国とインドの経済発展の衝撃』(御茶の水書房,2010年)を解する 宮島良明
[報告]第11回両岸三地歴史学研究生論文発表会参加記 金東建・河野正・杜崎群傑
[書評]『殺劫(シャーチェ)―チベットの文化大革命』を看む(ツェリン・オーセル著/ツェリン・ドルジェ写真/藤野彰,劉燕子訳、集広舎) 佐治俊彦
[書評]『沈従文と家族たちの手紙――鄂行書簡』(沈従文等著/山田多佳子訳・解説/萩野脩二監修、三恵社) 津守陽
[書評]『中国都市社会と草の根NGO』(古賀章一著、御茶の水書房) 北川秀樹
[光陰似箭]「計画停電」と日中の電力問題 田島俊雄
[資料]中国研究所図書館新着図書目録85号(2011年4月)
第757号(2011.3)
【論文】「経験交流」と造反運動の拡散 谷川真一
[論評]張愛玲小説の中の華僑と「海帰」 張欣
[論評]語るべきか黙すべきか……―『ジャ・ジャンクー「映画」「時代」「中国」を語る』を読む 白井啓介
[回想]ピンポン外交回想 中島宏
[書評]『東アジアに「近代」を問う』(並木頼寿著作選Ⅰ)(並木頼寿著、研文出版)谷川道雄
[書評]『宋元郷村社会史論―明初里甲制体制の形成過程』(伊藤正彦著、汲古書院)井黒忍
[書評]『「科学技術大国」中国の真実』(伊佐進一著、講談社)宮内雄史
[光陰似箭]中国ジャスミン革命 三好章
第756号(2011.2)
特集=移住先社会と中国のあいだで―近現代史における「華」を問う
特集にあたって 園田節子
【論文】世紀転換期サンフランシスコにおける華僑アイデンティティ創生と「華」の創出 園田節子
【論文】ペナンの広福宮と華人公会堂に見る「華」の展開―誰にどのようにまとまりを示すか 篠崎香織
【論文】20世紀の東北アジアにおける人口移動と「華」 上田貴子
【論文】民族関係から「華」を考える―北タイ国境における雲南系回民を事例に 王柳蘭
[書評]『清朝と近代世界 19世紀』(吉澤誠一郎著、岩波書店) 杉山文彦
[書評]『革命とナショナリズム 1925-1945』(石川禎浩著、岩波書店) 中村元哉
[お知らせ]第7回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
第755号(2011.1)
特集=中国沿海地域労働争議・賃上げの影響 2010年度現代中国公開講座(2010年11月20日,中央大学駿河台記念館670号室)
公開講座 公開講座特集にあたって 田島俊雄
報告Ⅰ 労働争議・賃上げの実態と経済的影響 髙見澤学
報告Ⅱ 日系企業の紛争事例を検証する 田中信行
質疑・応答
[報告]蒋祖慧氏インタビュー記録―母・丁玲と平壌留学,中央戯劇学院崔承喜舞踏研究班の思い出 金スンオグ
[書評]『中国におけるクラスター戦略による農業農村開発』(木南莉莉著、農林統計出版) 張馨元
[書評]『中国の持続可能な成長―資源・環境制約の克服は可能か?』(堀井伸浩編、日本貿易振興機構アジア経済研究所) 古賀章一
[書評]『竹内好―アジアとの出会い』(丸川哲史著、河出書房新社) 杉谷幸太
[光陰似箭]頻発する警察襲撃事件と警察襲撃罪増設をめぐる論争 宇野和夫
[資料]『中国研究月報』2010年総目次 第64巻第1号~第12号
2010年
第754号(2010.12)
一般社団法人中国研究所の発足にあたって 浜勝彦
【論文】CEPA影響下における香港映画の越境に関する考察―製作環境の変容と要因を中心に 謝シン
【書評論文】現代中国の政治体制を歴史上に位置づける 深町英夫
[論評]中国のレアアース産業および産業政策について―蘇文清著『中国稀土産業経済分析与政策研究(中国のレアアース産業の経済分析と政策研究)』(中国財政経済出版社)を読む 伊藤昭男
[随想]大輪のまっ赤なダリヤ 秋原勝二
[書評]『中国高度成長の構造分析―中国モデルの効用と限界』(何清璉著/辻康吾編・訳/小島麗逸解説、勉誠出版) 田畑光永
[書評]『現代中国政治と労働社会―労働者集団と民主化のゆくえ』(石井知章著、御茶の水書房) 塚本隆敏
[書評]『中国セメント産業の発展―産業組織と構造変化』(田島俊雄・朱蔭貴・加島潤編著、御茶の水書房) 伊藤博
第753号(2010.11)
特集=中国アジア外交のダイナミズム
[特集]特集に当たって 趙宏偉
【論文】日中の「文明の衝突」―構造的要素と行動パターン(1990年代半ば~)趙宏偉
【論文】中国の世論・ナショナリズムと国際協調―怒江・メコン川(瀾滄江)ダム開発をめぐって 青山瑠妙
【論文】世界に飛び立つ南寧―中国の地域主義の展開における広西地方政府の役割 益尾知佐子
【論文】国交60周年を迎えた中印関係 三船恵美
[書評]模索する思想史―坂元ひろ子『連鎖する中国近代の“知”』を読む(研文出版、2009年) 古谷創
[書評]『山陝の民衆と水の暮らし―その歴史と民俗』(森田明著、汲古書院)大川裕子
[書評]『地球宣言―大草原の偉大なる寓話』(リグデン著/佐治俊彦、ボルジギン・ブレンサイン訳、教育史料出版会) 劉燕子
第752号(2010.10)
【論文】忘れられた中国初の「9年制義務教育」計画―戦後初期台北市における試みと挫折 菅野敦志
[論評]満洲事変発生地名の再検討」余論―近現代史の“神話”を“歴史”に 山田勝芳
[論評]中国モダニティと思想改造―丸川哲史『魯迅と毛沢東 中国革命とモダニティ』(以文社)を書評する 代田智明
[書評]『グローバル中国への道程―外交150年』(川島真・毛里和子著、岩波書店) 趙宏偉
[書評]『台頭中国の対外関係』(中居良文編著、御茶の水書房) 益尾知佐子
[書評]『中国政治外交の転換点―改革開放と「独立自主の対外政策」』(益尾知佐子著、東京大学出版会) 青山瑠妙
[書評]『中国残留日本人という経験―「満洲」と日本を問い続けて』(蘭信三編、勉誠出版) 秋山洋子
[自著紹介]『現代中国年表1941-2008』(岩波書店,2010年4月刊行)の内容紹介と中国現代史の諸問題について 安藤正士
第751号(2010.9)
【論文】五・四運動期における戴季陶の日本観 張玉萍
【論文】「満洲国」における女性の日本留学―概況分析 周一川
[調査報告]華僑とキリスト教からみる福建近現代史―福建僑郷,サラワク訪問記 山本真
[報告]中国はいま,何を日本に期待しているか―国際学術シンポジウム「中日戦略互信与戦略合作」に参加して 藤村幸義
杭州シンポジウムに参加して 福原亨一
[書評]『中国の経済発展と資源配分 1860-2004』(袁堂軍著、東京大学出版会)徐涛
[書評]『中国の外資政策と日系企業』(渡辺利夫・21世紀政策研究所監修/杜進編、勁草書房) 戴秋娟
[書籍紹介]『土地を奪われゆく農民たち―中国農村における官民の闘い』(王国林著/谷川道雄監訳/中田和宏・田村俊郎訳、河合文化教育研究所) 山田賢一
第750号(2010.8)
[報告]南海本田スト現場からの報告 常凱/胡光輝 訳
[解題]急増する中国の労働争議 田中信行
【論文】孫文とRed Cross―『紅十字会救傷第一法』,訳出と再版の意味するもの(下) 篠崎守利
【研究ノート】1950年代の内モンゴルにおけるモンゴル語使用問題の実態 仁欽
[研究動向]内モンゴルにおける近代教育の研究の展開について―満洲国時代(1932~45)を中心に 娜荷芽
[書評]『中国に継承された「満洲国」の産業―化学工業を中心にみた継承の実態』(峰毅著、御茶の水書房) 洪紹洋
[書評]『「満洲」の成立―森林の消尽と近代空間の形成』(安冨歩・深尾葉子編、名古屋大学出版会) 阿部由美子
[光陰似箭]蒔かぬ種は生えぬ―「孫中山(ソンナカヤマ)」から考えたこと 孫安石
第749号(2010.7)
【論文】孫文とRed Cross―『紅十字会救傷第一法』、訳出と再版の意味するもの(上)篠崎守利
[報告]丁玲文学の「感情」と「政治」―第11回丁玲学会報告 田畑佐和子
[街談巷議]上海万博を見る―中国の将来像を国民に示す 中島宏
[書評]『中国の都市・建築と日本―「主体的受容」の近代史』(徐蘇斌著、東京大学出版会) 高村雅彦
[書評]『青島の都市形成史:1897-1945―市場経済の形成と展開』(欒玉璽著、思文閣出版) 李偉
[書評]『中国農村合作社制度の分析』(河原昌一郎著、農山漁村文化協会)飯塚靖
[書評]『中国農村社会と革命―井岡山の村落の歴史的変遷』(鄭浩瀾著、慶應義塾大学出版会) 阿南友亮
[書評]『日本の中国農村調査と伝統社会』(内山雅生著、御茶の水書房) 栗山知之
[資料]中国研究所図書館新着図書目録84号(2010年7月)
第748号(2010.6)
【論文】中国における農村貧困削減の取り組みと成果 厳善平
【研究ノート】日中戦争期上海のマッチ製造業と日本 今井就稔
[街談巷議]『楊基振日記』にみる歴史叙述と時代 黄英哲
[書評]『中華世界の国家と民衆』上・下巻(小林一美著、汲古書院) 馬場毅
[書評]『自由と国民―厳復の模索』(區建英著、東京大学出版会) 高柳信夫
[書評]『現代中国刑事裁判論―裁判をめぐる政治と法』(坂口一成著、北海道大学出版会) 伹見亮
[書評]『『臺灣私法』の成立過程―テキストの層位学的分析を中心に』(西英昭著、九州大学出版会) 春山明哲
[書評]現代小説『ケータイ』(劉震雲著・劉燕子訳・竹内実監修、桜美林大学北東アジア総合研究所) 竹内実
[光陰似箭]『中国年鑑』2010年版の発刊によせて 伊藤一彦
第747号(2010.5)
【論文】中朝同盟の形成動因に関する一考察―1961年中朝同盟条約の締結過程を中心に 金伯柱
【研究ノート】都市の食,農村の食―清末民国期,湖北省における日常食の階層性 中林広一
[書評]『農民も土も水も悲惨な中国農業』(高橋五郎著、朝日新聞出版) 阿古智子
[書評]『貧者を喰らう国―中国格差社会からの警告』(阿古智子著、新潮社) 厳善平
[書評]『東アジアの歴史―その構築』(ラインハルト・ツェルナー著,植原久美子訳,小倉欣一・李成市監修、明石書店) 小池求
[書評]『中日関係史 1978-2008』(歩平編集代表・高原明生監訳、東京大学出版会) 家近亮子
[自著紹介]『竹内実〔中国論〕自選集』自評(竹内実著、桜美林大学北東アジア総合研究所) 竹内実
[報告]2009年度『中国研究月報』編集委員会報告 田島俊雄
[資料]中国研究所図書館新着図書目録83号(2010年5月)
第746号(2010.4)
【論文】南京国民政府と教科書審定―教育部編審処と国立編訳館の会議記録を中心に 孫安石
【研究ノート】梁啓超と木村鷹太郎―「哀希臘」をめぐって 李海
[論評]「文」をめぐる政治と章炳麟の可能性―林少陽『「修辞」という思想―章炳麟と漢字圏の言語論的批評理論』(白澤社,2009年)を読む 石井剛
[書評]『日本の蒙疆占領―1937-1945』(内田知行・柴田善雅編著、研文出版) 小林英夫
[書評]『日本陸軍と内蒙工作―関東軍はなぜ独走したか』(森久男著、講談社) 内田尚孝
[書評]『「国際都市」上海のなかの日本人』(髙綱博文著、研文出版) 山村睦夫
[書評]『中国共産党「天皇工作」秘録』(城山英巳著、文春新書) 佐藤考一
[光陰似箭]ブックフェアと戴晴 田畑佐和子
第745号(2010.3)
小特集=最近の中国資源エネルギー外交―2010年1月30日,中国研究所・新春講演討論会記録
講演録 多面的な資源エネルギー外交について聞く 浜勝彦
報告Ⅰ 中国の資源外交60年史と海のユーラシア展開 澁谷祐
報告Ⅱ 中国の対南アジア・中東政策 清水学
【論文】中国の文化遺産地域における「旅遊小鎮」式の観光開発に関する一考察―雲南省麗江市・世界遺産「麗江古城」束河古鎮を事例として 馬紅
[書評]『戦後の「満州」と朝鮮人社会―越境・周縁・アイデンティティ』(李海燕著、御茶の水書房) 三ツ井崇
[書評]『中国近代化の開拓者・盛宣懐と日本』(久保田文次監訳、中央公論事業出版) 千葉正史
[書評]『大人のための近現代史―19世紀編』(三谷博・並木頼寿・月脚達彦共編、東京大学出版会) 孫安石
[書評]『文化冷戦の時代 アメリカとアジア』(貴志俊彦・土屋由香編、国際書院) 辻康吾
[光陰似箭]司馬遼太郎のみた中国瞥見 川上哲正
第744号(2010.2)
第6回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
【論文】「先鋒文学」の技法 遠藤佳代子
【論文】転換期における王安憶の文学観―『心霊世界 王安憶小説講稿』を中心に 松村志乃
[解題]並木頼寿氏の遺稿に寄せて 砂山幸雄
【論考】清末民国期国文・国語教科書の構想について(遺稿) 並木頼寿
[書評]『立憲国家中国への始動―明治憲政と近代中国』(曽田三郎著、思文閣出版) 李暁東
[書評]『台湾法の歴史と思想』(後藤武秀著、法律文化社) 鈴木賢
[書評]ノモンハン戦争―モンゴルと満洲国』(田中克彦著、岩波新書) 森久男
[光陰似箭]看板に偽りあり 栗原純
第743号(2010.1)
特集=中国共産党執政60年―その成果と課題2009年度現代中国公開講座
2009年度公開講座特集にあたって 田中信行
報告Ⅰ 改革開放30年の成果と課題―政策展開過程から 浜勝彦
報告Ⅱ 現代中国60年をどう見るか―パラダイム・シフトを考える 毛里和子
質疑・応答
【研究ノート】1936,37年華僑学校教科書取り締まり事件 大里浩秋
[書評]『黄河断流―中国巨大河川をめぐる水と環境問題』(福嶌義宏著、昭和堂) 原宗子
[書評]『中国における住民組織の再編と自治への模索―地域自治の存立基盤』(黒田由彦・南裕子編著、明石書店) 伊藤和歌子
[書評]『南北アメリカ華民と近代中国―19世紀トランスナショナル・マイグレーション』(園田節子著、東京大学出版会) 田嶋淳子
[資料]『中国研究月報』2009年総目次第63巻第1号~第12号
中国研究月報 2009〜2000年
2009年
第742号(2009.12)
【論文】植民地的近代と詩社的伝統意識の乖離―梁啓超の台湾訪問をめぐって 王閏梅
【論文】中華民国における「故宮文物」の意味形成―北京政府期を中心に 張碧恵
[論評]原宗子『環境から解く古代中国』(大修館書店)を読む 平勢隆郎
[書評]『中国抗日軍事史 1937-1945』(菊池一隆著、有志舎) 服部隆行
[書評]『中国近代外交の胎動』(岡本隆司・川島真編、東京大学出版会) 片岡一忠
[書籍紹介]『反日、暴動、バブル―新聞・テレビが報じない中国』(麻生晴一郎著、光文社新書)・『「中国問題」の核心』(清水美和著、ちくま新書) 田村宏嗣
[光陰似箭]風吹草低見牛羊 杉山文彦
[追悼]安藤彦太郎先生を悼む 宇野和夫
[資料]中国研究所図書館新着図書目録82号(2009年12月)
第741号(2009.11)
特集=日中関係のプロセスとメカニズム―1978年~2009年
特集によせて 趙宏偉
【論文】中国の「対外開放」戦略と日本―1978年,対日関係の国内的インプリケーション 益尾知佐子
【論文】小泉政権以降における日中関係の視座―「富強大国化する中国」と日本 三船恵美
【論文】中華振興の外交と日中のわたりあい―東アジア地域統合プロセスの考察 趙宏偉
[書評]『境界に生きるモンゴル世界―20世紀における民族と国家』(ユ・ヒョヂョン、ボルジギン・ブレンサイン編著、八月書館) 暁敏
[書評]『中国の人口移動と社会的現実』(馮文猛著、東信堂) 嶋亜弥子
[光陰似箭] ドアの内と外―各人自掃門前雪 村田雄二郎
第740号(2009.10)
[解題]陳雲と中国の「改革開放」 田島俊雄
[講演録]陳雲と中国改革開放政策の展開 曹応旺(胡光輝 訳)
質疑応答・討論
【論文】民国期上海における百貨店の誕生と都市文化 菊池敏夫
[書評]『新中国を生きた作家 蕭乾』(岡田祥子訳・編、幻冬舎ルネッサンス) 代田智明
[書評]『陶晶孫 その数奇な生涯―もう一つの中国人留学精神史』(厳安生著、岩波書店) 中村みどり
[書評]『環渤海交易圏の形成と変容―清末民国期華北・東北の市場構造』(山本進著、東方書店) 佐藤淳平
[光陰似箭]陳圓圓と呉三桂のこと 三好章
第739号(2009.9)
【論文】要素生産性と環境負荷―中国産業連関表による要因分析 氏川恵次
【論文】投書欄における読者・投稿者・編集者―生活書店出版物を対象とした歴史的考察 楊韜
[論評]「楊紅桜ブーム」から中国児童文学の現状を見る 張欣
[書評]『中国農村の信仰と生活―太湖流域社会史口述記録集』(佐藤仁史・太田出・稲田清一・呉滔編、汲古書院) 田村和彦
[書評]『歴史は生きている―東アジアの近現代がわかる10のテーマ』(朝日新聞取材班著、朝日新聞出版) 小池求
[書評]『中国の森林再生―社会主義と市場主義を超えて』(関良基・向虎・吉川成美著、御茶の水書房) 松永光平
[光陰似箭]No.2,G2からOnly Oneへ 菊池道樹
第738号(2009.8)
【論文】中国の近代における白話小説の「古典化」について―雑誌『新青年』上の討論をめぐって 大橋義武
[講演録]21世紀シルクロード研究会―二胡演奏と解説 中国民族楽器「二胡」の確立と日本での受容 渡里文恵
[書評]『魯迅 自覚なき実存』(山田敬三著、大修館書店) 代田智明
[書評]『朝鮮民族の近代国家形成史序説―中国東北と南北朝鮮』(滝沢秀樹著、御茶の水書房) 朴敬玉
[光陰似箭]呂母と西王母―「観光資源」開発の背景は? 原宗子
[追悼]並木頼寿さんを追悼する 大里浩秋
並木頼寿さんの思い出 田島俊雄
[資料]中国研究所図書館新着図書目録81号(2009年8月)
第737号(2009.7)
【論文】竹内好『近代とは何か』『近代の超克』再読 代田智明
【論文】戴季陶の日本留学 張玉萍
[論評]北京オリンピック2008の歴史的意義―〔書評〕Xu, Guoqi, Olympic dreams: China and sports, 1895-2008, Harvard University Press, 2008. 家永真幸
[書評]『孫文と韓国―中華主義と事大主義の交差』(裵京漢著、ハンウルアカデミー) 金東建
[書評]『堀田善衞上海日記――滬上天下一九四五』(堀田善衞著/紅野謙介編、集英社) 郭偉
[光陰似箭]ウイグル暴動の経緯と問題点 宇野和夫
第736号(2009.6)
【論文】防穀賠償交渉(1893年)における日清韓関係 李穂枝
【研究ノート】コンピュータから見た『人民日報』社説の定型表現とその変遷 叶飛
[論評]岡部牧夫編『南満洲鉄道会社の研究』(日本経済評論社)を論ずる 峰毅
[書評]『近代中国における民俗学の系譜―国民・民衆・知識人』(子安加余子著、御茶の水書房) 伊藤徳也
[書評]『台湾意識と台湾文化―台湾におけるアイデンティティーの歴史的変遷』(黄俊傑著・臼井進訳、東方書店) 黄英哲
[書評]『中国の教育と経済発展』(南亮進・牧野文夫・羅歓鎮著、東洋経済新報社) 劉文君
[光陰似箭]『中国年鑑』2009年版の発刊によせて 伊藤一彦
第735号(2009.5)
【論文】 日中戦争の集合的記憶と視覚イメージ 石井弓
[論評]表象された地主像と民衆の記憶―四川省大邑県劉氏荘園「収租院」から考える 山本真
[書評]『中国物権法を考える』(星野英一・梁慧星監修/田中信行・渠濤編集、商事法務) 小口彦太
[書評]『中国発・多国籍企業』(丸川知雄・中川涼司編著、同友館) 高橋五郎
[書評]『近代日中関係史断章』(岩波現代文庫)(小島晋治著、岩波書店) 杉山文彦
[報告]2008年度『中国研究月報』編集委員会報告(2008年度編集委員長 田島俊雄)
[追悼]山内一男元理事長のご逝去を悼む
[資料]中国研究所図書館新着図書目録80号(2009年5月)
第734号(2009.4)
【論文】日本からの中国帰国留学生の自己実現と「制約」に関する事例的考察 奈倉京子
【調査報告】香港の公共放送RTHKはどこへ行くのか 山田賢一
[論評]交友と旅・調査から読み解く天野元之助―天野弘之・井村哲郎編『満鉄調査部と中国農村調査―天野元之助中国研究回顧』(不二出版)随想 山本真
[書評]『中国社会と大衆動員―毛沢東時代の政治権力と民衆』(金野純著、御茶の水書房) 高橋伸夫
[光陰似箭]北京で「小沢政局」が議論される 趙宏偉
第733号(2009.3)
【論文】中国株の急落と株式会社の改革 田中信行
【論文】雲南の民族政策と王連芳 古島琴子
【研究ノート】清末から民国期にかけての広東・江西に跨るタングステン開発 飯島典子
[書評]『アメリカと戦間期の東アジア―アジア・太平洋国際秩序形成と「グローバリゼーション」』(高光佳絵著、青弓社) 馬暁華
[書評]『若者に伝えたい中国の歴史―共同の歴史認識に向けて』(歩平・劉小萌・李長莉著/鈴木博訳、明石書店) 川上哲正
[光陰似箭]蒋介石の高田時代 川島真
第732号(2009.2)
第5回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
【論文】九一八時期のメディア論調に見る多様の両義性―1932年国難会議をめぐる平津主要紙における政治議論 齋藤俊博
【論文】東亜同文書院の北京移転構想について 石田卓生
[書評]『〈日中共同研究〉「満洲国」とは何だったのか』(植民地文化学会・中国東北淪陷14年史総編室編著、小学館) 福井紳一
[書籍紹介]『東京大生×北京大生 京論壇―次世代が語る日中の本音』―元関係者の立場から(京論壇東京大学実行委員会編、明石書店) 杉谷幸太
[光陰似箭]司法改革はどこへ行く 國谷知史
[資料]中国研究所図書館新着図書目録79号(2009年2月)
第731号(2009.1)
特集=オリンピック後の中国2008年度現代中国公開講座 (2008年10月25日,文京シビックセンター・区民会議室)
公開講座 2008年度公開講座特集にあたって 田島俊雄
【報告Ⅰ】現代中国の国家原理と民族問題のゆくえ 加々美光行
【報告Ⅱ】中国のメディア規制 渡辺陽介
質疑応答
[翻訳・紹介]黄宗英「私は親しく聞いた―毛沢東と羅稷南の対話」―翻訳と訳者の付記 田畑佐和子
[書評]『中国共産党史の論争点』(韓鋼著・辻康吾編訳、岩波書店) 石川禎浩
[書評]『中国の民族問題―危機の本質』(加々美光行著、岩波書店) 田島英一
[資料]『中国研究月報』2008年総目次 第62巻第1号~第12号
2008年
第730号(2008.12)
【論文】中華民国臨時政府樹立過程における王克敏擁立をめぐる特務部の動向―華北経済開発と浙江財閥 広中一成
【研究ノート】現代中国における社会階層構造の変遷―1990年代以降の国産テレビドラマに対するテクスト分析を通じて 周倩
[報告]第十一回日本文学討論会に出席して 呉念聖
[書評]『台湾の政治―中華民国台湾化の戦後史』(若林正丈著、東京大学出版会)北波道子
[書評]『日中戦争とイスラーム―満蒙・アジア地域における統治・懐柔政策』(坂本勉編著、慶應義塾大学出版会) 森久男
[書評]『中国の環境問題』(叢書 現代中国学の構築に向けて(5))(榧根勇編、日本評論社) 山口幸夫
[光陰似箭]田母神論文から見えてくるもの 伊藤一彦
第729号(2008.11)
【論文】中国における住民参加の現状と機能 伹見亮
【論文】中国における高等教育民営化の動向―民営大学と独立学院の比較から 王幡
[書評]『海外進出する中国経済』(叢書現代中国学の構築に向けて(3))(高橋五郎編、日本評論社) 苑志佳
[書評]『中国の新たな発見』(叢書 現代中国学の構築に向けて(1))(加々美光行編、日本評論社) 代田智明
[書評]『家族への手紙―謝冰心の文革』(謝冰心著/萩野脩二・牧野格子訳、関西大学出版部) 岩崎菜子
[光陰似箭]変貌する中国のテレビメディア 山田賢一
[資料]中国研究所図書館新着図書目録78号(2008年11月)
第728号(2008.10)
【論文】連続と断絶―二十世紀初期中国の歴史教科書における黄帝叙述 孫江
【論文】哲学と思想/自己と他者―書評溝口・池田・小島『中国思想史』と中島隆博『残響の中国哲学』 代田智明
[書評]『近代中国の政治文化―民権・立憲・皇権』(野村浩一著、岩波書店) 砂山幸雄
[書評]『現代中国の中央・地方関係―広東省における地方分権と省指導者』(磯部靖著、慶應義塾大学出版会) 梶谷懐
[書評]『中国低層訪談録―インタビューどん底の世界』(廖亦武著/竹内実日本語版監修 /劉燕子訳、集広舎発行・中国書店発売)辻康吾
[街談巷議]中朝国境を見る―中国,北朝鮮の将来に本格的な備えか 中島宏
[光陰似箭]現代中国研究と訓詁学 村田雄二郎
第727号(2008.9)
【論文】胡適の文学史観について―「中国文学史」の成立に関する一考察 大橋義武
【研究ノート】僑郷特有の家族のあり方と個人の価値観―台北市斗山鎮D村における陳家の事例から 奈倉京子
[論評]中国の秘密結社研究から中国の国家社会の特質を論ず―孫江著『近代中国の革命と秘密結社』(汲古書院、2007年)の書評を兼ねて 小林一美
[書評]『現代中国の電力産業ー「不足の経済」と産業組織』(田島俊雄著、昭和堂) 松本俊郎
[街談巷議]中国側観客席から見た北京五輪 田宮昌子
[光陰似箭]「西電東送」と貴州省電力事情 田島俊雄
第726号(2008.8)
特集=チベット統合をめぐる内外の経緯と言説構造―2008年6月7日 中国研究所「チベット問題ワークショップ」の記録
はじめに 並木頼寿
報告Ⅰ 最近の中国のチベット政策及び現地での緊張 平野聡
報告Ⅱ チベット旧社会と「農奴解放」言説 大川謙作
報告Ⅲ チベット問題と1950年代の国際関係―1959年のチベット解放/侵攻をめぐる 川島真
質疑応答・討論
【論文】民国成立期(1912-13)中国とダライ・ラマ政権――ダライ・ラマ帰還と和平交渉 日高俊
【論文】中央民族学院の建校目的と謝冰心夫妻・費孝通の任務(下)―文革直後に英文で出版された少数民族概説書 岩崎菜子
[光陰似箭]脱主義とチベット問題 趙宏偉
第725号(2008.7)
【論文】「民族アイデンティティ」からエイジェンシーへ―中国貴州省プイ族を事例に 梶丸岳
【論文】中央民族学院の建校目的と謝冰心夫妻・費孝通の任務(上)―文革直後に英文で出版された少数民族概説書 岩崎菜子
【論文】上海における住宅供給と価格形成―新沢・華山理論による検討 中岡深雪
[書評]『中国国民政府期の華北政治―1928-37年』(光田剛著、御茶の水書房) 鹿錫俊
[書評]『近代中国の中央と地方―民国前期の国家統合と行財政』(金子肇著、汲古書院) 加島潤
[光陰似箭]皖浙起義100周年記念討論会に参加して 大里浩秋
第724号(2008.6)
【論文】20世紀初頭揚子江流域における機械製綿糸の流入と在来織布業 瀬戸林政孝
【論文】直隷省における「査学」の設置と巡視活動(下)汪婉
[街談巷議]地震報道から思うこと 内田知行
[書評]『嵐を生きた中国知識人―「右派」章伯鈞をめぐる人びと』(章詒和著/横沢泰夫訳 、集広舎発行・中国書店発売) 田畑佐和子
[書評]『中国建国初期の政治と経済―大衆運動と社会主義体制』(泉谷陽子著、御茶の水書房) 松村史穂
[紹介]『中国年鑑』2008年版の刊行について 伊藤一彦
[光陰似箭]チベット騒乱と四川大地震―北京五輪をひかえて 並木頼寿
[資料]中国研究所図書館新着図書目録77号(2008年6月)
第723号(2008.5)
【論文】直隷省における「査学」の設置と巡視活動(上)汪婉
【論文】汪精衛政権下の民衆動員工作―「新国民運動」の展開 堀井弘一郎
[書評]『中国外交政策の研究―毛沢東、鄧小平から胡錦濤へ』(趙全勝/真水康樹・黒田俊郎訳、法政大学出版局)・『中国の外交―自己認識と課題』(川島真編、山川出版社) 益尾知佐子
[書評]『中国東北農村社会と朝鮮人の教育―吉林省延吉県楊城村の事例を中心として(1930-49年)』(金美花著、御茶の水書房) 三好章
[書評]『東アジアの祭祀伝承と女性救済―目連救母と芸能の諸相』(野村伸一編著、風響社) 廣田律子
[光陰似箭]温州のライター 菊池道樹
[資料]中国研究所図書館新着図書目録76号(2008年5月)
[報告]2007年度『中国研究月報』編集委員会報告(2007年度編集委員長 田島俊雄)
第722号(2008.4)
【論文】文化大革命初期の民間言説に見る「社会主義」認識について―紅衛兵と上書者の言説の比較において 中津俊樹
【研究ノート】延安における武闘(1967-1968年)谷川真一
【研究ノート】王安憶と「尋根」 松村志乃
[書評]『大川周明と近代中国』(呉懐中著、日本僑報社) 野村浩一
[書評]『戦間期の東アジア国際政治』(服部龍二・土田哲夫・後藤春美編著、中央大学出版部) 加藤聖文
[光陰似箭] いまどき北京 代田智明
第721号(2008.3)
【論文】宗族、農民と井岡山革命(1927~1929年) 鄭浩瀾
【論文】民国前期、福建省南西部における経済変動と土地革命 山本真
[資料紹介]香港・澳門の近代史関係史料について 古泉達矢
[書評]『20世紀中国の国家建設と「民族」』(王柯著、東京大学出版会) シンジルト
[書評]『銃後の中国社会―日中戦争下の総動員と農村』(笹川裕史・奥村哲著、岩波書店) 石井弓
[光陰似箭]「北京コンセンサス」VS「ワシントンコンセンサス」 趙宏偉
第720号(2008.2)
第4回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
【論文】近代におけるダフール人の政治活動―そのアイデンティティに関する考察 暁敏
【研究ノート】内モンゴルの牧畜業における「三面紅旗」政策に関する考察 リンチン
[論評]無制限労働供給とルイス的転換点 田島俊雄
[書評]『清代モンゴル盟旗制度の研究』(岡洋樹著、東方書店) 広川佐保
[書評]『越境する移動とコミュニティの再構築』(佐々木衛編著、東方書店) 権香淑
第719号(2008.1)
特集=第17回党大会における中国共産党の選択
現代中国公開講座(2007年11月10日,文京区区民センター)
公開講座2007年度現代中国公開講座開催にあたって 山田賢一
報告Ⅰ 胡錦濤「緩兵の計」―党17回大会の人事 清水美和
報告Ⅱ 中国の経済過熱とエネルギー環境問題における中央・地方関係 浜勝彦
質疑応答
[論評]教育のあり方から見える中国社会のいま―牧野篤『中国変動社会の教育―流動化する個人と市場主義への対応』(勁草書房)を読んで 三好章
[書評]『「農本」主義と「黄土」の発生―古代中国の開発と環境 2』(原宗子著、研文出版)小島麗逸
[書評]『毛沢東 その光と影』(岩間一雄著、未來社)中前吾郎
[光陰似箭]21世紀シルクロード復活が鍵か?原宗子
[資料]『中国研究月報』2007年総目次(第61巻第1号~第12号)
2007年
第718号(2007.12)
【論文】ナンセン(nang zan)考―チベット旧社会における家内労働者の実態をめぐって 大川謙作
【論文】信頼性の危機と維持―1961年国連中国代表権問題をめぐる米華関係 石川誠人
[論評]宿命の満鉄に生きた者の覚悟―加藤聖文著『満鉄全史―「国策会社の全貌に』想う 秋原勝二
[論評]女はつらいよ!?―戴錦華著・宮尾正樹監訳・舘かおる編『中国映画のジェンダーポリティクス―ポスト冷戦時代の文化政治(御茶の水書房)に寄せて 白井啓介
[報告]日記が語る「搶救」運動―第十回丁玲学会報告 田畑佐和子
[書評]『近代中国の立憲構想―厳復・楊度・梁啓超と明治啓蒙思想』(李暁東著、法政大学出版局) 佐藤慎一
[書評]『中国近代のリベラリズム』(水羽信男著、東方書店) 柳亮輔
第717号(2007.11)
特集=中国物権法の争点と課題
特集によせて 國谷知史
【論文】物権法草案違憲論争の諸相 伹見亮
【論文】中国物権法における物権法定主義の意義と取引の安全 胡光輝
【研究ノート】中国物権法と農村土地請負経営権をめぐる議論 長友昭
[論評] 国民党政権の国家建設とチベット―Hsiao-Ting Lin, Tibet and Nationalist China's Frontier: Intrigue and Ethnopolitics 1928-1949(Contemporary Chinese Studies)UBC Press,2006に寄せて 小林亮介
[書評]『芥川龍之介と中国―受容と変容の軌跡』(張蕾著、国書刊行会)秦剛
第716号(2007.10)
【論文】明代の麗江ナシ族・木氏土司―「忠臣」と「自主」の間 山田勅之
【論文】「東亜協同体」論をめぐって―戦時下日本の中国論 胆紅
【研究ノート】汪精衛政権の水利政策―安徽省淮河堤修復工事を事例として 小笠原強
[書評]『中国村民自治の実証研究』(張文明著、御茶の水書房) 大鎌邦雄
[書評]『中国農業史』(フランチェスカ・ブレイ著/古川久雄訳・解説) 村上陽子
[書評]文理融合による地域研究の試み―『中国辺境地域の50年―黒河流域の人びとから見た現代史』(中尾正義・フフバートル・小長谷有紀編、東方書店) 岩下明裕
[書評]『21世紀における北東アジアの国際関係』(愛知大学国際問題研究所編、東方書店) 趙宏偉
第715号(2007.9)
特集=中国人日本留学史,日本人中国留学史(2)
【論文】戦前の外務省の中国への留学生派遣について―明治,大正期を中心に 孫安石
【論文】在華本邦補給生,第一種から第三種まで 大里浩秋
【論評】今村与志雄編『橋川時雄の詩文と追憶』(汲古書院刊,2006年)を読む(上)木山英雄
【論評】「文化細目」とは何か 西田勝
[書評]『飢饉と救済の社会史』(シリーズ 中国にとっての20世紀)(高橋孝助著、青木書店) 馬場毅
[書評]四人組的色眼鏡で描いた毛沢東と周恩来―『周恩来秘録 党機密文書は語る』(上・下)(高文謙著/上村幸治訳、文藝春秋) 村田忠禧
[書評]『森川和代が生きた旧「満州」,その時代―革命と戦火を駆け抜けた青春期』(森川忍著、新風舎) 日原きよみ
[光陰似箭]「愛国主義教育基地」・「烈士陵園」雑感 三好章
第714号(2007.8)
特集=中国人日本留学史,日本人中国留学史(1)
特集に寄せて 大里浩秋
【論文】日本占領期華北における留日学生をめぐる動向 川島真
【論文】改革・開放後の中国「国家公費派遣留学生」派遣政策の変遷 王雪萍
【論文】中国の私費留学に関する政策・方針の変遷 李昱
[書評]『中国人の日本語学習史―清末の東文学堂』(劉建雲著、学術出版会) 汪婉
[書評]『中国人留学生・研修生の異文化適応』(葛文綺著、溪水社) 周玉慧
第713号(2007.7)
【論文】「怨」に囚われた張愛玲―「同学少年都不賎」の「欠点」をめぐって 張欣
【研究ノート】西双版納・タイ族における産婆の創出 磯部美里
【研究ノート】中華民国政府の対日講和政策と「吉田書簡」(2)葉習民
【論評】陸軍中央・関東軍と華北問題―森久男氏の「論評」に対して 内田尚孝
【論評】中国政府は中国国民の請求権を放棄したか?―西松建設・中国人強制連行強制労働事件の最高裁第二小法廷判決(2007年4月27日)について 髙木喜孝
[書評]『朝鮮戦争と中国―建国初期中国の軍事戦略と安全保障問題の研究』(服部隆行著、溪水社) 三船恵美
[書評]『皇室外交とアジア』(佐藤考一著、平凡社新書)丹藤佳紀
[書評]『躍動する中国石油石化―海外資源確保と中下流発展戦略』(横井陽一・竹原美佳・寺崎友芳著、化学工業日報社) 池尾愛子
[光陰似箭]「七七」七十周年・国交三十五周年 並木頼寿
第712号(2007.6)
【論文】幻の日本人「戦犯」釈放計画と周恩来―中華人民共和国外交部档案をてがかりに 大澤武司
【研究ノート】義和団時期の張之洞の帝王志向―宇都宮太郎日記を手がかりとして 孔祥吉/馮青訳
【研究ノート】外務省文書があきらかにする大内隆雄伝の一節 石田卓生
【研究ノート】中華民国政府の対日講和政策と「吉田書簡」(1)葉習民
[書籍紹介]『近代中国東北地域史研究の新視角』(江夏由樹・中見立夫・西村成雄・山本有造編、山川出版社)何治濱
[書評]『中国の西部開発と持続可能な発展―開発と環境保全の両立をめざして』(西川潤・潘季・蔡艶芝編著、同友館) 松永光平
[光陰似箭]中国騒乱事件の新傾向と軍隊介入の制度化 宇野和夫
第711号(2007.5)
特集=『中華民国史』―南京大学版との対話と討論
特集によせて 川島真
経済史から見る民国史 吉田建一郎
断代史のなかの経済史叙述―中華民国史と中華人民共和国史 加島潤
通史における思想・学術 竹元規人
司法史から見た民国史 吉見崇
近代中国と国際関係(1)―民国前期外交史の視点から 小林義之
近代中国と国際関係(2)―民国後期外交史の視点から 石黒亜維
民国史のはじまり―清末と辛亥革命から見た民国史 宮原佳昭
民国史をどのように書き終えるのか?―連続・非連続の視点から 中村元哉
49年革命から見る民国史 柳亮輔
[書評]『地域研究としてのアジア』岩波講座「帝国」日本の学知 第6巻(末廣昭[責任編集]、岩波書店) 飯島渉
[書評]『蒋介石と新生活運動』(段瑞聡著、慶應義塾大学出版会) 深町英夫
[報告]2006年度『中国研究月報』編集委員会報告(2006年度編集委員長 田島俊雄)
第710号(2007.4)
特集=中国の法律事情
特集によせて 田中信行
【論文】人民司法に対する初歩的考察―「根拠地法制期」における裁判組織構造の変遷を題材として 御手洗大輔
【論文】中国の司法改革に立ちはだかる厚い壁 田中信行
【論文】中国国家知的財産戦略策定へ向けた動向 古谷真帆
[書評]『《満洲国》文化細目』(植民地文化研究会編、不二出版) 岸陽子
[書評]『人は歌い人は哭く大旗の前―漢詩の毛沢東時代』(木山英雄著、岩波書店) 萩野脩二
第709号(2007.3)
特集=いま魯迅をどう語るか
魯迅を語ることのアポリア―魯迅特集に添えて 代田智明
【報告Ⅰ】私が見た新時期の魯迅 王得后
【報告Ⅱ】道家に対する魯迅の拒否―『故事新編』の関連する小説を中心に 高遠東
【論文】除草できない希望―魯迅の『野草』 Dennitza Gabrakova
[書評]抑制のきいた「おちゃらけ」―『魯迅を読み解く―謎と不思議の小説10篇』(代田智明著、東京大学出版会) 白井重範
[書評]『一九四九年前後の中国』(久保亨編著、汲古書院) 松村史穂
[書評]『思想空間としての現代中国』(汪暉著/村田雄二郎・砂山幸雄・小野寺史郎訳、岩波書店) 宇野木洋
[光陰似箭]政治の季節 田島俊雄
[資料]中国研究所図書館新着図書目録75号(2007年3月)
第708号(2007.2)
第3回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
【論文】出稼ぎ労働者のネットワークとリスク回避―北京建築業界のケース・スタディ 張旭梅
【論文】近代日本に留学した中国人の総数をめぐって―1922-1926年度のデータに関する調査 周一川
【論評】関東軍と陸軍中央部との関係をどのように理解するのか―内田尚孝『華北事変の研究―塘沽停戦協定と華北危機下の日中関係 一九三二~一九三五年』(汲古書院)に寄せて 森久男
【報告】第十回日本文学討論会に出席して 呉念聖
[書評]『日中一〇〇年史――二つの近代を問い直す』(丸川哲史著、光文社新書) 劉傑
[書評]『近代中国の農村経済と地主制』(小島淑男著、汲古書院) 飯塚靖
[光陰似箭]太田記念賞受賞論文を読んで 中島宏
第707号(2007.1)
特集=中国社会の変動と今後の日中関係 2006年度現代中国公開講座(2006年11月11日,中国研究所会議室)
公開講座 2006年度現代中国公開講座開催にあたって
報告Ⅰ 「社会主義新農村建設」と中国の農業・農村問題 田島俊雄
報告Ⅱ 安倍政権下の日中関係の展望 朱建栄
質疑応答
【論文】 陜甘寧辺区における通信員,読報組政策の展開 梅村卓
[書評]『中国野菜企業の輸出戦略―残留農薬事件の衝撃と克服過程』(坂爪浩史・朴紅・坂下明彦編著、筑波書房) 石塚哉史
[書評]『中国農家における公正と効率』(辻井博・松田芳郎・浅見淳之編著、多賀出版) 王雷軒
[光陰似箭]日本の憲法制定と中国―九条と文民条項 川島真
[資料]『中国研究月報』2006年総目次(第60巻第1号~第12号)
2006年
第706号(2006.12)
小特集=中国法律問題の現在―家族/農地
【論文】中国夫婦財産制に関する一考察―離婚時の夫婦財産の分割を中心として 國谷知史
【論文】中国における農村土地請負経営権の主体性と権利性―2契約書の分析を通して 長友昭
【研究ノート】中国家事紛争解決モデルの初歩的検討 潘剣鋒/岡綾子訳
[書評]『幌馬車の歌』(藍博洲著 間ふさ子・塩森由岐子・妹尾加代訳、草風館) 小島晋治
[書評]『もうひとつのチベット現代史―プンツオク=ワンギエルの夢と革命の生涯』(阿部治平著、明石書店) 広池真一
[書評]『中国の統治能力政治・経済・外交の相互連関分析』(国分良成編、慶應義塾大学出版会) 田村宏嗣
[書評]漢詩王国の大長征『岩波漢詩紀行辞典』(竹内実編著、岩波書店) 松岡榮志
[光陰似箭]丸山昇先生を偲んで 代田智明
第705号(2006.11)
【論文】 革命への投企/革命からの投企― 沖縄青年層の見た辛亥革命と大正政変 與那覇潤
【論文】中国の会社法改正が明らかにしたこと 田中信行
[書評]『中国湖北農村の家族・宗族・婚姻』(秦兆雄著、風響社) 西澤治彦
[書評]『蒙地奉上―「満州国」の土地政策』(広川佐保著、汲古書院) 岡洋樹
[書評]『企業の成長と金融制度』(今井健一・渡邉真理子著、名古屋大学出版会) 王京濱
[光陰似箭]台湾における戸籍制度 栗原純
[資料]中国研究所図書館新着図書目録74号(2006年11月)
第704号(2006.10)
【論文】 中国外交における毛沢東と鄧小平の共鳴― 1974年から1975年を中心に 益尾知佐子
【調査報告】中国東北部朝鮮族の台所空間の近代化と食生活の変容―農村部朝鮮族の事例研究を中心に 李恩郷
【街談巷議】中国革命遺跡の旅―貴州、重慶、長沙 中島宏
[書評]『中国における日本租界―重慶・漢口・杭州・上海』(大里浩秋・孫安石編 御茶の水書房) 貴志俊彦
[書評]『戦争・ラジオ・記憶』(貴志俊彦・川島真・孫安石編、勉誠出版) 加藤聖文
[書評]『戦間期中国の綿業と企業経営』(久保亨著、汲古書院) 王穎琳
[光陰似箭]江文也について―20世紀の日中関係の狭間にあった音楽家 三好章
第703号(2006.9)
【論評】現代中国・モダニティ・文学― 2 著の書評をかねて 代田智明
【研究ノート】中国および上海市における自動車リサイクルの動向 平岩幸弘・呉威
【研究ノート】朝鮮族女性の海外婚出と家族扶養形態の変容 張英花
[書評]『漢文脈の近代―清末=明治の文学圏』(齋藤希史著、名古屋大学出版会) 平石直昭
[書評]『規範からの離脱―中国同時代作家たちの探索』(尾崎文昭編、山川出版社) 田畑佐和子
[書評]『寒夜』(李喬著/岡崎郁子・三木直大共訳 国書刊行会) 山田敬三
[光陰似箭]革命と宗族―旧共産党福建西部革命根拠地訪問記 山本真
第702号(2006.8)
【論文】上からの国家建設と大国間秩序の間―中国内戦前夜,米国の中国連合政府構想 松村史紀
【論文】中ソ対立期における中国の核開発をめぐる米国の戦略―1961~1964年における4パターンの米中関係からの分析視角 三船恵美
【論文】冷戦終結期における中国の国連核軍縮論議に対する姿勢 山岸健太郎
[書評]『現代中国政治と人民代表大会―人代の機能改革と「領導・被領導」関係の変化』(加茂具樹著、慶應義塾大学出版会) 諏訪一幸
[書評]『中国の開港と沿海市場―中国近代経済史に関する一視点』(宮田道昭著、東方書店) 村上衛
[書籍紹介]『衞藤瀋吉著作集』(全10巻)(衞藤瀋吉著、東方書店) 李廷江
[光陰似箭]「蟻の兵隊」と靖国神社 伊藤一彦
第701号(2006.7)
特集=中国経済分析の最前線
特集によせて 菊池道樹
【論文】民工の都市生活と子弟教育―北京・上海の事例研究 南亮進・羅歓鎮
【論文】「世界の工場 中国」と世界との貿易・直接投資 胥鵬・田村晶子
【論文】中国国有企業の民営化問題」および「垂直統合型多国籍企業の出現(外資による国内資産の合併買収)」への不完備契約(資産所有(財産権))アプローチ 鈴木豊
[書評]『中国の貯蓄と金融―家計・企業・政府の実証分析』(唐成著、慶應義塾大学出版会) 矢野剛
[光陰似箭]W杯が口火となった中国学生騒乱事件 宇野和夫
第700号(2006.6)
中国研究所60周年記念特集
60周年特集に寄せて 田中信行
[報告]中華人民共和国外交部档案に見る中国研究所―1952年『文物参考資料』交換をめぐる 川島真
[回想]わが青春の中国研究所 川村嘉夫
[再録]資料『中国研究所一覧』(1955年)
【論文】省別格差からみた「出身省別入学定員割当制度」の機能と問題点 沈鴻敏
[論評]『氷点週刊』問題と中国近代史研究―歴史教科書の「左毒」批判,「執政者への誡告」か,言論自由か 佐藤公彦
[書評]『周作人「対日協力」の顛末―補注『北京苦住庵記』ならびに後日編』(木山英雄著、岩波書店) 根岸宗一郎
[書評]『中国の職業教育拡大政策―背景・実現過程・帰結』(劉文君著、東信堂) 嶋亜弥子
[光陰似箭]中国研究所60年 並木頼寿
第699号(2006.5)
【論文】「秋海棠」―淪陥区上海のシンボル 邵迎建
【論文】国民使節胡適の対米宣伝活動に関する考察―1937年~1938年 佐藤一樹
[講演記録]反右派闘争中の謝冰心夫妻 王炳根・萩野脩二 訳・注
[書評]『徽州商人の研究』(臼井佐知子著、汲古書院) 相原佳之
[光陰似箭]袁偉時「近代化と歴史教科書」を読む 大里浩秋
[報告]2005年度『中国研究月報』編集委員会報告(2005年度編集委員長 田島俊雄)
第698号(2006.4)
特集=中国の電力産業―歴史と現状(2)
【論文】東北地域における電力網の形成 峰毅
【論文】中国の電気事業改革と農村部電力事情―吉林省を中心に 門闖
【論文】改革会法規の電力体制改革の経済的評価―産業技術論と政治的レントシーキングの観点から 堀井伸浩
[書評]『人類館―印された扉』(演劇「人類館」の上演を実現させたい会編著、アットワークス) 坂元ひろ子
[光陰似箭]個人情報保護と近代史研究 村田雄二郎
第697号(2006.3)
特集=中国の電力産業―歴史と現状(1)
[特集にあたって]電力問題の位相 田島俊雄
【論文】電力市場の成長と電力産業の発展―1936年までの山東省における電力事業者を中心に 王京濱
【論文】1940年代台湾における電力需給構造の展開 湊照宏
【論文】戦後から人民共和国初期にかけての上海電力産業の統合過程 加島潤
[書評]『中国国有企業の金融構造』(王京濱著、御茶の水書房) 杉本孝
[書評]『橘樸翻刻と研究―『京津日日新聞』』(山田辰雄・家近亮子・浜口裕子編、慶應義塾大学出版会) 福井紳一
第696号(2006.2)
第2回太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
【論文】清末における日本への留学生派遣―駐清公使矢野文雄の提案とそのゆくえ 川崎真美
【論文】中国共産党の国家統合とエスノナショナリズム―延辺朝鮮族自治州の場合 李海燕
[書評]『竹内好という問い』(孫歌著、岩波書店) 代田智明
[書評]『「日中平和条約交渉」の政治過程』(李恩民著、御茶の水書房) 中島宏
[書評]『日中相互理解のための中国ナショナリズムとメディア分析』(高井潔司・日中コミュニケーション研究会編著、明石書店) 辻康吾
[光陰似箭]「日本問題」?米中共同管理へ? 趙宏偉
第695号(2006.1)
『中国研究月報』等の電子化とその利用について――NACSIS-ELSからCiNii(NII-ELS)への移行に伴う措置 付論『中国研究月報』の変遷
【論文】戦前上海における朝鮮人の国籍問題 武井義和
【研究ノート】山西、不灌漑水利組織(生活用水利用組織)の伝統と現代化 森田明
[書評]『西太后―大清帝国最後の光芒』(加藤徹著、中公新書) 佐藤豊
[書評]『東アジア「開明」知識人の思惟空間―鄭観応・福沢諭吉・兪吉濬の比較研究』(金鳳珍著、九州大学出版会) 岡本隆司
[書評]『移民と国家―極東ロシアにおける中国人、朝鮮人、日本人移民』(イゴリ・R・サヴェリエフ著、御茶の水書房) 下斗米伸夫
[光陰似箭]「祁建華『速成識字法』」について 三好章
[資料]『中国研究月報』2005年総目次(第59巻第1号~第12号)
[資料]中国研究所図書館新着図書目録73号(2006年1月)
2005年
第694号(2005.12)
【論文】戦時および戦後復興期台湾におけるソーダ産業 湊照宏
【研究ノート】中国のマスコミ政策における新たな選択―「自律(自主規制)」 崔梅花
【評論】他者性とどのように向き合うか―『婦女雑誌』と五四時期の中国婦人解放論をめぐって 陳■(女+正)湲
[街談巷議]松花江汚染,満洲電気化学,戦争孤児 田島俊雄
[書評]『中国近郊農村の発展戦略』(今村奈良臣・張安明・小田切徳美著、農山漁村文化協会)森路未央
[書評]『構造調整下の中国農村経済』(田島俊雄編、東京大学出版会) 朴紅
[書評]『中国農村の構造変動と「三農問題」―上海近郊農村実態調査分析』(石田浩編、晃洋書房) 厳善平
[光陰似箭]「世界の工場」考 菊池道樹
第693号(2005.11)
【研究報告】近代中国における株式制企業の資金調達 朱蔭貴
【論文】中国の環境政策と民主化に関する考察―行政主導と公衆参加の拡大 北川秀樹
[街談巷議]江西省の旅―虹色ツア 中島宏
[書評]『中国国民政府と農村社会―農業金融・合作社政策の展開』(飯塚靖著、汲古書院)河原昌一郎
[書評]『重慶国民政府史の研究』(石島紀之・久保亨編、東京大学出版会) 内田知行
[光陰似箭]物権法パブリック・オピニオンの募集 國谷知史
第692号(2005.10)
【論文】中国の市場経済化と都市公共交通体系の改革 繆里英
【研究ノート】現代中国都市社会における女性のアイデンティティ危機―テレビドラマ『中国式離婚』の言説戦略の分析を通して 文俊
[書評]『戦時上海―1937~45年』(高綱博文編、研文出版) 加島潤
[書評]『新版現代中国政治』(毛里和子著、名古屋大学出版会) 浜勝彦
[光陰似箭]内蒙古自治区の灌漑とアルカリ化に触れて―居延視察報告 原宗子
[資料]中国研究所図書館新着図書目録72号(2005年10月)
第691号(2005.9)
【論文】中国・台湾の産業発展と旧日系化学工業 田島俊雄
【論文】満鉄附属地居住華商に対する中国側税捐課税問題 大野太幹
[書評]『民国後期中国国民党政権の研究』(中央大学人文科学研究所編、中央大学出版部) 川島真
[書評]『「婦女雑誌」からみる近代中国女性』(村田雄二郎編、研文出版) 代田智明
第690号(2005.8)
【論文】経済発展過程における中国の後期中等職業教育の発展―政策方針、労働需要および教育需要からの考察 呉琦来
【研究ノート】北一輝の中国論―『支那革命外史』以後を中心に 趙暁(青+見)
【研究ノート】チベット族の一妻多夫婚――雲南省徳欽県のフィールドから 六鹿桂子
[書評]『黄土の大地 1937~1945』(内田知行著、創土社) 広中一成
[書評]『清帝国とチベット問題―多民族統合の成立と瓦解』(平野聡著、名古屋大学出版会) 安藤潤一郎
[光陰似箭]「抗日勝利日」―歴史記念日の揺らぎ 川島真
第689号(2005.7)
特集=波乱含みの日中関係―「政冷経熱」から「政経両冷」への危険の深層を問う 2005年度現代中国公開講座(2005年5月21日、タワーホール船堀)
2005年度現代中国公開講座「波乱含みの日中関係」開催にあたって 山田賢一
報告Ⅰ 日中関係のひずみの真相を問う 辻康吾
報告Ⅱ 中国脅威論と中国特需の経済学 高橋満
質疑応答
【報告】上海モーターショーに参加して 森久男
[書評]『中国環境ハンドブック 2005-2006年度版』(中国環境問題研究会編、蒼蒼社)知足章宏
[書評]『経済転型的代価:中国城市失業、貧困、収入差距的経験分析』(李実・佐藤宏主編、中国財政経済出版社) 山口真美
[書評]『中華新経済システムの形成』(高橋満著、創土社) 福原亨一
[光陰似箭]立ち位置 代田智明
第688号(2005.6)
特集=4月・中国の反日運動
ナショナリズム、ネット社会と<囚人のジレンマ>―<4月・中国の反日運動> 特集にあたって 田島俊雄
緊急アンケート結果・教育現場から見た「反日デモ」への認識 市来弘志
反日デモ活動―広東省のケース 森路未央
「愛国」と「反日」のあいだ 加藤晴子
上海の反日抗議行動 大澤肇
「中日関係論壇」の書き込みにみる日中関係 陳嬰嬰
反日行動をめぐる中国国内との対話 王京濱
中国の反日デモに思う 飯塚英明
胡錦涛の対日政策 小泉を相手とせず 趙宏偉
【論文】清末における社会教育と地域社会―天津における「衛生」の教育を例として 戸部健
[書評]『台頭する私営企業主と変動する中国社会』(中村則弘著、ミネルヴァ書房) 園田茂人
第687号(2005.5)
【論文】現代中国におけるナショナリズム言説の諸位相 李永晶
【論文】中華文化復興運動にみる戦後台湾の国民党文化政策 菅野敦志
[書評]『冷戦後の日中安全保障』(ラインハルト・ドリフテ著/坂井定雄訳、ミネルヴァ書房)西倉一喜
[書評]『戦後中国の憲政実施と言論の自由 1945-49』(中村元哉著、東京大学出版会) 鈴木賢
[書評]『中国経済論』(加藤弘之・上原一慶編著、ミネルヴァ書房) 中屋信彦
[光陰似箭]反日デモ―日中のコミュニケーションギャップ 中島宏
[報告]2004年度『中国研究月報』編集委員会報告 田島俊雄
第686号(2005.4)
特集=戦前期教科書問題研究(2)
【論文】「支那排日教科書」批判の系譜 砂山幸雄
[報告]中国大陸の大学『中国近代史』教科書にみる中日関係関連内容の紹介―中華書局、1977-1994年、『中国近代史』教科書の4種版本を対象として 易恵莉
[書評]『中国の歴史―中国高等学校歴史教科書』(人民教育出版社歴史室著/小島晋治等訳、明石書店) 三好章
[書評]『中国知識人の百年 文学の視座から』(岸陽子著、早稲田大学出版部) 阪本ちづみ
[書評]『黄土の村の性暴力―大娘たちの戦争は終わらない』(石田米子・内田知行編、創土社) 森久男
[光陰似箭]戦前の横浜中華学校での教科書問題 大里浩秋
第685号(2005.3)
特集=戦前期教科書問題研究(1)
[まえがき]共同研究「戦前期日中間における教科書問題の研究」について―日中友好会館日中歴史センター「日中近現代史に関する研究助成」による 並木頼寿
【論文】清末より民国期における教科書―教育制度・教科書制度と教科書の変遷 川上哲正
【論文】清末・民国期地理教科書の空間表象―領土・疆域・国恥 黄東蘭
[書評]『愛国主義の創成 ナショナリズムから近代中国をみる』(吉澤誠一郎著、岩波書店) 木下恵二
[書評]『中国民族主義の神話―人種・身体・ジェンダ』(坂元ひろ子著、岩波書店) 瀬地山角
[書評]『中国の衝撃』(溝口雄三著、東京大学出版会) 代田智明
[書評]"Banner Legacy: The Rise of the Fengtian Local Elite at the End of the Qing"(Yoshiki Enatsu Center for Chinese Studies, The University of Michigan) 吉澤誠一郎
第684号(2005.2)
太田勝洪記念中国学術研究賞の発表・授与について
【論文】現代中国民事訴訟法における起訴受理制度について 御手洗大輔
【研究ノート】中国における対外認識とグローバリゼーション論 江川治男
[報告]丁玲生誕百年記念の学会に参加して 田畑佐和子
[書評]『周恩来 キッシンジャー機密会談録』(毛里和子、増田弘監訳、岩波書店) 青山瑠妙
[光陰似箭]2005年元旦、バマコにて日中を想う 村田雄二郎
[資料]中国研究所図書館新着図書目録 第71号(2005年2月)
第683号(2005.1)
【論文】逆風にさらされる中国農村の基層選挙 田中信行
[調査報告]中国人研修生・技能実習生の実態に関するケーススタディ 王津
[書評]『1930年代中国政治史研究―中国共産党の危機と再生』(田中仁著、勁草書房) 三好章
[書評]『東アジアの女神信仰と女性生活』(野村伸一編著、慶應義塾大学出版会) 伊藤亜人
[光陰似箭]ウズベキスタンへの旅で 小島晋治
[資料]『中国研究月報』2004年総目次(第58巻第1号~第12号)
2004年
第682号(2004.12)
【論文】中国の対イラン関係強化をめぐる米中関係 三船恵美
[報告]3大石油・石化集団の経営改革と石油安全保障(下-2) 横井陽一
[「小特集 サッカー・アジアカップ」に関する反応―その2]
アジアカップ問題はどう語られたのか 家永真幸
反応に対する反応―梶谷、三好両氏に答えて 代田智明
[書評]『現代中国の政治と官僚制』(国分良成著、慶應義塾大学出版会) 趙宏偉
[書評]『中国の芝居の見方 中国演劇論集』(杉山太郎著/瀬戸宏編、好文出版) 三須祐介
[光陰似箭]聯想版のIBMパソコン 並木頼寿
第681号(2004.11)
太田勝洪記念中国学術研究賞の創設
【論文】文革期毛沢東と中共指導幹部の意思疎通チャネル―「訪報制度」の役割とその限界 吉村拓三
【研究ノート】清末の外交家伍廷芳と日本の関係 孔祥吉(馮青 訳)
[シルクロード研究会報告]ウズベキスタンの国家、宗教、地域社会 高橋巖根
[街談巷議]大寨・延安の旅―中国の変貌を象徴 中島宏
[書評]『中国近代外交の形成』(川島真著、名古屋大学出版会) 青山治世
[書評]『中国人の見た明治日本―東遊日記の研究』(佐藤三郎著、東方書店) 汪婉
[光陰似箭]董輔礽所長の思い出 田島俊雄
第680号(2004.10)
【論文】シンガポールの華人社会における剪辮論争―異質な人々の中で集団性を維持するための諸対応 篠崎香織
【研究ノート】声なき声を語る―張承志の最近の時評から 河村昌子
[報告]中国吉林省への日本稲作技術の移転記録 藤田泉
[「小特集 サッカー・アジアカップ」に関する反応]
「反日」をめぐる言説とジェンダー―本誌9月号小特集に寄せて 梶谷懐
アジアカップと「国民国家」ー「理解に苦しむ」代田氏へ 三好章
[書評]『中国と日本の外交政策―1950年代を中心にみた国交正常化へのプロセス』(王偉彬著、ミネルヴァ書房) 大澤武司
[書評]『柳条湖事件から盧溝橋事件へ一九三〇年代華北をめぐる日中の対抗』(安井三吉著、研文出版) 劉傑
[書評]『人民元切上げと中国経済』(大久保勲著、蒼蒼社) 大西義久
第679号(2004.9)
小特集=サッカー・アジアカップ
アジアカップと中国民衆の反日感情―特集にあたって 田島俊雄
されどサッカーー北京迷球のみたアジアカップ 袁鋼明
アジアカップ決勝戦場内観戦記 湊照宏
8月7日北京工人体育場外にて 小嶋華津子
対外認識の愛憎二重心理(アンビバレンス)とどう向き合うか 園田茂人
中国インターネット上のアジアカップ―サッカーファンの行為をめぐる論争 劉星
ぼくたちは好戦的!? 代田智明
サッカーと歴史認識 並木頼寿
日中友好運動の終焉と国家間相克関係の顕在化 趙宏偉
【論文】一貫道と近代政治ー「反動会道門の鎮圧」を中心に 孫江
[書評]『日本財界と近代中国―辛亥革命を中心に』(李廷江著、御茶の水書房) 藤井昇三
[書評]『華中農村経済と近代化 近代中国農村経済史像の再構築への試み』(弁納才一著、汲古書院) 山本真
[書評]『ジェンダーからみた中国の家と女』(関西中国女性史研究会編、東方書店) 石川照子
第678号(2004.8)
【論文】活仏転世の政治学―改革開放期中国共産党の宗教政策 広池真一
【研究ノート】ロシナンテの影―「もし魯迅がいま生きていたら」論争ノート 代田智明
[紹介]中国「2003年流行語」の文化的透析 孫樹林
[報告]3大石油・石化集団の経営改革と石油安全保障(下-1) 横井陽一
[書評]『黄霊芝物語 ある日分台湾作家の軌跡』(岡崎郁子著、研文出版)ー今も日本語で書き続ける台湾人作家 西田勝
[光陰似箭]戦争の教訓と「人殺し」のトラウマ 三好章
第677号(2004.7)
特集=中国の経済発展と社会変化 2004年度現代中国公開講座
「中国の経済発展と社会変化」の趣旨 高橋満
報告Ⅰ 中国経済の台頭と日中モノづくり構造変化 横田高明
報告Ⅱ 変貌する中国社会をどう見るか 杉山文彦
質疑応答
[報告]3大石油・石化集団の経営改革と石油安全保障(中)横井陽一
[書評]『辛亥革命の多元構造―辛亥革命90周年国際学術討論会(神戸)』(孫文研究会編、汲古書院)小野寺史郎
[書評]『霧里観花―中国戯劇的可能性』を読んで(杉山太郎・伊藤茂・中山文共著、中国戯劇出版社)孫玄齢
[光陰似箭]中国から「新幹線」が消えてしまった 趙宏偉
第676号(2004.6)
特集=中国主要産業のダイナミックな発展と課題―日中経済交流史研究会報告
特集に寄せて 中島宏
[報告]中国鉄鋼産業の発展経緯と今後の展望 樺島康介
[報告]自動車産業は高速成長中 内山宏男
[報告]3大石油・石化集団の経営改革と石油安全保障(上)横井陽一
[書評]『アジアにおける近代的工業労働力の形成―経済発展と文化ならびに職務意識』(清川雪彦著、岩波書店) カク燕書
[書評]『グローバル競争時代の中国自動車産業』(丸川知雄、高山勇一編、蒼蒼社) 森久男
第675号(2004.5)
【論文】陸軍軍命商社の活動―昭和通商株式会社覚書 柴田善雅
【論文】戦後内戦期における中国共産党統治下の大衆運動と都市商工業―東北解放区を中心として 大沢武彦
[書評]『中国 未完の経済改革』(樊綱著、関志雄訳、岩波書店) 菊池道樹
[書評]『中日関係に対する戦略的思考』(時殷弘著、中国通信社訳)、『「対日新思考」論議の批判的検討』(高井潔司著)、『二一世紀の日中関係』(金煕徳著、董宏、鄭成、須藤健太郎訳)(すべて日本僑報社) 清水美和
[書評]『羊の門』(李佩甫著、永田小絵訳、辻康吾監修、勉誠出版) 上村幸治
[光陰似箭]法学教育の百年―北京大学法学院百年院慶に出席して 國谷知史
[報告]2003年度『中国研究月報』編集委員会報告 田島俊雄
第674号(2004.4)
[追悼]追悼 太田勝洪前理事長 中国研究所理事会
【論文】危機の葬送―魯迅『孤独者』論 代田智明
【研究ノート】改革期中国の「市場」とレントシーキングその経済的効果およびロシアとの比較 野村崇弘
[街談巷議]台北・北京の旅 中島宏
[書評]『中国の石油と天然ガス』(神原達著、日本貿易振興会アジア経済研究所) 張平
[書評]『日本華僑華人社会の変遷:日中国交正常化以後を中心として』(朱慧玲著、日本僑報社) 田嶋淳子
第673号(2004.3)
【論文】華北分離工作の展開と国民政府の対応 内田尚孝
【研究ノート】経済改革後における中国金融システムの変容 王京濱
[街談巷議]2004年2月28日在台北 田島俊雄
[書評]『後発工業国の経済発展と電力事業―台湾電力の発展と工業化』(北波道子著 晃洋書房) 湊照宏
[書評]『労働市場の地殻変動』(丸川知雄著、名古屋大学出版会) 張紀潯
[書評]『所得格差と貧困』(佐藤宏著、名古屋大学出版会) 峰毅
[連載]中国研究所図書館新着図書目録70号(2004年3月)
第672号(2004.2)
[お知らせ]『中国研究月報』電子ジャーナル版等の利用について
【論文】中国の「農村税費改革」と政治体制―政治文明論からのアプローチ 趙宏偉
【研究ノート】韋君宜の生涯―沈黙に抗して 田畑佐和子
【小論】グローバリゼーション・魯迅・主観間性 代田智明
[書評]The Growth of Market Relations in Post-Reform Rural China : A micro-analysis of peasant, migrants and peasant entrepreneurs(Hiroshi Sato Routledge Curzon) 菅沼圭輔
[書評]『中国文化大革命再論』(国分良成編著、慶應義塾大学出版会) 小竹一彰
[図書紹介]『新中国に貢献した日本人たち―友情で綴る戦後史の一コマ』(中国中日関係史学会編/武吉次朗訳、日本僑報社) 中島宏
[光陰似箭]「強制連行」―「歴史的事実」と「思想の自由」 並木頼寿
第671号(2004.1)
【論文】1920年代後半における大川周明の中国認識―満蒙問題対策との関連の視角から 呉懐中
【研究ノート】日中開戦後における胡適の和平工作活動に関する考察 佐藤一樹
【研究ノート】新聞小説と職業作家―李涵秋と小説『広陵潮』を中心に 神谷まり子
[光陰似箭]旧吉野村訪問記 栗原純
[資料]寄贈資料の紹介
[資料]『中国研究月報』2003年総目次(第57巻第1号~第12号)
2003年
第670号(2003.12)
【論文】中国障害児教育の変遷 真殿仁美
【論文】戴季陶『日本論』の構造および文体 董世奎
【論文】 福建人民革命政府の対外政策と日本政府の動向(下) 橋本浩一
[書評]『戴季陶の対日観と中国革命』(嵯峨隆著、東方書店) 川上哲正
[光陰似箭]南京の憂鬱―刷り込まれた「記憶」 代田智明
第669号(2003.11)
【論文】福建人民革命政府の対外政策と日本政府の動向(上) 橋本浩一
【論文】文革期の政権再建に関する研究―「三結合政権」における上海モデルの成立 楊麗君
【研究ノート】魯迅『故事新編』の語りについて 断絶と連続―語りの時間的構造についての一考察 景慧
【回想】中国指導者の思い出 中島宏
[書評]『ペストと近代中国―衛生の「制度化」と社会変容』(飯島渉著、研文出版) 孫安石
[書評]『満洲国の阿片専売―「わが満蒙の特殊権益」の研究』(山田豪一著、汲古書院) 森久男
[連載]中国研究所図書館新着図書目録69号(2003年11月)
第668号(2003.10)
【論文】中国化学工業の源流―永利化工・天原電化・満洲化学・満洲電化 田島俊雄
【論文】中国最初の国旗―清朝・黄龍旗について 小野寺史郎
【研究ノート】建国初期の社会再編における売買春の実態―中国福州市で逮捕された、ある「台基主」に対する聞き取り調査 林紅
[書評]『ぼくらの村にアンズが実った―中国・植林プロジェクトの10年』(高見邦雄著、日本経済新聞社) 原宗子
[書評]『神格化と特権に抗して ある中国「右派」記者の半生』(戴煌著、横澤泰夫訳、中国書店) 辻康吾
[光陰似箭]北京の憂鬱―「非典」後伝瑣記 代田智明
第667号(2003.9)
特集=メディアと大衆動員
【論文】『上海漫画』におけるC.H.シュトラッツの受容―ドイツ裸体主義運動と「世界人體之比較」 井上薫
【研究ノート】中国のマス・メディアにおける「問題解決」機能―『揚子晩報』「熱線伝真」に見る中国社会 渡邊真理子
【研究ノート】中国のインターネットフォーラムにおける内容規制―「人民網」の論壇を事例に 祁景■(ying)
[書評]『摩擦と合作 新四軍1937~1941』(三好章著、創土社) 村井寛志
[光陰似箭]ある老人の軌跡 三好章
第666号(2003.8)
特集=「中国・胡錦濤時代を占う」2003年度現代中国公開講座(2003年5月31日、江戸川区総合区民ホール)
「中国・胡錦濤時代を占う」まえがき 杉山文彦
報告Ⅰ 胡錦濤の政治とSARS政局 趙宏偉
報告Ⅱ 改革・開放政策の新しいステージ 田中信行
質疑応答
【研究ノート】日本の外交文書から見た翁同■(he)罷免の真相 孔祥吉、村田雄二郎
[報告]少数民族地区における教育支援に関する一考察―宋慶齢日本基金会の寧夏プロジェクトをめぐって 新保敦子
[書評]『中国はなぜ「反日」になったか』(清水美和著、文春新書) 中島宏
[光陰似箭]民法論争傍聴 國谷知史
第665号(2003.7)
【論文】台湾チベット人の歴史と現状―台湾における位置づけの変化を中心に 大川謙作
【論評】中国の中小企業信用保証問題―国連計画実験地鎮江市中小企業信用保証センターを事例に 李xin(日+斤)
【論評】中国の政治発展と民主化―比較政治学の視点から 郭定平
[書評]『中国農村経済と社会の変動―雲南省石林県のケース・スタディ―』(中兼和津次編著、御茶の水書房) 渡部武
[書評]『中国村落社会の構造とダイナミズム』(佐々木衛・柄澤行雄編、東方書店) 田原史起
[書評]『中国の核・ミサイル・宇宙戦力』(茅原郁生編著、蒼蒼社) 村井友秀
[光陰似箭]天野元之助旧蔵書のゆくえ 田島俊雄
第664号(2003.6)
【論文】変容する香港のカレンシーボード制 大久保和正
【論文】北京市民の環境保全意識の解析―政府依存度に基づく「環境クズネッツ曲線」 金城盛彦
【書評論文】孫文と「満州租借交渉」・「日中盟約案」再考―兪辛tun(火+享)氏『辛亥革命期の中日外交史研究』によせて 久保田文次
[書評]『中国企業の所有と経営』(丸川知雄編、日本貿易振興会アジア経済研究所) 李捷生
[光陰似箭]上海の片隅に暮して 大里浩秋
[連載]中国研究所図書館新着図書目録68号2003年6月
第663号(2003.5)
【論文】江戸末期の対中使節への新視角―総理衙門档案からの問い 川島真
【論文】日中国交正常化過程の再検証―日本外務省の公開資料からみる 殷燕軍
【研究ノート】中国で新設された148法律サービスホットラインについて―開花する基層法制工作 浅井加葉子
[ドキュメント]2003年4月北京「非典」日誌 代田智明
[書評]『中国人日本留学史研究の現段階』(大里浩秋・孫安石編、御茶の水書房) 厳安生
[書評]『中国工業合作運動の研究』(菊池一隆著、汲古書院) 内田知行
第662号(2003.4)
【論文】中国の郷長・鎮長選挙改革 田中信行
【論文】曹操評価の変遷とその政治的意味―毛沢東の事例を中心に 田中靖彦
[紹介]中国結びの社会文化的意味 余項科
[書評]『農民の反乱―昇竜のアキレス腱』(清水美和著、講談社) 西野真由
[書評]『等身大の中国』(天児慧著、勁草書房) 沼尻勉
[光陰似箭]龍は龍を生み、鳳は鳳を生む 趙宏偉
第661号(2003.3)
小特集=中国文学研究は何ができるか
[序に代えて]中国文学研究は何ができるか 代田智明
[論評]反転するテクストおよびテクストと読者との交錯について―文学研究は何ができるか 代田智明
【論文】魯迅の可能性―『破悪声論』に手がかりを求めて 高遠東(子安加余子訳)
【論文】中国現代史上の民主主義再考―1920年代国民会議運動 白永瑞(孫安石訳)
[論評]現時点における「世論による監督」の在り方―中国中央テレビ『焦点訪談』を事例として 伊藤由美
[論評]「バーチャル・マイグレーション」と在日中国人IT技術者 王津
[書評]『東アジア国際環境の変動と日本外交1918-1931』(服部龍二著、有斐閣) 土田哲夫
第660号(2003.2)
特集=中国社会階層研究の現在
[特集に寄せて]階層問題と中国の将来 園田茂人
【論文】現代中国における社会階層と経済格差 李春玲(呉冬梅・園田茂人訳)
【論文】台頭する中間層と中国社会の現在 張宛麗(方明豪・園田茂人訳)
【論文】階層的リアリティをめぐる意識と現実 王春光・李wei(呉冬梅・園田茂人訳)
[書評]『月を曳く船方―清末中国人の米欧回覧』(阪本英樹著、成文堂) 溝口雄三
[書評]『日中戦争・哀しい兵隊―父の記憶をたどる旅』(加藤克子著、れんが書房新社) 杉山文彦
第659号(2003.1)
【論文】柏文蔚の第二革命と長崎亡命:1913年~1915年 横山宏章
[連続講演会]中国新体制の戦略
中国新体制の行方 朱建栄
中国新指導体制の国家戦略と日本 天児慧
[論評]中国企業の経営者報酬制度 劉平
[街談巷議]アメリカの大学における中国言語・文学・文化研究と教学の現状 黄英哲
[書評]『魯迅書簡と詩箋』(阿部幸夫著、研文出版) 代田智明
[光陰似箭]16回党大会雑感 田島俊雄
[資料]『中国研究月報』2002年総目次
2002年
第658号 (2002.12)
小特集=歴史としての文化大革命
【論文】文化大革命初期に発生した中朝関係の悪化について(1966~1970年を中心に) 堀田幸裕
【論文】文革収束期における社会運動の動態分析―上海市を中心として 金野純
[回想]60年代、中国研究の奇禍―新島淳良と竹内実のこと 菅沼正久
[自著を語る]『毛沢東のベトナム戦争―中国外交の大転換と文化大革命の起源』(朱建栄著、東京大学出版会)朱建栄
[書評]『抗日戦争と民衆運動』(内田知行著、創土社)三好章
[書評]『現代中国の政府間財政関係』(張忠任著 御茶の水書房)斉藤節夫
[連載]中国研究所図書館新着図書目録67号、2002年12月
第657号 (2002.11)
【論文】米国の対北東アジア安全保障政策と米中関係 三船恵美
[紀行]diao(石+周)房に住む人びと―羌族をたずねて 中野謙二
[日中交流史話]達夫の日本観の移り変わり―忘年の交わりから『沈淪』の執筆まで 王海涵
[街談巷議]謝冰心―敗戦直後の東京に滞在して 古島琴子
[自著を語る]『浪人と革命家―宮崎滔天・孫文たちの日々』(田所竹彦著、里文出版)田所竹彦
[書評]『疾病・開発・帝国医療―アジアにおける病気と医療の歴史学』(見市雅俊・斉藤修・脇村孝平・飯島渉編、東京大学出版会)戸部健
[書評]『ユートピアへの想像力と運動―歴史とユートピア思想の研究』(小林一美・岡島千幸編 御茶の水書房)代田智明
[連載]中国研究所図書館新着図書目録66号、2002年11月
第656号 (2002.10)
小特集=株式会社化の現段階
【論文】中国の上場企業の特徴と収益率の分析―中国株式市場の現状と問題点 白井早由里
[論評]中国における国有企業の株式会社化と国有資本支配―王京濱氏の批判に応える 中屋信彦
【論文】「受戒」における祝祭性と汪曾祺の解放体験 徳間佳信
[日中交流史話]魯迅の近代日本認識―自民族批判との結びつきをめぐって 潘世聖
[書評]『中国の人口変動』(李仲生著、日本僑報社) 早瀬保子
第655号(2002.9)
小特集=民族問題の諸相
【論文】「苗女」論争、及びその背景―80年代初期におけるミャオ(苗)族知識人層の民族的「覚醒」について―楊志強
【研究ノート】茅盾と現実―1930年前後における茅盾の現実認識に関する一考察 白井重範
[インタビュー]オスパン・イスラム小史―部下だったカザフ人へのインタビュー 比嘉清太
[書評]『華人ディアスポラ―華商のネットワークとアイデンティティ』(陳天璽著、明石書店) 田嶋淳子
[書評]『章士ショウと近代中国政治史研究』(鐙屋一著、芙蓉書房) 野村浩一
[光陰似箭]歴史認識・歴史教科書 並木頼寿
第654号 (2002.8)
特集=「日本と中国 その過去と未来をを語る」日中国交回復30周年記念公開講座(2002年5月18日、江戸川区総合区民ホール)「日本と中国 その過去と未来を語る」
まえがき 伊藤一彦
報告Ⅰ 新段階を迎えた日中関係の座標軸 天児慧
報告Ⅱ 中国の日本のイメージの変遷―国交正常化30周年の回顧 劉傑
報告Ⅲ 国交正常化後の日中経済関係 小島末夫
質疑応答
[街談巷議]ある日本人の死 代田智明
[書評]『20世紀の中国研究―その遺産をどう生かすか』(小島晋治・大里浩秋・並木頼寿編、研文出版) 丸山昇
[書評]『膨張する中国 呑み込まれる日本』(趙宏偉著、講談社) 福原亨一
第653号 (2002.7)
特集=21世紀初頭・東アジアで魯迅を語る―ソウル国際学会報告
[序]方法としての魯迅―特集「21世紀初頭・東アジアで魯迅を語る」 代田智明
【論文】魯迅と韓龍雲 二人の革命の現在的価値 (韓国)劉世鐘(李権煕訳)
【論文】魯迅の「宇」と「宙」 (韓国)白元淡(李権煕訳)
【論文】現代化モデルにおける東西の差異と魯迅思想の超越―魯迅における個人主義と集団主義についての一考察 (中国)厳家炎(日原きよみ訳)
【論文】魯迅:中国「真の知識階級」の歴史的運命 (中国)銭理群(代田智明訳)
【論文】日本における近代批判と魯迅 代田智明
第652号(2002.6)
特集=農業・農村問題の位相
[特集にあたって]中国農業と構造調整の課題 田島俊雄
【論文】中国農村における耕地利用権の平等分配システム―現状と問題点 菅沼圭輔
【論文】中国内陸農村の貧困構造と出稼ぎ―重慶市合川市雲門鎮調査を中心に 石田浩
【論文】改革開放下における「単位」制度の変容と共産党の主導権 劉求實・橋爪大三郎
[自著を語る]中国共産党中央委員のデータファイルを作成して 小竹一彰
[書評]『日本企業アジアへ―国際社会学の冒険』(園田茂人著、有斐閣) 松戸武彦
第651号(2002.5)
特集=中国のWTO加盟
【論文】WTO加盟後の中国と日中経済関係 横田高明
【論文】WTO加盟と中国自動車産業のグローバル化―企業の成長戦略と競争力の分析を中心に 陳晋
【論文】WTO加盟後の中国の食糧貿易 王楽平
[紹介]『入門 中国の歴史ー中国中学校歴史教科書』(小島晋治・並木頼寿監訳 、明石書店) 川上哲正
[書評]『転換期の中国・日本と台湾』(李恩民著、御茶の水書房) 平井博二
[連載]中国研究所図書館新着図書目録65号、2002年11月
[お知らせ]電子図書館サービス(NACSIS-ELS)加入についてのお知らせ
第650号(2002.4)
[回想]満鉄調査部の思い出 具島兼三郎
まえがき(小島晋治)解説(田嶋信雄)
[史料紹介]『翁同龢日記』改削史実 孔祥吉、村田雄二郎
[翻訳]陳道同著「陳其昌の死」 長堀祐造
[報告]公開された「侵華日軍第731部隊遺跡」 田中寛
[書評]『深まる侵略 屈折する抵抗―一九三〇-四〇年代の日・中のはざま』(宇野重昭編、研文出版) 小島晋治
第649号(2002.3)
【論文】建国初期中国共産党による都市「接管」工作についてー重慶市を中心に 林幸司
[翻訳]「南山紀要」黄平、李陀ほか―中国知識人の環境に関する共同提案 宮尾正樹 他
[報告]イェール大学容閎学会参加記 園田節子
[追悼]新島淳良君を憶う 小島晋治
[回想]ニクソン訪中取材回想 中島宏
[書評]ニクソン訪中機密会談録』(毛里和子・毛里興三郎訳、名古屋大学出版会) 沼尻勉
[光陰似箭]非「聖戦」の文化研究 村田雄二郎
第648号(2002.2)
【論文】香港政治の「二つの制度」―香港の行政・立法関係 倉田徹
【論文】朝鮮戦争の停戦交渉と中国―軍事境界線問題をめぐる中国の交渉戦略 服部隆行
[論評]中国国有企業の株式会社化は「社会主義」を強化するものなのか―中屋信彦氏の「中国における国有企業の株式会社化と資金調達システムの変革」をめぐって 王京濱
[翻訳]韋君宜「編集者の懺悔」韋君宜を悼む 田畑佐和子
[街談巷議]魯迅は共産党がお嫌!? 代田智明
[書評]『近代中国華北民衆と紅槍会』(馬場毅著、汲古書院)福本勝清
[光陰似箭]韓国人ビジネスマンの中国人イメージ 園田茂人
[連載]中国研究所図書館新着図書目録64号2002年2月
第647号(2002.1)
【論文】中国村民委員会の選挙改革 田中信行
【研究ノート】流浪カザフ壊滅の記録 阿部治平
[報告]紀念魯迅誕辰120周年学術討論会―魯迅的世界、世界的魯迅 山田敬三
[街談巷議]「アジア」は無意味か 代田智明
[書評]『メイド・イン・チャイナ』(黒田篤郎著 東洋経済新報社) 丸川知雄
[光陰似箭]思い出話と歴史の間 田畑佐和子
[資料]『中国研究月報』2000年総目次、2001年総目次
2001年
第646号(2001.12)
【論文】戦後国民党政権の文化政策(1945~1949)―憲政実施と「党国体制」 中村元哉
【論文】引き裂かれた身体―張愛玲「色、戒」論 邵迎建
【研究ノート】中国化粧品産業における成長プロセスの分析―上海家化公司の事例(1978年~90年)を中心に 高瑞紅
[書評]『中国教育の発展と矛盾』(小島麗逸・鄭新培編著、御茶の水書房) 新保敦子
[光陰似箭]家庭内暴力と婚姻法改正 國谷知史
第645号(2001.11)
【論文】辛亥革命期における「革命」と秘密結社 孫江
【論文】被侵略国による対日戦争犯罪裁判―国民政府が行った戦犯裁判の特徴 和田英穂
[評論]国有銀行の移行思想と現実 金淳培
[光陰似箭]歴史的事象に対する親近感について―中国共産党成立80周年に寄せて 三好章
第644号(2001.10)
小特集=九・一八事変七〇周年国際研討会
報告Ⅰ ハルビンでの討論会に参加して 田中寛
報告Ⅱ 北京での討論会に参加して 野田正彰
【論文】除権判決の効力と手形善意取得との関係―中国手形法を中心に 李偉群
【評論】中国の留学生送り出し政策の沿革と留学ブームの推移 王津
[書評]『攀枝花の咲くところ―雲南タイ族の世界』(古島琴子著、創土社) 長谷川清
[光陰似箭]『公文類纂』(台湾総督府文書)と過す夏 栗原純
[連載]中国研究所図書館新着図書目録63号(2001年10月)
第643号(2001.9)
【論文】中国における国有企業の株式会社化と資金調達システムの変革―鉄鋼業における改組事例をもとにして―中屋信彦
[評論]戦後日本における対中認識回路の変容―雑誌『世界』関連記事に見る 馬場公彦
【研究ノート】中国における法施行の問題点とその原因 鄭澤善
[光陰似箭]湖南の農村で交通通信革命を考える 田島俊雄
第642号(2001.8)
特集:中国研究所2001年度現代中国公開講座(2001年5月19日、文京区民センター)「21世紀の中国―巨龍は昇り続けるか」
まえがき 中島宏
報告Ⅰ 富強大国を目指す中国の戦略と課題 趙宏偉
報告Ⅱ 上海・浦東開発の十年と今後の進展 沼尻勉
報告Ⅲ 西部大開発の意義と長期展望 浜勝彦
質疑応答
[街談巷議]歴史教科書・ヤスクニ・東アジア 代田智明
[書評]『満州国から新中国へ』(松本俊郎著、名古屋大学出版会) 内田知行
[光陰似箭]8年振りの花火と爆竹 菊池道樹
[連載]図書館から皆様へ 寄贈または複写のお願い
第641号(2001.7)
【論文】洪仁玕とキリスト教―香港滞在期の洪仁玕 倉田明子
【論文】一九三〇年代上海文壇における作家の「連合」をめぐって 藤澤太郎
[書評]『文化大革命に到る道』(丸山昇著、岩波書店) 廣野行雄
[光陰似箭]6.30花岡慰霊式に参加して 大里浩秋
[連載]中国研究所図書館新着図書目録62号(2001年7月)
第640号(2001.6)
【論文】中華帝国システムにおける「華」と「夷」 王柯
【研究ノート】米中関係と台湾―米中台トライアングルの変遷 諏訪一幸
[紹介]機械翻訳の行方―中国語翻訳を中心に 王彩香
[書評]『中国朝鮮族の移住・家族・エスニシティ』(佐々木衞・方鎮珠編、東方書店) 田嶋淳子
[光陰似箭]歴史教科書問題をめぐって 並木頼寿
[連載]中国研究所図書館新着図書目録61号(2001年6月)
第639号(2001.5)
【論文】村落自治の構造分析 田原史起
【研究ノート】梁啓超の民権・人権・女権―1922年「人権と女権」講演を中心に 須藤瑞代
【研究ノート】初期日中貿易先駆者―池田正之輔―果たした役割と限界、その実像を追う 岡崎雄兒
[連載]中国研究所図書館新着図書目録60号(2001年5月)
第638号(2001.4)
【論文】現代中国知識分子は「チベット」をどうみるか 平野聡
【研究ノート】周作人とH・S・タッカー―立教大学におけるギリシア語学習とギリシア文学・キリスト教との出会い 根岸宗一郎
【研究ノート】洪秀全の「天下一家」の思想―原道系列の文章に見られる概念の分析を中心に 林泰弘
【研究ノート】内藤湖南と間島問題に関する若干の再検討 谷川雄一郎
[書評]『ドキュメント黎明期の日中貿易1946年〜1979年』(日中貿易逸史研究会編著、東方書店) 横井陽一
[連載]中国研究所図書館新着図書目録59号(2001年4月)
第637号(2001.3)
【論文】日本軍占領下における中国山西省傀儡政権の財政的基盤 内田知行
[インタビュー]1940年代、国民政府統治下の福建省における土地改革の実験―元福建省龍岩土地改革実験県県長―林詩旦氏訪問記録 山本真
[報告]義和団運動100周年国際学術討論会を見る「まなざし」久保田善丈
[連載]中国研究所図書館新着図書目録58号(2001年3月)
第636号(2001.2)
【論文】新四軍東北移駐試論 三好章
【研究ノート】中国の小型国有企業における財産権改革の現実とその意義―経済発展と企業改革 任大川
【研究ノート】忘れられた版画家尚莫宗と初期新興版画―新資料とニム・ウエルズの記録からの考察 瀧本弘之
[紹介]西部大開発の共同研究を進めるにあたって 沼尻勉
[研究会報告]西部開発新戦略 胡鞍鋼
[報告]第七回日本文学討論会に出席して 呉念聖
[書評]『徳王の研究』(森久男編著、創土社)安藤潤一郎
[連載]中国研究所図書館新着図書目録57号(2001年2月)
第635号(2001.1)
【論文】中国戦後補償訴訟における国際法の争点―個人請求の原則,甦るハーグ条約の精神 髙木喜孝
[研究会報告]20世紀における日本の中国研究と中国認識(14)
戦前,戦後における孫文研究 山口一郎
[追悼]山口一郎さんを偲んで 小島晋治
[書評]『中国「国有企業」の経営と労使関係』―鉄鋼関係の事例<1950年代~90年代>(李捷生著、御茶の水書房) 星野芳郎
『北京のシリコンバレー中国ハイテクのキャッチアップは可能か』(橋田坦著、白桃書房) 苑志佳
[光陰似箭]機会の公正と結果の公正 代田智明
[連載]中国研究所図書館新着図書目録56号(2001年1月)
2000年
第634号(2000.12)
【論文】中国契約法の現代化―約款規制を中心に 佐藤七重
【論文】「新しさ」の変遷―新時期中国映画についての一考察 阿部範之
[資料紹介] ハーバード・イエンチン図書館所蔵ピケンズ・コレクション『清真叢書』目録 村田雄二郎
[解説]『清真叢書』解説 松本ますみ
[書評]『論集 中国女性史』(中国女性史研究会編、吉川弘文館) 田畑佐和子
[連載]中国研究所図書館新着図書目録55号(2000年12月)
第633号(2000.11)
【論文】中国的コーポレート・ガバナンスの展開 政治的中核論と戦略的再編論の確執 田中信行
【論文】塘沽停戦協定善後交渉と日中関係(下) 内田尚孝
[報告]共同研究についての報告 大里浩秋
[研究会報告]20世紀における日本の中国研究と中国認識(13)中国研究・中国認識 ―戦前と戦後をつなぐもの・断ち切るもの―ミクロの視角から 野村浩一
[光陰似箭]感情としての「加害の記憶」 代田智明
第632号(2000.10)
【論文】塘沽停戦協定善後交渉と日中関係(上) 内田尚孝
[報告]建国50周年の中国演劇状況について―1999年北京の舞台から 中山文・杉山太郎
[研究会報告]21世紀シルクロード研究会(6)キルギス:経済改革と村落部での受容過程 吉田世津子
[書評]『上海・文学残像 日本人作家の光と影』(趙夢雲著 田畑書店) 島村輝
[書評]『女に向かって 中国女性学をひらく』(李小江著/秋山洋子訳 インパクト出版会) 河村昌子
[連載]中国研究所図書館新着図書目録54号(2000年10月)
第631号(2000.9)
【論文】「民工子弟学校」―上海における「民工」子女教育問題 山口真美
[研究会報告]21世紀シルクロード研究会(5) 欧亜大陸橋の延長としての東北アジアの鉄道網 高成鳳
【書評論文】『中国経済発展論』(中兼和津次著、有斐閣) 今井健一
[書評]『移行期中国の産業政策』(丸川知雄編、アジア経済研究所) 田島俊雄
[書評]『体制転軌中的増長,績効与産業組織変化―対中国若干行業的実証研究』(江小涓著、上海三聯書店・上海人民出版社) 李春利
第630号(2000.8)
特集:中国研究所2000年度現代中国公開講座ー「台湾海峡の今後を読む」
序 中国研究所2000年度現代中国公開講座報告 栗原純
報告Ⅰ 陳水扁政権に見る台湾政治の現状―民主主義の定着・エスニシティ・アイデンティティ 塚本元
報告Ⅱ 中国の台湾政策 朱建栄
報告Ⅲ 台湾経済の発展過程―中小企業の視点から 川上桃子
[書評]『可能性としてのマカオー曖昧都市の位相』(塩出浩和著、亜紀書房) 深町英夫
[光陰以箭] 酷暑のなかの大学入試 並木頼寿
[連載]中国研究所図書館新着図書目録53号(2000年8月)
第629号(2000.7)
中華人民共和国50周年記念講演会Ⅱ (1999年10月~11月,中国研究所にて)
報告4 中国の高成長は21世紀にも続くのか 高橋満
報告5 中国の不良債権・人民元問題のゆくえ 大久保勲
報告6 中華人民共和国50年と日本の現代中国観 杉山文彦
【論文】梁暁声と知青小説 田井由美子
【研究ノート】中国革命外交と日米英―1928-1929 服部龍二
[書評]『改革開放期中国の農業政策―制度と組織の経済分』(山本裕美著、京都大学学術出版会) 藤田泉
[連載]中国研究所図書館新着図書目録52号(2000年7月)
第628号(2000.6)
中華人民共和国50周年記念講演会Ⅰ(1999年10月~11月,中国研究所にて)
序 人民共和国の過去・現在・未来 丸山松幸
報告1 50年をどう見るか―毛沢東、鄧小平、新時代 太田勝洪
報告2 毛沢東のベトナム戦争 朱建栄
報告3 中国の法治が人治を超えるとき 田中信行
【研究ノート】J.マーシュマン及びその漢字論について 何群雄
[報告]昨今の中国における環境史研究の情況 原宗子
[書評]『ヘゲモニーの逆説―アジア太平洋戦争と米国の東アジア政策,1941年-1952年』(杉田米行著、世界思想社) 湯浅成大
[連載]中国研究所図書館新着図書目録51号(2000年6月)
第627号(2000.5)
【論文】香港における中国伝統医学の制度化をめぐって~1999年『中医薬条例』成立の背景 帆刈浩之
[調査報告]北京市海淀区社会調査より見る、最近の社会動向―新たな公共性、対日本観を中心に 杉山文彦
[街談巷議]台湾・政治体制と政治文化の相克2000年総統選の現地ウォッチング 趙宏偉
[追悼]斎藤秋男さんと中国 菅沼正久
[追悼]哭老師―斎藤先生を悼む 牧野篤
[研究会報告]21世紀シルクロード研究会(4)ウズベキスタンを見る「鳥の目」・「虫の目」 高橋巖根
[書評]『中国の少数民族教育と言語政策』(岡本雅享著、社会評論社) 安田敏朗
第626号(2000.4)
【論文】中小公有企業の民営化:四川省のケース 丸川知雄
[研究会報告]21世紀シルクロード研究会(3)最近の中央アジア情勢について ー経済問題を中心に 田中哲二
[街談巷議]活況が続く日本旅行ブーム 古畑康雄
[書評]『中国の経済発展と日本的生産システム―テレビ産業における技術移転と形成』(カク燕書著、ミネルヴァ書房) 杉本孝
[連載]中国研究所図書館新着図書目録50号(2000年4月)
第625号(2000.3)
【論文】中国製糸工場調査にみる技術と労務管理 清川雪彦
【論文】日本軍占領下、中華民国維新政府の治政 堀井弘一郎
[書評]『神樹』(鄭義著/藤井省三訳 朝日新聞社) 西澤治彦
[資料]『中国研究月報』1999年総目次(611~622号)
第624号(2000.2)
【論文】近代中国における「女性主義」の成立とその展開―丁玲の初期作品を中心に 李宣イ
[報告]晩年の丁玲―第八回丁玲学会報告 田畑佐和子
[報告]丁玲の告発が意味するもの―『霞村にいた時』再考 秋山洋子
【研究ノート】国民党政府の留学政策と日本留学の特殊性 周川
[書評]『流れゆく大河―中国農村労働の移動』(南亮進・牧野文夫著、日本評論社) 西野真由
[連載]中国研究所図書館新着図書目録49号(2000年2月)
第623号(2000.1)
【論文】祖国中国をいかに見せるのか―観光、スペクタクル、中華民族主義 松村嘉久
[研究会報告]21世紀シルクロード研究会(2)新疆自治区における少数民族の教育と文化の現状 マリア・サキム
[史料紹介]A Poisoned Arrow : The Secret Report of the 10th Panchen Lama(パンチェンラマ10世『七万言上書』)Tibet Information Network, London, 1997 平野聡
中国研究月報 1999〜1990年
1999年
第622号(1999.12)
【論文】清末の日本語教育と広州同文館 劉建雲
[研究会報告]20世紀日本人の中国認識と中国研究(12) 日中教育交流史研究をめぐって 阿部洋
[連載]中国研究所図書館2000年受入中文刊行物
第621号(1999.11)
特集=中国研究所1999年度研究大会(1999年5月22日 文京区民センターにて)
序「21世紀の日中関係―中・米のはざまで」―はしがき 伊藤一彦
報告 中国は日本をどう見てきたか 大里浩秋
21世紀アジア・太平洋の国際関係 高原明生
報告要旨 中国の発展戦略と日本の対応 鮫島敬治
[書評]『転形期における中国の知識人』(小谷一郎・佐治俊彦・丸山昇編、汲古書院) 木山英雄
[連載]中国研究所図書館新着図書目録48号 1999年11月
第620号(1999.10)
【論文】移行経済期の農業成長と構造問題 田島俊雄
[研究会報告]20世紀日本人の中国認識と中国研究(11)幻の研究所―東亜研究所について 江副敏生
[研究会報告]研究会報告「21世紀シルクロード研究会」(1)新疆の政治・経済と民族問題の現状 王柯
[書評]『プリミティヴへの情熱―中国・女性・映画』(レイ・チョウ著/本橋哲也・吉原ゆかり訳、青土社) 秋山洋子
[連載]中国研究所図書館新着目録47号 1999年10月
第619号(1999.9)
【論文】『毛沢東語録』研究(下)唐亜明
【研究ノート】“ハイヒール”をめぐる言説とその変容―『廃都』を起点に 井上薫
[街談巷議]台湾タイヤル族の村訪問記 佐々木理臣
[書評]『台湾文化再構築(1945~1947)の光と影』(黄英哲著、創土社) 塚田亮太
[連載]中国研究所図書館新着図書目録46号 1999年9月
第618号(1999.8)
【論文】『毛沢東語録』研究(上) 唐亜明
[インタビュー]部下が語る蒋経国と江西省新カン南建設―元カン県県政府幹部劉景星氏訪問記録 山本真
[講演]インターネットで中国を視る(1999年4月10日) 李拡建
[書評]『天津史』(天津地域史研究会編、東方書店) 岩間一弘
[連載]中国研究所図書館新着図書目録45号 1999年8月
第617号(1999.7)
【論文】中国の村民委員会はどう変わったのか 田中信行
【研究ノート】近代中国人女性日本留学史研究の概況 周一川
[街談巷議]人権か主権かで主導権争いを優先 コソボ紛争で新戦略を敢行したNATOと中国 沼尻勉
[新刊紹介]『趙家璧先生紀念集』(上海魯迅紀念館・上海文芸出版社編) 瀧本弘之
[連載]中国研究所図書館新着図書目録44号 1999年7月
第616号(1999.6)
【研究ノート】文革期における造反運動の展開と「4・3思潮」 中津俊樹
【研究ノート】長期化する中国のGATT/WTO加盟交渉 劉書瀚
[レポート]中国の養老保険制度改革の現状 王文亮
[書評]『中国経済の改革と発展』(孫尚清著/今村・筒井・今井訳)
[連載]中国研究所図書館新着図書目録43号 1999年6月
第615号(1999.5)
【論文】蒙疆政権におけるイスラム教徒工作と教育―善隣回民女塾を中心として 新保敦子
【研究ノート】福建華僑「元帥府」考―関西における福清県出身者の伝統的紐帯 二宮一郎
【研究ノート】中国の識字教育の問題点に関する分析 于吉文
【研究ノート】埋もれた日本研究の名作―姚文棟の『日本国志』について 王宝平
[連載]中国研究所図書館新着図書目録42号 1999年5月
第614号(1999.4)
【論文】「満州国」における特殊工人に関する一考察(下) 王紅艶
【研究ノート】1998年の長江洪水と中国政府の対応 柴田哲雄
[インタビュー]中国のベンチャー・ビジネス―北京裕興電子公司・祝維沙董事長に聞く 田島俊雄
[書評]『清末対日教育視察の研究』(汪婉著、汲古書院) 川尻文彦
[連載]中国研究所図書館新着図書目録41号 1999年4月
第613号(1999.3)
【論文】近代華北農村における搭套慣行 張思
【論文】「満州国」における特殊工人に関する一考察(上) 王紅艶
【研究ノート】中国の「生育保険制度」の発展・現状・課題 鍾仁耀
[光陰似箭]巫宝三研究員の逝去を悼む 田島俊雄
[連載]中国研究所図書館新着図書目録40号 1999年3月
第612号(1999.2)
【論文】丁玲と佐多稲子 田畑佐和子
【研究ノート】重層的社会におけるアイデンティティの形成―少年時代の白寿彝と開封 王柯
[調査報告]中国内陸農村の実態と開発戦略―四川省成都市郊外農村の調査を通じて 石田浩
[街談巷議]厳しい中にも意外に明るい雰囲気―東北旅行報告 中島宏
[書評]『初期毛沢東研究』(中屋敷宏著、蒼蒼社) 中前吾郎
[書評]『近代日本のアジア観』(岡本幸治編著、ミネルヴァ書房) 並木頼寿
[光陰似箭]「日中・知の共同体」シンポジウムに参加して 代田智明
[連載]中国研究所図書館新着図書目録39号 1999年2月
第611号(1999.1)
【論文】「満州国」と国策宣伝の年画 川瀬千春
[取材]返還後、香港の言論の自由は変化したか―「RTHK」(ラジオ・テレビ香港)批判を巡る問題を検証する 高橋茂男
[研究会報告]20世紀における日本の中国研究と中国認識(10) 著作から見た尾崎秀実の中国認識 今井清一
[資料]中国研究月報1998年総目次
1998年
第610号(1998.12)
【論文】辛亥期における戴季陶の日本認識(1909~1912年) 張玉萍
【研究ノート】「一人っ子」家庭の教育意識における共通性と地域差―中国の北京市、ウルムチ市、長春市でのアンケート調査の分析を中心に 楊春華
[インタヴュー]方修先生談話録(1995年8月30日) 桑島由美子
[書評]『南京の真実』(ジョン・ラーベ著 エルヴィン・ヴィッケルト編、平野卿子訳)田嶋信雄
[街談巷議]花月の僑郷楽しみ知るべし―秋瑾の出国留学と中日友好 晨朶
[書評]『南京の真実』(ジョン・ラーベ著 エルヴィン・ヴィッケルト編、平野卿子訳)田嶋信雄
[連載]中国研究所図書館新着図書目録38号1998年12月
第609号(1998.11)
特集=中国研究所1998年度研究大会(1998年5月23日、文京区民センターにて)
序「アジア通貨危機と中国・香港・台湾」―はしがき 菊池道樹
[研究大会報告]
報告Ⅰ アジア通貨危機克服のための処方箋 藤村幸義
報告Ⅱ 中国の対外経済関係の変化と人民元のゆくえ 高橋満
報告Ⅲ アジア通貨危機と台湾・香港・中国経済 劉進慶
【研究ノート】市場に対応する中国国有企業経営方式の発展―首鋼と邯鋼の経営改革事例を焦点に 葉剛
[書評]『南京の真実』(ジョン・ラーベ著 エルヴィン・ヴィッケルト編 平野卿子訳) 田嶋信雄
[街談巷議]権威高める江沢民政権 訪中報告 中島宏
[書評]『南京の真実』(ジョン・ラーベ著 エルヴィン・ヴィッケルト編 平野卿子訳) 田嶋信雄
[連載]中国研究所図書館新着図書目録37号1998年11月
第608号(1998.10)
【論文】重慶国民政府の抗日政治宣伝政策と日本人反戦運動 内田知行
[研究会報告]20世紀における日本の中国研究と中国認識(9)東亜同文書院の中国研究―書院生の中国調査旅行を中心に 藤田佳久
[書評]『南京の真実』(ジョン・ラーベ著 エルヴィン・ヴィッケルト編、平野卿子訳) 田嶋信雄
[書評]『纏足をほどいた女たち』(夏暁虹著 藤井省三監修、清水賢一郎・星野幸代訳) 須藤瑞代
[書評]『南京の真実』(ジョン・ラーベ著 エルヴィン・ヴィッケルト編、平野卿子訳) 田嶋信雄
[連載]中国研究所図書館新着図書目録36号1998年10月
第607号(1998.9)
【論文】「満州国」における大興公司の活動 柴田善雅
【論文】米中交渉における知的所有権―米国の対中国通商戦略の中で 松本光浩
[研究会報告]20世紀における日本の中国研究と中国認識(8)戦時期日本の中国研究について 安藤彦太郎
[書評]『南京の真実』(ジョン・ラーベ著、エルヴィン・ヴィッケルト編、平野卿子訳) 田嶋信雄
[書評]『中国を見つめて』(河田悌一著) 川上哲正
[書評]『南京の真実』(ジョン・ラーベ著、エルヴィン・ヴィッケルト編、平野卿子訳) 田嶋信雄
[連載]中国研究所図書館新着図書目録35号1998年9月
第606号(1998.8)
【論文】中国中等教育の特質に関する一考察―矛盾態としての中等教育 牧野篤
【研究ノート】文革後中国における民営大学の発展 夏立憲
【研究ノート】中国の株式合作企業にかんする法的考察 李黎明
[書評]『南京の真実』(ジョン・ラーベ著、エルヴィン・ヴィッケルト編 平野卿子訳)田嶋信雄
[書評]『カミング・マン―19世紀アメリカの政治風刺漫画のなかの中国人』(胡垣坤等著、村田雄二郎等訳) 廣部泉
[書評]『南京の真実』(ジョン・ラーベ著、エルヴィン・ヴィッケルト編、平野卿子訳)田嶋信雄
[光陰似箭]2つの「黄河」協奏曲 三好章
[書評]『南京の真実』(ジョン・ラーベ著、エルヴィン・ヴィッケルト編、平野卿子訳) 田嶋信雄
[連載]中国研究所図書館新着図書目録34号1998年8月
第605号(1998.7)
【論文】中国株式市場の現状と展望―コーポレート・ファイナンスとガバナンスの市場化 胥鵬
【研究ノート】現代中国におけるフォード主義的意識形態―アンケート調査からの知見 李秀吉
[評論]全人代がみせた改革の不安な行方 田中信行
[連載]中国研究所図書館新着図書目録33号1998年7月
第604号(1998.6)
【論文】移行経済期の自動車販売流通システム 田島俊雄
【研究会報告】20世紀における日本の中国研究と中国認識(7)「明治日本人の中国紀行について」 小島晋治
[光陰似箭]研究者は知の境界を越えられるか? 園田茂人
[連載]中国研究所図書館新着図書目録32号1998年6月
第603号(1998.5)
【論文】中華民国時期の彭県における集市および工商業の税制管理 飯塚英明
【論文】中国統一契約法草案について 銭偉栄
[書評]『中国革命を駆け抜けたアウトローたち』(福本勝清著) 三好章
[連載]中国研究所図書館新着図書目録31号1998年5月
第602号(1998.4)
【論文】中央を包囲する台湾の地方選挙―台湾自立化に向けた政治課題 石田浩
【研究ノート】表現主義から見た『原野』 姜小凌
[研究会報告]20世紀における日本の中国研究と中国認識(6)国文学研究会と竹内好 飯倉照平
[報告]シンポジウム「中国と東アジア―21世紀の課題」 三好章
シンポジウムに参加して 小田川圭甫
シンポジウムを顧みて 許介鱗
[書評]『南京の真実』(ジョン・ラーベ著 エルヴィン・ヴィッケルト編、平野卿子訳) 田嶋信雄
[連載]中国研究所図書館新着図書目録30号1998年4月
第601号(1998.3)
〈香港小特集〉
返還後の香港政治―「対立」から「協商」へ 谷垣真理子
アジアの通貨危機と香港ドルペッグ制の行方 呉軍華
【論文】日系半導体企業の対中進出と技術移転―中国における生産システムの導入・吸収と消化・定着―苑 志華
[研究会報告]20世紀における日本の中国研究と中国認識(5)萱野長知と孫文―その中国との関わり,中国認識 久保田文次
[書評]香港社会に関するいつくかの著作 沢田ゆかり
[光陰似箭]イスラム茶との出会い 村田雄二郎
[連載]中国研究所図書館新着図書目録29号1998年3月
第600号(1998.2)
【論文】戦後台湾における社会建設事業―基層民生建設運動―台北県木柵郷における衛生建設の事例を中心として 山本真
【研究ノート】清末「五校特約」留学と浙江省の対応 呂順長
[研究会報告]20世紀における日本の中国研究と中国認識(4)日本人による戦前・戦後の中国農村調査 田島俊雄
[書評]『上海史 巨大都市の形成と人々の営み』(高橋孝助・古厩忠夫編)・『上海人物誌』(日本上海史研究会編) 三好章
[連載]中国研究所図書館新着図書目録 28号1998年2月
[資料]『中国研究月報』1997年総目次
第599号(1998.1)
【論文】中国の外資系株式会社認可問題 田中信行
[報告]大阪関帝廟と大阪華僑―阪神大震災修復事業から見えてきたこと 二宮一郎
[研究会報告]20世紀における日本の中国研究と中国認識(3)「華北農村慣行調査」と中国社会認識 内山雅生
[連載] 中国研究所図書館新着図書目録(下)27号1998年1月
1997年の目次
第598号(1997.12)
研究大会報告=中国研究所研究大会(1997年5月24日,文京区民センターにて)
「鄧小平後の中国と国際環境」
報告Ⅰ 鄧小平後の中国―権力の空白の行方 田畑光永
報告Ⅱ 高成長経済と国際環境 浜勝彦
報告Ⅲ ポスト鄧小平期の日中地域間交流 園田茂人
【論文】中国における民族的出自の回復・変更(下)―1980年代の政策推移と実態 岡本雅享
[光陰似箭]思想改造と人権 代田智明
[連載]中国研究所図書館新着目録(上)26号1997年12月
第597号(1997.11)
【論文】中国における民族的出自の回復・変更(上)―1980年代の政策推移と実態 岡本雅享
[翻訳]薛銜天・黄紀蓮〈東省鉄路合同名称考釈及其他〉『中国辺疆史地研究導報』1990年2期 尾形洋一
[研究会報告]「20世紀における日本の中国研究」(2) 中江丑吉の中国認識 阪谷芳直
[書評]『江沢民 中国第三世代の指導者』(楊中美著、森幹夫訳) 朱建栄
[光陰似箭]中国法情報の公開 田中信行
[連載]中国研究所図書館新着図書目録25号1997年11月
第596号(1997.10)
【論文】中国における5自治区の領域画定の過程―「大分散,小聚居」的民族分布の検証 松村嘉久
[研究会報告]日中友好会館研究助成研究会「20世紀における日本の中国研究と中国認識」報告ー連載を始めるにあたって
[研究会報告]「20世紀における日本の中国研究」(1) 中国文学研究会とわたし 斎藤秋男
[紹介]李鴻章と「文明開化」―若尾正昭『清朝・大官の幻影』を読んで 並木頼寿
[光陰似箭]「1997年夏,河北省興隆県にて」三好章
[連載]中国研究所図書館新着図書目録24号1997年10月
第595号(1997.9)
【論文】朝鮮戦争と中国の東南沿海地区防衛戦略(1950-1952) 服部隆行
【論文】権威主義体制における民主主義制度―台湾民主化における地方自治の役割 周小萌
【研究ノート】実用文法、科学文法、普遍唯理主義文法―R・モリソン,J・エディキンズ,馬建忠の文法思想について 何群雄
[書評]『中国近代化過程の指導者たち』(曽田三郎編) 嵯峨隆
[光陰似箭]郷鎮企業法と組合企業法 國谷知史
[連載]中国研究所図書館新着図書目録23号1997月9月
第594号(1997.8)
【論文】1990年代台湾主要政党の政治的アイデンティティ―台湾政治の方向性に関する一考察 大坪力基
【論文】国家と農民の関係から見た現代中国の戸籍制度―1950年代を中心に 張玉林
[調査ノート]上海近郊農村における工業化と生活変化―松江県洞涇郷花橋村の調査事例から 村井寛
[現地レポート]延辺朝鮮族にとっての韓国―中韓国交樹立から5年を迎えて 谷川雄一郎
[書評]『データでみる中国近代史』(狭間直樹・岩井茂樹・森時彦・河合悟著、有斐閣選書) 山本真
[光陰似箭]董輔礽学術思想検討会に参加して 田島俊雄
[連載]中国研究所図書館新着図書目録22号1997年8月
第593号(1997.7)
【論文】天壇憲法草案における孔教の国教化問題 肖啓明
【研究ノート】義序再訪:「宗族郷村」の現在 阮雲星
【研究ノート】中国における私立高等教育機関の復興 胡建華
[報告]雲南西部と日本 古島琴子
[書評]『中国文学の改革解放』(萩野脩二著) 辻田智子
[光陰似箭]廣東碧桂園学校 高橋満
第592号(1997.6)
【論文】中国における少数民族の承認 岡本雅享
[取材]陳立夫氏へのインタビュー―三民主義青年団,「C・C系」の呼称,及び日本人への提言 菊池一隆
[書評]『現代中国の自動車産業―企業システムの進化と経営戦略』(李春莉著)星野芳郎
[連載]中国研究所図書館新着図書目録21号1997年6月
第591号(1997.5)
【論文】四十年代中国における民主国家への試み―梁漱溟と中国民主同盟の役割 余項科
【論文】日中戦争下の上海に生きた映画人―張善琨(下) 矢野目直子
[報告]浪漫と挫折と―青島時代の聞一多 栗山千香子
[書評]改革以後の中国農村社会と経済―日中共同調査による実態分析』(中兼和津次編著) 熊谷苑子
[連載]中国研究所図書館新着図書目録20号1997年5月
第590号(1997.4)
特集=台頭する中国の私営企業家
〈序〉特集にあたって 園田茂人
【翻訳】私営企業家台頭の社会的背景(張厚義著) 園田茂人編訳
私営企業家の出身背景とキャリア―第1次全国調査(1993年)の分析から(李路路著)園田茂人編訳
【論文】中国農村地域における私営企業家の勃興とその価値意識―山東省莱蕪市孟家園村におけるケース・スタディ 中村則弘
[書評]『現代中国の人口問題と社会変動』(若林敬子著)大野静三
[連載]中国研究所図書館新着図書目録19号1997年4月
第589号(1997.3)
【論文】日中戦争下の上海に生きた映画人―張善琨(上) 矢野目直子
【研究ノート】中国における「単位」制度―毛沢東時期の政治体制についての一考察 谷川真一
[翻訳]満州国における文明,植民主義,国民性 (P.ドゥアラ著) 山本英史訳
[書評]『中国の出稼ぎ労働者』(大島一二著)厳善平
[連載]中国研究所図書館新着図書目録18号1997年3月
第588号(1997.2)
【論文】中国国有企業の破産について 許海珠
【論述】中国の第1回農業センサス―マイクロデータの保存と活用 田島俊雄
[報告]涇水と洛水―陝北調査ノート 原宗子
[資料紹介]浙江省档案館・図書館,湖北省档案館訪問報告 川島真
[書評]『中国の歴史―古代~現代まで』(J・Kフェアバンク著 大谷敏夫・大田秀夫共訳、ミネルヴァ書房) 山本英史
[光陰似箭]『鄧小平の死』から鄧以後を読む 天児慧
[連載]中国研究所図書館新着図書目録17号1997年2月
第587号(1997.1)
【論文】清末における各省提学使の日本教育視察 汪婉
【研究ノート】四川省における地方国有企業の改革―資産経営形式を中心として 國谷知史
[報告]武漢“旧地重遊”ノート―1996年10月・記憶の底を探る 斎藤秋男
[紹介]「毒ガス展」―化学兵器の歴史と廃絶への道―のご紹介 松野誠也
[中研書庫を覗く]戦後、60年までの中文雑誌(その2) 大里浩秋
[書評]『2000年の中国自動車産業』(渡辺真純著、蒼蒼社)
『開放中国のクルマたち』(山岡茂樹著、日本経済評論社) 高山勇一
[光陰似箭]農村のユートピア 田畑佐和子
[連載]中国研究所図書館新着図書目録16号1997年1月
[資料]中国研究月報1996年総目次
1996年の目次
第586号(1996.12)
【論文】国共内戦期国民政府の「二五減租」政策―中国農村復興連合委員会の援助による1949年の四川省の例を中心として 山本真
【論文】中国における旧教育思想から新教育思想への転換―デューイ教育学の受容と初期マルクス主義教育思想への影響 王頎
【翻訳】力行社の日本観研究 徐有威・小平邦陽
中日戦争時期貴州省における飛行場建設 林国忠・張新民
[50年回想]中国研究所の五〇年、思い出すこと 古島琴子
[書評]『中国伝統農村の変革と工業化―上海近郊農村調査報告』(石田浩編、晃洋書房)菅沼圭輔
[中研書庫を覗く]戦後、60年までの中文雑誌(その1) 大里浩秋
[光陰似箭]湖南生誕130周年 大里浩秋
第585号(1996.11)
【論文】中国刑事訴訟法の改正と裁判の独立 田中信行
【翻訳】契約法起草のいくつかの主要な問題に関する初歩的考察 佐藤七恵
【論文】クリントン政権の対中政策の失敗―人権と最恵国待遇を巡る米中交渉の教訓 清水美和
[中研書庫を覗く]戦後、70年までの日文雑誌 大里浩秋
[書評]『新編 史記東周年表―中国古代紀年の研究序章』(平勢隆郎、東京大学出版会)・『中国古代紀年の研究―天文と暦の検討から』(平勢隆郎著、汲古書院) 原宗子
[連載]中国研究所図書館新着図書目録15号1996年11月
第584号(1996.10)
社団法人中国研究所1996年度研究大会(1996年5月26日 中国研究所にて)
中華世界のゆくえ―香港・台湾・大陸
報告:谷垣真理子・若林正丈・朱建栄 司会:加々美光行
研究大会―質疑のまとめ 中研編集委員会(並木頼寿)
[中研書庫を覗く]戦前の中文雑誌 大里浩秋
[書評]『中国同族村落の社会経済構造研究―福建伝統農村と同族ネットワーク』(石田浩著、関西大学出版部) 聶莉莉
[光陰似箭]「自由主義史観」とは? 三好章
[連載]中国研究所図書館新着図書目録14号1996年10月
第583号(1996.9)
【論文】90年代中国の税制・財政改革 田島俊雄
【論文】中国における人事制度の改革と意義 北川秀樹
【研究ノート】周作人留日期文学論の材源について 根岸宗一郎
[中研書庫を覗く]戦前の日本文雑誌 大里浩秋
[書評]『中国年鑑1996』(中国研究所編、新評論) 小森田秋夫
[光陰似箭]二つの根本的転換問題 高橋満
[連載]中国研究所図書館新着図書目録13号1996年9月
第582号-第581号合併号(1996.7・8)
特集=中国教育の現状
特集にあたって 三好章
【論文】教育程度からみた中国人口 若林敬子
【論文】生産責任性の実施と教育資金の調達―中国農村部の初等教育を中心に 李洵
【論文】中国中等職業教育の拡大とその要因に関する一分析 黄丹青
【論文】中国における文盲・半文盲の規定要因の分析―1982年人口センサスと1990年人口センサスの結果から見る 林燕平
【論文】少数民族地域における女児未就学問題―寧夏回族自治区をめぐって 新保敦子
[報告]中国の教育制度と教育改革の動向―経済発展戦略における教育 石井光夫
[書評]『中国の電子・鉄鋼産業―技術革新と企業改革』(松崎義編、法政大学比較経済研究所) 杉本孝
[光陰似箭]契約法の起草と法学者 國谷知史
[連載]中国研究所図書館新着図書目録12号1996年7-8月
第580号(1996.6)
特集=90年代中国芸術
〈総論〉90年代中国芸術:特集にあたって 代田智明
〈美術〉分裂する表象―ポスト’89中国モダンアート 牧陽一
〈映画〉現在と過去との交感―『好男好女』について 下出宣子
〈音楽〉「俺」から「俺たち」へ―中国ロックの起点から 秋山珠子
[50年回想]はじめて所員となった頃 新島淳良
[書評]『中国農業の構造と変動』(田島俊雄著、お茶の水書房) 若代直哉
『西順蔵著作集(全三巻)』(西順蔵著、内山書店)佐藤豊
[光陰似箭]続・データ・アーカイブについて 田島俊雄
[連載]中国研究所図書館新着図書目録11号1996年6月
第579号(1996.5)
[座談会]中研50年の歩み 安藤彦太郎・斎藤秋男・小島晋治・太田勝洪・並木頼寿(司会)
【論文】周作人と永井荷風・谷崎潤一郎―反俗・伝統回帰・東洋人の悲哀 趙京華
[50年回想]「中研創立50周年に寄せて」運動と研究―在野研究者のステーション 久保田博子
[書評]『一九二〇年代の中国』京都大学人文科学研究所共同研究報告(狭間直樹編、汲古書院) 横山宏章
『北京の新疆村―イスラム系コミュニティの形成過程』 田島淳子
[中研書庫を覗く]東亜研究所関係の蔵書について 並木頼寿
[光陰似箭]蒙蔵委員会とチベット 村田雄二郎
[連載]中国研究所図書館新着目録10号1996年5月
第578号(1996.4)
【論文】八九年民主化運動にみる中国文化の一側面 田宮昌子
[翻訳]中国農村労働力の流動現象に関する資料―『中国農業発展報告1995』より 西野真由・大島一二
[資料紹介]台湾における新公開档案―1920~1940年代国民政府・国民党档案を中心に 川島真
[50年回想]回想・中研 茫々50年 斎藤秋男
[光陰似箭]続・中国の「中間階級」問題によせて 園田茂人
[連載]中国研究所図書館新着図書目録9号1996年4月
第577号(1996.3)
【論文】塘沽停戦協定の模索と停戦の主要因 内田尚孝
【論文】張愛玲『傅奇』の世界―女性のアイデンティティ 邵迎建
【研究ノート】中国人民空軍建設援助に関する中ソ交渉について―中華人民共和国成立前夜の交渉 服部隆行
[50年回想]中研の創立と東研 江副敏生
[書評]『2000年の中国軍』(平可夫著)―日本はNOと言える時代を迎えられるのか 田辺義明
[連載]中国研究所図書館新着図書目録8号1996年3月
第576号(1996.2)
中国研究所創立50年に際して(1996年1月27日) 安藤彦太郎
[報告]「中国抗日戦争勝利50周年記念国際学術討論会」参加記 三好章
[翻訳]李宗仁の抗戦思想と台児荘の大勝(陳崇錚・尹鉄錚・陳垣共著)三好章
[研究動向]汪精衛南京国民政府研究概略 蔡徳金著 任常毅訳
[街談巷議]中国の空はいま 田辺義明
[書評]『都市季風―北京和上海的文化精神』(楊東平著) 趙宏偉
[光陰似箭]柄でもなく「師道」について 代田智明
[連載]中国研究所図書館新着図書目録7号1996年2月
第575号(1996.1)
【論文】広東省における労働力流動の要因分析―県レベルの統計資料を中心に 小野寺淳・大島一二
【論文】1920年代、上海の中朝連帯組織―「中韓国民互助社總社」の成立、構成、活動を中心に 孫安石
[翻訳]わが六年来の思想遍歴~精神的失語からの脱出は可能か(王暁明著) 坂井洋史
[光陰似箭]中国の弁護士熱 田中信行
[連載]中国研究所図書館新着図書目録1996年1月6日号
[資料]中国研究月報1995年度総目次
1995年の目次
第574号(1995.12)
小特集=戦後50年をめぐって
ポツダム宣言、その前50年とその後50年 田中宏
敗戦50年と日中国関係 浅井基文
張賢亮「なぜ私は日本製品を買わないか」を読んで 大里浩秋
[翻訳]地域経済成長と資本形成 呉柏均著 栃内精子・佐藤宏訳
【研究ノート】近代中国社会における民衆の芸術<年画>の意義―国共両党下の年画政策と民衆の意思 川瀬千春
[書評]『中国“新時期文学”論考―思想解放の作家群』(萩野脩二著) 飯塚容
[連載]中国研究所図書館新着図書目録 1995年12月5日
第573号(1995.11)
【論文】革命と恋愛のユートピ――胡適の<イプセン主義>と工読互助団 清水賢一郎
【論文】孫文の外資導入論と反帝国主義革命構想 安藤久美子
[翻訳]当代小説の潮流―九十年代を中心に 孫玉石著、石井康一訳
[報告]中国内陸は変化している(下) 阿部治平
[書評]『毛沢東の私生活』上・下について―中国現代史の新たな証言(李志綏著/新庄哲夫訳) 小島晋治
[連載]中国研究所図書館新着図書目録1995年11月10日
第572号(1995.10)
【論文】中国繊維産業における直接投資と三資企業の役割 呉泰憲
[報告]北京・懐柔・国際女性会議見聞記 田畑佐和子
[紹介]国家と女性と北京会議―李小江からの手紙 秋山洋子
[発言]わたしはなぜ95年世界女性大会NGOフォーラムへの参加を拒絶したか 李小江
[書評]『中国のミクロ経済改革―企業と市場の数量分析』(大塚啓二郎・劉徳強・村上直樹共著) 菊池道樹
[光陰似箭]『バス事故の中国』 並木頼寿
[連載]中国研究所図書館新着図書目録 1995年10月13日
第571号(1995.9)
【論文】「支那」「支那国」「支那共和国」―日本外務省の対中呼称政策 川島真
【論文】近代日本の国体イデオロギーと台湾の植民地統治―上田万年の国語観を中心に 陳培豊
[報告]中国内陸は変化している(上) 阿部治平
[書評]『第三の眼で見た中国』(王山著/石田浩訳) 辻康吾
[光陰似箭]少し早すぎる回顧 代田智明
[連載]中国研究所図書館新着図書目録1995年9月13日
[紹介]寸評・短評
第570号(1995.8)
【論文】岡山における郭沫若 名和悦子
【論文】郭沫若の<文芸理論>の構想―「感応過程」を視座に 顧偉良
[報告]雲南省少数民族村寨点描(四) 古島琴子
[書評]『秘密社会と国家』(神奈川大学人文学研究所編) 佐藤公彦
[光陰似箭]「戦後50年・日清戦争100年」 三好章
[連載]中国研究所図書館新着図書目録1995年8月1日
第569号(1995.7)
【翻訳】公共空間の創造 ―中国の女性研究運動にかかわる自己分析 李小江著/秋山洋子訳
【解説】李小江論文の「公共空間の創造」が提起するもの 秋山 洋子
【研究ノート】計画出産政策に対する農民の受容性―湖北省一農村の事例から 秦兆雄
[報告]1994年夏・中国西北訪問記(3) 平野聡
[光陰似箭]《日清戦争シンポジウム》 栗原純
第568号(1995.6)
【論文】孫文の革命哲学―動員と指導の理論としての『孫文学説』 深町英夫
[報告]1994年夏・中国西北訪問記(2) 平野聡
[翻訳]中国作家協会の「文革」受難記(抄)―大連会議に関する部分 伍宇著、萩野脩二訳
[動向]中国芸能の現在 中国芸能の多元化―観光・国家・伝統 林宣和
[動向]中国法の現在 銀行法の成立 國谷知史
[書評]『近代中国のなかの日本人』(山根幸夫著) 大里浩秋
『つまりは書生―周一良自伝』(周一良著/藤家禮之助監訳) 杉山文彦
《光陰似箭》中国の「中間階級」問題によせて 園田茂人
第567号(1995.5)
【論文】中日間の戦争賠償問題の解決についてー日華条約と日中共同声明における賠償問題の比較研究 殷燕軍
【論文】中華民国維新政府の成立過程(下) 堀井弘一郎
中国企業におけるリーダーシップと意思決定―国際比較の視点から 園田茂人
[書評]『鄧小平の遺産―離心・流動の中国』(田畑光永著) 田村宏嗣
[動向]中国の歴史歴史と文化 並木頼寿
[光陰似箭]「市場失敗」と「政府の失敗」 田島俊雄
第566号(1995.4)
【論文】中華民国維新政府の成立過程(上) 堀井弘一郎
【研究ノート】鄧拓の雑文「蒋介石と明の英宗」(1946年)をめぐって 日原きよみ
[報告]1994年夏・中国西北訪問記(1) 平野聡
[追悼]二十世紀を生きた人―無疾爾終、憶夏衍 阿部幸夫
[書評]『中国回想録』(J.K.フェアバンク著/平野健一郎・蒲地典子訳) 黄東蘭
[動向]中国政治の現在 今年の全国人民代表大会を振り返る 天児慧
第565号(1995.3)
【研究ノート】清国留学生取締規則事件の諸相―政治考察五大臣、上海、そして韓国との関連を中心に 孫安石
【研究ノート】遊子顧返―在外中国人映画の問いかけ 白井啓介
[翻訳]ロシア国内各文書館所蔵 中国関係史料(アレキサンダー・M・グレゴリエフ著) 川島真
[論述]中国への技術移転の展望(中国投資の心構え) 若尾正昭
[書評]『伝統中国<盆地><宗族>にみる明清時代』(上田信著) 村井寛志
[動向]中国経済の現在1 反インフレ・腐敗 高橋満
[動向]中国経済の現在2 中国自動車産業の再編―金林汽車股份有限公司の選択 田島俊雄・袁鋼明
[光陰似箭]中国と「支那」 伊藤一彦
第564号(1995.2)
【論文】毛沢東と湖南自治運動 興梠一郎
【報告】中国工業合作運動の再始―民間ベースによる国際提携の模索と「協同組合村」創設の実験 菊池一隆
[文芸沙龍]周爾復、馬烽、鄧友梅などの作家と演説家・彭清一 伊井健一郎
[書評]『中国アナキズムの研究』(嵯峨隆著) 石井洋
[動向]中国文学の現在 毛沢東と文芸界“事件”の回顧 田畑佐和子
[資料]中国研究所月報1994年度総目次
第563号(1995.1)
【論文】中国における教育の地域化に関する一考察―上海市「社区」教育の試みを一例として 牧野篤
【論文】モンゴル民族独立運動と中国共産党民族政策の成立 王柯
[報告]第3次中華民国史国際学術討論会参加記 川島真
[文芸沙龍]上海越劇院明月劇団、あるいは趙志剛の『王子復讐記(ハムレット)』 杉山太郎
[動向]中国法の現在 母子保険法 國谷知史
[動向]中国社会学の現在 ポスト鄧小平下の社会意識 園田茂人
[書評]『古代中国の開発と環境―『管子』地員篇研究』(原宗子著) 後藤均平
[光陰似箭]情報時代と漢字 村田雄二郎
[お知らせ]中国人留学生への義援金のお願い
1994年の目次
第562号(1994.12)
【論文】中国合弁企業の株式化問題 田中信行
【論文】外資系企業と中国法―1994年の法律改正を中心に 李黎明
【研究ノート】近代化政策下の中国の犯罪問題 張荊
【翻訳】転型期知識人の価値指向三種に関する試論 陳思和著/坂井洋司訳
[書評]『アジアから日本を見詰めて』(黄彬華著、田村宏嗣・田村玲子編訳)鈴木章雄
[光陰似箭]「“華人與狗不得入内”はなかった」余波 大里浩秋
第561号(1994.11)
【報告】中国扶貧政策の現状と問題点―大別山地と上海の現場取材から 佐々木理臣
【翻訳】乙末台湾割譲の歴史背景について論ずる 栗原純
【参観記】甲午戦争一百周年国際学術討論会参観記 柴田高志
【翻訳】甲午海戦の教訓と中国の海防について 柴田高志
【報告】第三回東アジア歴史教育シンポジウム参加報告 川上哲正
[街談巷議]中国型SLについて 田辺義明
[書評]『縛られた村』(朱暁平著杉本達夫訳)『初恋』(池莉著、田畑佐和子訳) 秋山洋子
[紹介]寸評・短評
第560号(1994.10)
【研究ノート】東北チベット(アムド)における社会主義 阿部治平
【資料】中国式持続的発展戦略の初歩的構想(牛文元・康暁光・王毅著)凌星光訳
[街談巷議]現代中国のお葬式 内田知行
[文芸沙龍]『青い凧』を見て 衛藤和子
[資料紹介]『長崎鄭成功と同時代史研究―目録・解説・展望』長崎鄭成功と同時代史研究会 細見和弘
[光陰似箭]古典と新著 並木頼寿
第559号(1994.9)
【論文】東南アジア華人の思想研究試論―リー・クアンユーのアイデンティティと文化変容 篠崎香織
【報告】雲南省少数民族村寨点描(三) 古島琴子
[歴史散歩]上海・黄浦公園の制札 六角恒廣
[街談巷議]上海遊学記(六) 杉山文彦
[書評]『徳王自伝』(ドムチョクドンロプ著、森久男訳) 内田知行
[光陰似箭]司法機関のトップ人事 田中信行
第558号(1994.8)
【論文】「中体西用」論と「学戦」―清末「中体西用」論の一側面と張之洞『勧学篇』 川尻文彦
【論述】鄧小平の南巡講和と開発区の暴走 田畑光永
【翻訳】周作人の周恩来宛書簡、訳ならびに解題 木山英雄
[街談巷議]上海遊学記(五) 杉山文彦
[書評]『文学で読む台湾―支配者・言語・作家たち』(下村作次郎著)中村ふじゑ
[光陰似箭]猛暑中朦朧の三題 代田智明
第557号(1994.7)
【研究ノート】初期在日華僑社会形成史についての一考察―エスニック集団と国家間関係をめぐる研究ノート 過放
【研究ノート】清国横浜領事の着任と華人社会 黄漢青
[資料紹介] 日本と台湾における清末民初留日学生関係資料―中国留日生監督処文献・外務部档案・教育部档案 川島真
[街談巷議]上海遊学記(四) 杉山文彦
[書評]『ペレストロイカと改革・開放―中ソ比較分析』(近藤邦康・和田春樹編)藤村俊郎
[光陰似箭]492エンジンの謎 田島俊雄
第556号(1994.6)
【論文】現代中国の政治体制の研究―その問題点の整理と新しい理論枠組みの検討 趙宏偉
【翻訳】辛亥革命と中国経済近代化への社会的動員について―民国初期の経済団体を中心として 虞和平著/陳来幸訳
【研究ノート】『浙江文化研究』初探 大里浩秋
[街談巷議]上海遊学記(三) 杉山文彦
[書評]『チュイホアねえさん―戦火の中で子供たちは・・・』(日中児童文学美術交流センター編) 斎藤秋男
[光陰似箭]再びインドと中国の比較の時代に 高橋満
第555号(1994.5)
特集=国有企業改革(下)
【論文】中国における株式制度の実験過程 田中信行
【論文】国有企業と株式制度 國谷知史
[街談巷議]上海遊学記(二) 杉山文彦
[書評]『恋の中国文明史』(張競著) 田畑佐和子
第554号(1994.4)
【追悼】阪本楠彦元理事長の逝去を悼む
特集=国有企業改革(上)
【論文】中国の国有企業改革と政府間財政関係 田島俊雄
【研究ノート】「支那通」について 萩野脩二
[街談巷議]上海遊学記(一) 杉山文彦
[書評]『共同幻想としての《中華》』(石田浩著) 若林正丈
[光陰似箭]雲南省・麗江の旅 田畑佐和子
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(67)受入図書資料1993年1,2月分
第553号(1994.3)
【翻訳】福建省の三一教の現状―調査と研究 林国平著/佐藤公彦訳
【論文】山東抗日根拠地と紅槍会 馬場毅
【研究ノート】「九龍山」秘密結社についての一考察 孫江
[光陰似箭]『中国大陸黒社会』を読む 大里浩秋
[紹介]寸評・短評
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(66)受入図書資料1993年11,12月分
第552号(1994.2)
【論文】「上海城廂内外総工程局」から「上海城廂内外自治公所」へ―その移行のプロセスを中心として 孫安石
【論文】農業集団化と人的結合―上海市嘉定県馬陸郷呉家村の血縁関係を中心に 二宮一郎
【報告】阿里山麓のツオウ族の村を訪ねて(下) 中村ふじゑ
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(65)菅沼不二男、久美子氏より寄贈(その2)
第551号(1994.1)
【論文】中国マルクス主義と毛沢東思想 興梠一郎
【報告】阿里山麓のツオウ族の村を訪ねて(上) 中村ふじゑ
[街談巷議]上海近況 呉念聖
[書評]『震災下の中国人虐殺―中国人労働者と王希天はなぜころされたか』(仁木ふみ子著) 斎藤秋男
[光陰似箭]日中合弁企業調査を終えて 園田茂人
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(64)1993年中国発行新聞・雑誌受入リスト
1993年の目次
第550号(1993.12)
毛沢東特集
【論文】毛沢東フィーバーと中国の問題 小島晋治
父さんより母さんより毛主席が・・・ 小椋芳彦
【研究ノート】虚君共和の夢―毛沢東の小中国論 矢吹晋
【論文】毛沢東についての個人的な思い 村田忠禧
毛沢東の思想―「人民内部矛盾」を中心に 近藤邦康
[光陰似箭]中国はソ連型計画経済だったのか 田島俊雄
[紹介]寸評・短評
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(63)菅沼不二男、久美子氏より寄贈(その1)
[資料]中国研究月報1993年度総目次
第549号(1993.11)
特集=最近の丁玲研究をめぐって
[報告]第六回丁玲国際学会に参加して 江上幸子
【論文】1970年代日米女性運動と丁玲 秋山洋子
[翻訳]男権と丁玲の初期小説創作 董柄月著/田畑佐和子訳
丁玲・陳企霞「反党小集団」事件処理への参与経過 李之レン著/江上幸子訳
[書評]『近代中国研究案内』(小島晋治・並木頼寿編) 湯本国穂
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(62)受入図書資料1993年9,10月分
[光陰似箭]1893年の新聞記事 栗原純
第548号(1993.10)
【論文】中国の労働力輸出 石井知章
【論文】1930年代閻錫山政権の対外貿易政策 内田知行
[翻訳]中国の地方都市における職業威信―ハルピン市の調査事例から 張汝立著、園田茂人訳
[書評]『中国で何が起こったか』(陳一諮著、末吉作訳) 石川俊一
《光陰似箭》大中華振興と北京五輪招致の失敗 加々美光行
第547号(1993.9)
【報告】雲南省少数民族村寨点描(二) 古島琴子
【論文】中国の弁護士(五)―その特色と課題 浅井正
[書評]『中国のアウトサイダー』(井波律子著) 坂井洋史
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(61)受入図書資料1993年7,8月分
[光陰似箭]馬鹿と聡明と 村田雄二郎
第546号(1993.8)
【論文】新文化運動期における陳独秀の「群衆心理」論 蝦名良亮
【論文】中国の弁護士(四)―その特色と課題 浅井正
《街談巷議》北京だより 菊池道樹
《街談巷議》番禺訪問記 渡辺浩平
[書評]『中国農村経済の基礎構造』(石田浩著) 厳善平
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(60)受入図書資料1993年6月分
[光陰似箭]許寿裳の日記 丸山松幸
第545号(1993.7)
【論文】中国の弁護士(三)―その特色と課題 浅井正
[紹介]鹿地亘氏へのインタビュー―レウィ・アレー及び抗日戦争を中心に 菊池一隆
[街談巷議]アメリカの中国研究についての見聞記 坂元ひろ子
[書評]『毛沢東の秘められた講話』(R.マックファーカー他編、徳田教之他訳)毛里和子
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(59)受入図書資料1993年5月分
[光陰似箭]ある日本人観を読んで思うこと 大里浩秋
第544号(1993.6)
【論文】中国の弁護士(二)―その特色と課題 浅井正
【報告】明治初期の興亜論と曽根俊虎について 並木頼寿
【研究ノート】鄭成功研究報告2篇掲載にあたってのまえがき 大里浩秋
日本における鄭成功研究をめぐって 川勝守
福建における鄭成功及び鄭氏の貿易に関する研究の現状 鄭広南
[書評]『土牢情話』(張賢亮、大里浩秋訳)
『消えた万元戸』(陸文夫著、釜屋修訳)萩野 脩二
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(58)受入図書資料1993年4月分
[光陰似箭]秘密結社国際シンポジウムに参加して 並木頼寿
第543号(1993.5)
【論文】中国の弁護士(一)―その特色と課題 浅井正
【翻訳】『子夜』に関する幾つかの問題 汪暉著、桑島由美子訳
[書評]『中国アナキズム運動の回想』(嵯峨隆・坂井洋史・玉川信明編訳)川上哲正
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(57)受入図書資料1993年2,3月分
[光陰似箭]桃源郷のゆめ 田畑佐和子
第542号(1993.4)
特集=中国の人権
【論文】中国の人権と主権 土屋英雄
【論文】『人権白書』にみる中国政府の人権観 杉山文彦
[書評]『日中国交基本文献集』(竹内実編)並木頼寿
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(56)受入図書資料1993年1月分
[光陰似箭]南方中国・ヴェトナムとグレイター香港 天児慧
第541号(1993.3)
【論文】新民会と華北占領政策(下) 堀井弘一郎
【論文】京師大学堂総教習呉汝論の日本視察 汪婉
[街談巷議]中国の道路運輸事業における市場整備の現段階 内田知行
[書評]『台湾―分裂国家と民主化』(若林正丈著)森久男
[光陰似箭]株式制度雑感 田島俊雄
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(55)受入図書資料1992年12月分
[紹介]『人権のこえ アジアの歌』(幼方直吉著) 斎藤秋男
第540号(1993.2)
【論文】新民会と華北占領政策(中)堀井弘一郎
【論文】コンミューンの悲劇―中国革命根拠地粛清運動史(Ⅹ) 福本勝清
【研究ノート】東南アジアにおける華人社会の変容と華語 徳植勉
[書評]『中国の経済体制改革』(関口尚志・朱紹文・植草益編) 菊池道樹
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(53)1992年中国発行新聞・雑誌受入リスト
(54)受入図書資料1992年11月分
[光陰似箭]二つの文革体験―作家張承志と鄭義の場合 小島晋治
第539号(1993.1)
【論文】新民会と華北占領政策(上) 堀井弘一郎
【論文】コンミューンの悲劇―中国革命根拠地粛清運動史(Ⅸ) 福本勝清
[書評]『劉堡』(聶莉莉著) 小熊誠
[光陰似箭]日韓学生の相互理解 栗原純
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(52)受入図書資料1992年10月分
1992年の目次
第538号(1992.12)
【翻訳】中国におけるマルクス・レーニン主義と儒教文化 金観濤著、秋山珠子訳・解題
【論文】コンミューンの悲劇―中国革命根拠地粛清運動史1930-1937(Ⅷ) 福本勝清
【回想】「反戦同盟」の危機とその克服 長谷川敏三
遺稿掲載にあたって 小島晋治
[書評]『現代中国相続法の原理』(鈴木賢著) 國谷知史
[街談巷議]八宝山の沈黙 中村哲夫
[光陰似箭]北京の寒い冬 加々美光行
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(51)受入図書資料1992年9月分
[資料]中国研究月報1992年度総目次
第537号(1992.11)
特集=中台農業の現段階と農業改革の課題
【論文】農村経済体制改革下の中国農業 若代直哉
中国の食糧需給と食糧買い付け制度の改革 菅沼圭輔
台湾農業の展開と構造問題 田島俊雄
[書評]『アジアの歴史』(藤家禮之助編) 川上哲正
[光陰似箭]毛沢東と火葬 村田雄二郎
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(50)受入図書資料1992年8月分
第536号 (1992.10)
【論文】中国深セン経済特区における所有制と経済管理システム 朴貞東
【論文】現代中国の思想的底流 興梠一郎
[翻訳]日本軍の天門会に対する懐柔政策とその破産 喬培華著、森久男訳・解題
[書評]『環黄海経済圏―東アジアの未来を探る』(西村明、渡辺利夫編)鈴木岩行
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(49)受入図書資料1992年7月分
[光陰似箭]社会新徳小本 丸山松幸
第535号(1992.9)
【報告】蘇南地区における村級農業サービスステーションの発展(1983~90)―江蘇省呉県謂南村の事例分析 胡庄君
【論文】コンミューンの悲劇―中国革命根拠地粛清運動史1930-1937(Ⅶ)福本勝清
【翻訳】現代中国社会の準身分制度について―幹部・労働者・農民 李銀河著、村田雄二郎・村田久美子訳
[書評]『おじいさんの戦争は終わったか』(近藤泰年著)大沼正博
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(48)受入図書資料1992年6月分
[光陰似箭]広東、湖南の旅印象記 大里浩秋
第534号(1992.8)
【論文】客家と太平天国革命 鎮文典(菊池秀明 訳)
【論説】中国の経済裁判における主要な問題と立法上の対策 王勝明
【研究ノート】中国の化学肥料事情の現状と展望 石橋勝之
[報告]日中歴史教育セミナーに参加して 目良誠二郎
[光陰似箭]日中国交正常化20周年記念シンポジウム参加記 並木頼寿
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(47)受入図書資料1992年5月分
[書評]『中国ナショナリズムと民主主義―二〇世紀中国政治史の新たな視界』(西村成雄著) 砂山幸雄
第533号(1992.7)
【論評】中国改革・開放の複雑多層構造―「中国の特色を有する社会主義型開発独裁」試論 針生誠吉
【論文】コンミューンの悲劇―中国革命根拠地粛清運動史1930-1937(Ⅵ) 福本勝清
【調査報告】中国山東省後官庄村における集団活動組織化の新動向 呉立山
[光陰似箭]女性作家のきつい諷刺 田畑佐和子
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(46)受入図書資料1992年4月分
[書評]『上海―疾走する近代都市』(藤原恵洋著) 田辺義明
第532号(1992.6)
【論文】中国企業の経営構造に見られる矛盾的性格(下)―江蘇省における企業アンケートの分析結果から 園田茂人
【研究ノート】陳公博の生涯―その思想における発展と転換 石源華
【動向紹介】ポスト冷戦後の中国と世界情勢―1990年における中国の学界動向 範雲濤
[書評]『アヘン戦争から辛亥革命―日本人の中国観と中国人の日本観』(王暁秋著、小島晋治監訳/中曽根幸子・田村玲子訳) 杉山文彦
[光陰似箭]再加速化する改革・開放の背景と意味 天児慧
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(45)受入図書資料1992年3月分
第531号(1992.5)
【論文】中国企業の経済構造に見られる矛盾的性格(上)―江蘇省における企業アンケートの分析結果から 園田茂人
【論文】コンミューンの悲劇―中国革命根拠地粛清運動史1930-1937(Ⅴ)福本勝清
[書評]『北京の日の丸―体験者が綴る占領下の日々』(北京市政協文史資料研究委員会編、大沼正博訳/小島晋治解説) 斎藤秋男
『中国の経済改革と新発展メカニズム』(渡辺利夫編) 童適平
『蘇る中国海軍』(平松茂雄著) 浅野亮
[光陰似箭]鄧小平攻勢とバブル経済 田島俊雄
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(44)受入図書資料1992年2月分(その2)
第530号(1992.4)
【報告】日中関係の歴史と課題―「満州事変」前後を中心に 安藤彦太郎
【研究ノート】モスクワにおける王明の抬頭と「江浙同郷会」事件 岸田五郎
[街談巷議]世界と日本におけるシャンチーの現状と展望 山田光起
[書評]『証言・生体解剖―旧日本軍の戦争犯罪』
『証言・人体実験―七三一部隊とその周辺』(中央档案館ほか編、江田憲治ほか編訳) 常石敬一
[資料]鄭成功文献目録―華文編(下) 細見和弘
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(43)受入図書資料1992年2月分(その1)
[光陰似箭]中共中央二号文献を読んで 小島晋治
第529号(1992.3)
【報告】魯迅と異文化接触―近代精神への模索と伝統批判の深化の軌跡
魯迅の異文化接触―明治の日本を舞台にして(発題講演) 伊藤虎丸
魯迅研究における自己批判―東京大学「魯迅と異文化接触」シンポジウムでの発言 劉再復(刈間文俊 訳)
もう一つの『友邦呆れるの輪』―日本で目撃した魯迅の揉め事 李欧梵(代田智明 訳)
魯迅生誕110周年記念東京シンポジウム開催の経緯について 尾上兼英
[書評]『中国女性--家・仕事・性』(秋山洋子編訳) 田畑佐和子
[資料]鄭成功文献目録 ―華文編(中)細見和弘
[光陰似箭]「反省」と補償 栗原純
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(42)受入図書資料1992年1月分
第528号(1992.2)
【報告】第2回中国抗日根拠地史国際シンポジウム参加記
全大会報告 三好章
第1分科会報告「毛沢東思想と抗日根拠地の形成」 馬場毅
第2分科会報告「抗日根拠地の政治経済建設」 内田知行
第3分科会報告「軍事闘争、秘密結社およびその他の諸問題」 佐藤宏
報告者と報告題目
太行山中渉県参加記 馬場毅
【報告】外国学者から見た中国教育―中国・企画への寄稿、その日本語版 斎藤秋男
[書評]『農村地域の近代化と内発的発展論―日中「小城鎮」共同研究』(宇野重昭・朱通華編)阪本楠彦
『東洋人の悲哀―周作人と日本』(劉岸偉著) 小川利康
[資料]鄭成功文献目録―華文編(上) 細見和弘編
[光陰似箭]中研の故事を憶う 加々美光行
第527号(1992.1)
【論文】未完の台湾戦役―戦略転機の過程と背景 浅野亮
【研究ノート】蒋介石と上海交易所―株式仲買人時代について 横山宏章
[書評]『中国の政治文化』(閔琦著・丸山昇監訳) 興梠一郎
『中国法入門』(小口彦太・本間正道・田中信行・國谷知史著) 鈴木輝二
[光陰似箭]“吃”と“包”―中国式“大家拿主義” 村田雄二郎
[連載]中国研究所図書館所蔵資料紹介(41)1991年中国発行・新聞雑誌受入リスト
1991年の目次
第526号(1991.12)
【論文】中共一全大会在疑 丸山松幸
【報告】中国の風土と住居(2) 北原安門
[書評]『中国封建社会の構成』(今堀誠二著) 中生勝美
『新版 東南アジアの現在』(小泉允雄著) 菊地陽子
[資料]日本における鄭成功関連文献目録 二宮一郎
[光陰似箭]広東、茂名の旅 並木頼寿
『中国研究月報』1991年度総目録(515-526号)
第525号(1991.11)
【報告】1991年5月の「独立台湾会」事件と政治迫害反対運動―台湾清華大学からのレポート 池田知久
[書評]『大逆転―鄧小平・農業政策の失敗』(W.ヒントン著) 小島晋治
『池袋のアジア系外国人―社会学的実態報告』(奥田道大、田島淳子編著) 伊藤るり
【報告】雲南省少数民族村寨点描 古島琴子
[光陰似箭]香港人の選択 谷垣真理子
第524号(1991.10)
特集=中国研究所1991年度研究大会報告―「世界構造の転換と中国・東アジア」
コメンテーター:加々美光行
ソ連と東アジアの関係をめぐって 和田春樹
西太平洋・アジアの台頭は社会主義世界を変える 渡辺利夫
社会主義世界の変貌と中国・東アジア 菊池昌典
脱冷戦体制と中国の行方 天児慧
[光陰似箭]法的発展をみせる観光クレーム制度 宇野和夫
第523号(1991.9)
【研究ノート】《戯劇月報》とその周辺―霧の重慶の断想 阿部幸夫
【報告】西安郷鎮企業大学を参観して 菊池一隆
【論文】満州事変から60年目の中国東北で―日中関係はどう転換したのか 中野謙二
[街談巷議]広東経済開発区を垣間見て 大里浩秋
[書評]『日中関係1945-1990』(田中明彦著) 天児慧
『反転する現代中国』(吉田富夫著)精力的な紹介作業“反転”の論理追求の苦悩 釜屋修
第522号(1991.8)
【論文】産業組織からみた中国国営企業改革の課題 田島俊雄
【論文】コンミューンの悲劇―中国革命根拠地の粛清運動史1930-1937(Ⅳ) 福本勝清
【論文】中国の二つの「不変」―政治的理想と人(下) 泉敏弘
[街談巷議]「首届中国曲芸節(天津)」を見る 山口建治
[光陰似箭]長江の大洪水 小島晋治
第521号(1991.7)
【論文】中国の二つの「不変」―政治的理想と人(上) 泉敏弘
【翻訳】『1949-1989年的中国』Ⅲ“大動乱の年代”[序文・前文部分](下) 王年一著(辻康吾 訳)
【論文】コンミューンの悲劇―中国革命根拠地の粛清運動史1930-1937(Ⅲ) 福本勝清
[書評]『改革・開放時代の中国』(現代中国論-2)(岡部達味、毛里和子編) 山内一男
[光陰似箭]中国の大家長 並木頼寿
第520号(1991.6)
【論文】中国婚姻法の構造に関する試論 國谷知史
[翻訳]『1949-1989年的中国』Ⅲ “大動乱の年代”[序文・前文部分](上)王年一著/辻康吾訳
【論文】コンミューンの悲劇―中国革命根拠地の粛清運動史1930-1937(Ⅱ) 福本勝清
【報告】香港選挙探訪記 谷垣真理子
[光陰似箭]農村小説の今昔 田畑佐和子
第519号(1991.5)
【追悼】幼方直吉さんを偲ぶ
・幼方直吉さんを偲ぶ集い
・幼方直吉著作目録(初稿)
・対談 昭和を語る
[光陰似箭]幼方直吉先生の憶い出「和而不同」の人 浅井敦
【報告】中国テレビ事情―『渇望』現象について 村田久美子
[書評]『中国近代新聞成立史』(卓南生著) 西里喜行
第518号(1991.4)
【論文】コンミューンの悲劇―中国革命根拠地の粛清運動史1930-1937(Ⅰ) 福本勝清
【論文】海峡両岸関係の法的枠組みをさぐって(下) 王志安
【論文】台湾民間統一運動の中での民族倫理と経済主義 林書揚
[街談巷議]印章のはなし 村田雄二郎
[光陰似箭]井上ひさし作『シャンハイムーン』―相手の見えない善意 杉山文彦
第517号(1991.3)
【論文】海峡両岸関係の法的枠組みをさぐって(上) 王志安
【研究ノート】中国の住宅政策と伝統文化―四合院再評価の意味するもの 中野謙二
【翻訳】二十世紀中国演劇の全体観(下)―現当代中国演劇史研究の骨格についての構想 丁羅男著、瀬戸宏訳
[書評]『大寨紅旗的昇起与墜落』(孫啓泰、熊志勇著) 阪本楠彦
『十五年戦争と文学』(山田敬三、呂現明編) 田畑佐和子
[光陰似箭]汕頭経済特区取材記 内田知行
第516号(1991.2)
【論文】中国語教育の二つの道 六角恒廣
【翻訳】二十世紀中国演劇の全体観(上)―現当代中国演劇史研究の骨格についての構想 丁羅男著、瀬戸宏訳
【論文】当面の国際情勢についての若干の見方 葉如安
【報告】第三回国際中国語教学討論会に出席して 櫨山健介
[光陰似箭]元宵はもっと楽しく 中野謙二
[書評]『中国の家・村・神々―近代華北農村社会論』(路遥・佐々木衛編) 並木頼寿
『水資源の世界誌』(旗手勲著) 田島俊雄
第515号(1991.1)
【報告】中国滞在20年―劉彩品、木村博さんに聞く
【論文】中国企業労働者の意識構造―所属企業(工作単位)の社会的意味付けをめぐって 松戸武彦
【論文】ヴェトナムの三輪人力車事情 内田知行
[書評]『八億の“農民”はいま』(阪本楠彦著) 関屋晴子
『台湾海峡の政治―民主化と「国体」の相剋』(若林正丈著) 井尻秀憲
[光陰似箭]殺されたものの行方 栗原純
1990年の目次
第514号(1990.12)
【論文】日中間の技術移転の問題点 若尾正昭
【報告】中国の風土と住居 北原安門
【論文】東チベット生活誌―アムドのチベット族青年に聞く(5)阿部治平
[光陰似箭]脱冷戦時代に中国が果たす役割―湾岸・日本海圏・西太平洋の文脈から 加々美光行
[書評]『続 鄧小平の軍事改革』(平松茂雄著) 浅野亮
『中国研究月報』1990年総目録(530 号-514号)
第513号(1990.11)
【論文】“国際識字年”から2000年へ―識字・非識字をめぐる中国と日本 斎藤秋男
中国における朝鮮戦争研究 朱建栄
【翻訳】ナナイ語彙に見られるナナイ文化の特徴 張晰著、板橋義三訳
東チベット生活誌―アムドのチベット族青年に聞く(4) 阿部治平
義和団運動“評価”論とその周辺~『義和団運動与近代中国社会国際学術討論会』参加記 久保田善丈
[書評]『近代中国の思想世界―『新青年の群像』(野村浩一著) 福本勝清
[光陰似箭]馮玉祥のことなど 丸山松幸
第512号(1990.10)
【論文】穏健改革派の「計画調節主導・市場調節基礎的経済運行メカニズム論」―衛興華・魏傑の見解の検討を中心として 山口勇
【翻訳】計画経済と市場調節との有機的結合 衛興華著、山口勇訳
[報告]復活した革命現代京劇―その大衆演劇性 杉山太郎
[光陰似箭]劉真の裁判 田畑佐和子
[書評]『十五億の蟻―私の中国ノート』(斧泰彦著)丹藤佳紀
『北京ジープ』(ジム・マン著)服部健治
『毛沢東と中国知識人』(戴晴著)小山三郎
日中戦争回憶―長谷川部隊祖国に還る 長谷川敏三