一般社団法人中国研究所
中国研究所は、戦後日本で最初に設立された中国研究専門の研究機関です。現代中国およびアジア地域の政治、経済、社会、文化、教育、歴史など諸般にわたる実状を客観的に調査、研究し、学術の発展に寄与するとともに、それを通して中国およびアジア諸地域の人々との相互理解を深めることを目的としています。
中国年鑑
中国の政治・経済の重要な動きから、文化の最新動向、社会生活の変 化に至るまでの最新情報を提供します。
中国に関連する正確な分析、的確な情勢判断には、統計的な資料が必要です。中国の国土・経済・産業から日常生活に至るまでの基本的な情報を網羅しています。
中国研究月報
中国研究所が発行している月刊誌です。主に近現代中国の社会、政治、経済、文学などに関する中国研究者の論文を掲載しています。
投稿ご希望の方は「『中国研究月報』投稿要領」のページをご覧ください。2004年度より「太田勝洪記念中国学術研究賞」を創設し、優秀論文に賞を贈っています。
太田記念賞
太田記念賞は、元中国研究所理事長の太田勝洪の現代中国の研究の発展のために寄贈いただいた基金によって創設されました。
中国研究所は、日本現代中国学会の参加も得て,2004年に「太田勝洪記念中国学術研究賞」を創設し、年1回、受賞者を決定し表彰しています。
事務局の業務態勢について
事務局の通常業務は原則として毎週月曜日に事務所と図書館を開室し、あとはテレワーク(スタッフの在宅勤務)を継続しております。
『中国研究月報』の編集発行、各種研究会の開催等の通常業務は従来通り実施しております。お問い合わせは下記まで電子メールでお願いいたします。
所員・研究会員はじめ関係者の皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
※問い合わせ先(●は@に換えてください):
中国研究所事務局 c-soumu●tcn-catv.ne.jp 『中国研究月報』編集部 c-mon●tcn-catv.ne.jp
中国研究所図書館 c-lib●tcn-catv.ne.jp 日本現代中国学会事務局 c-genchu●tcn-catv.ne.jp
所員・会員を募集しています
中国研究所では、所員・研究会員・賛助会員・講読会員を募集しています。詳しくは「概要・組織」のページをご覧ください。お申し込み・お問い合わせは、下記の事務局までご連絡ください。 E-mail c-soumu●tcn-catv.ne.jp(●を@に換えてください)
寄付のお願い
中国研究所は、所員・会員からの所員費・会費を主な収入源として活動を継続しておりますが、財政的には大変厳しく、活動の長期的な継続が危ぶまれる状況が続いております。本研究所の活動にご賛同いただけます個人・団体のみなさまからの寄付を募っております。金額に関わらずご厚志賜れます場合は、事務局までご連絡ください。 E-mail c-soumu●tcn-catv.ne.jp(●を@に換えてください)
新着情報 News and Topics
中国研究所 × 笹川平和財団 シンポジウム「2025年の世界と日中米関係」
第2回申込みフォーム公開のお知らせ New
第2回「戦後80年と歴史言説/歴史戦」
日 時 2025年2月18日(火)18:00~20:00
会 場 笹川平和財団ビル11階 国際会議場(https://www.spf.org/about/access/)
方 法 対面・オンライン(Zoomウェビナー)併用
パネリスト 江藤名保子(学習院大学)
宮本 悟(聖学院大学)
河西陽平(中曽根平和研究所)
企画統括・司会 川島 真(中国研究所・東京大学)
参加費は無料です。
会場での対面参加 https://f.msgs.jp/webapp/form/19951_jndb_1114/index.do
オンライン参加 https://f.msgs.jp/webapp/form/19951_jndb_1113/index.do
※申し込み締切は2月17日(月)です。
開催趣旨
中国研究所・笹川平和財団では、歴史を踏まえながら、2025年の日中米関係を多様な側面から考察するシンポジウムを、2025年1月、2月に2度開催することにいたしました。2025年は戦後80年にあたります。秩序変動期の中で歴史をめぐる問題が、相貌を変えながら、いっそう大きな課題となりつつあります。中国とロシアはそれぞれの「正しい」歴史を唱えつつ、第二次世界大戦をめぐる歴史戦での共闘を約しています。また、新たな歴史ナラティブを創出して、それを多様な手段で世界に広め、「工作」対象に受け入れさせようとしています。これは中国、ロシアだけでなく北朝鮮も同様です。かつて中国や周辺地域を侵略した日本は、加害国としてこうした歴史をめぐる状況をいかに捉え、対処していくべきなのでしょう。この問題を考える時、やはり単純に「歴史戦」などとして括るのではなく、それらの国々がそもそも国内でどのような歴史政策を実施しているのかということを踏まえた上で、それが対外的な歴史戦とされる事象とどのような関わりをもつのか、ということを理解することが必要だと考えます。
これらのことを踏まえ、本シンポジウムでは、第1回で2025年の米中日関係について歴史を踏まえつつ議論するとともに、第2回で戦後80年にあたる2025年の歴史をめぐる問題の有りようについても併せて取り上げていきます。
第7回 中国研究所「田中修の中国塾」開催のお知らせ New
下記の要領で開催いたします。奮ってご参加ください
参加お申込みはこちらから。申込期限:1月31日(金)
※参加費は無料です。
日時:2025年2月5日(水)14:30~17:00
会場:オンライン(申し込みいただいた方にURLをお送りします)
14:30~15:00
講演「中央経済工作会議のポイント」田中修(拓殖大学大学院客員教授)
15:00~15:30
報告「日中学生会議2024年度活動報告」
日中学生会議(44期:邱惠莉クリオ委員長・岡本璃央委員長、亀井達允委員、竹山海翔委員、奥村果穂委員)
15:30~15:40 質疑応答
15:40~16:45
メイン講演「中国の財政状況と政策課題——財政リスクの考察」
内藤二郎(大東文化大学経済学部教授)
16:45~17:00 質疑応答
※「田中修の中国塾」は笹川平和財団との共同事業として開催しています。
問い合わせ先:川島真(中国研究所・東京大学)
shinkawashima✕g.ecc.u-tokyo.ac.jp(×を@に替えてください)
中国研究所主催行事の整理統合と名称変更について(お知らせ) New
中国研究所は創立以来、様々な研究会・講演会・シンポジウム等を開催してまいりましたが、近年は名称・内容ともに多岐にわたり、ややわかりにくくなっているとの意見もいただいております。そうした指摘などもふまえ、理事会において検討を重ねた結果、2025年1月より本研究所主催の各種行事については、以下のとおり一部を整理統合し、それに伴い名称も変更することになりましたので、お知らせ申し上げます。なお、整理統合しましても、これまでの各種行事の規模や回数は基本的に変更なく、行事の規模を縮小するものではありませんので、ご諒解ください。
変更にあたっての主な方針は、まず本研究所主催の各種行事を次の3つに整理します。
➀本研究所独自のシンポジウム・研究会(講座方式)・講演会
➁学術的な発表や討論を中心とした研究会・シンポジウム
➂外部団体との共同開催(委託事業)の研究会・シンポジウム
その上で、➀については「現代中国公開講座」の名称で統合し、会の趣旨によって副次的な名称を付記する形式としました。統合した会の新旧の名称は以下のとおりです。
現代中国公開講座:シンポジウム (旧 現代中国公開講座)
研究例会 (旧 現代中国研究会)
新春講演会 (旧 新春講演討論会)
『中国年鑑』刊行記念講演会(*名称は変わりませんが、公開講座の一環として開催することになりました)
なお、学術研究の報告者を募集して開催している定例学術研究会(上記の②に該当)は、上記の講座方式とは趣旨が異なることをふまえ、「現代中国公開講座」には統合せず、2025年4月より「中国研究所学術研究会」と改称した上で継続してまいります。
また、時宜に合わせた独自企画のシンポジウム(上記の②に該当。近年では五四運動100年、中国共産党成立100年、辛亥革命110年など)は今後も行ってまいります。
中国研究所はこれからも、中国研究や中国理解に資する様々な行事を企画・開催してまいります。今後ともどうぞご期待ください。
「現代中国公開講座:新春講演会」開催のお知らせ New
日 時 2025年2月1日(土)15:30~17:00
場 所:東洋文庫2階講演室(対面)+ Zoom(オンライン)
テーマ: 中国農民とはどういう人々か?――「家族主義」と「他律的合理性」
講 師:田原史起(東京大学大学院教授)
司 会:村田雄二郎(中国研究所常務理事・同志社大学教授)
参加費・参加方法:
〇中国研究所の所員・研究会員・顧問 無料
参加申込み https://forms.gle/tQ47M5uyW1CT3KYH6
〇一般(上記以外の方) 500円(こちらのPeatixからお支払いください)
対面参加 https://peatix.com/event/4240499
オンライン参加 https://peatix.com/event/4240516
*申込み締切 1月31日(金)正午
講演要旨:
本講演は、2015年5月3日、講演者が中国甘粛省西和県麦村でのフィールド・ワーク中に訪問したある農家で交わされた村民同士の四方山話から始まる。平凡な貧しい村民宅のオンドル上での会話を一つの糸口として、2006年に中国で農業税が廃止された後の中国農民の行動原理に迫っていく。キーワード的なものとして持ち帰っていただくとすれば、「家族主義」および「他律的合理性」ということになろう。本講演では、この中国農民独特の指針・行動ロジックがいつ、どのように形成されたのかも含め、歴史的に遡って考察してみたい。
講師紹介:
1967年、広島県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。専攻は農村社会学、中国地域研究。新潟産業大学人文学部講師、東京大学大学院総合文化研究科准教授などを経て、2021年より同教授。著書に『中国農村の権力構造――建国初期のエリート再編』(御茶の水書房、2004年)、『二十世紀中国の革命と農村』(山川出版社、2008年)、『日本視野中的中国農村精英――関係・団結・三農政治』(山東人民出版社、2012年)、『草の根の中国――村落ガバナンスと資源循環』(東京大学出版会、2019年、アジア・太平洋賞大賞・地域研究コンソーシアム研究作品賞)、『中国農村の現在――「14億分の10億」のリアル』(中公新書、2024年)など。
中国研究所 × 笹川平和財団 シンポジウム「2025年の世界と日中米関係」
第1回開催のお知らせ (終了)
第1回 トランプ−習近平時代の米中日関係
日 時 2025年1月15日(水)18:00~19:30
会 場 笹川平和財団ビル11階国際会議場(https://www.spf.org/about/access/)
方 法 対面・オンライン(Zoomウェビナー)併用
基調講演 佐橋 亮(東京大学)
パネリスト 渡辺紫乃(上智大学)
山口信治(防衛省防衛研究所)
前田祐司(防衛省防衛研究所)
企画統括・司会 川島 真(中国研究所・東京大学)
参加費は無料です。
第1回(1月15日開催)への参加は、こちらのGoogleフォームからお申し込みください。
会場での対面参加 https://f.msgs.jp/webapp/form/19951_jndb_1110/index.do
オンライン参加 https://f.msgs.jp/webapp/form/19951_jndb_1109/index.do
※申し込み締切は1月14日(火)です。
※第2回(2月18日開催)の参加申し込みフォームは1月中旬に公開・配信予定ですので、改めてご連絡いたします。
開催趣旨
中国研究所・笹川平和財団では、歴史を踏まえながら、2025年の日中米関係を多様な側面から考察するシンポジウムを、2025年1月、2月に2度開催することにいたしました。2024年11月にアメリカ大統領選があり、日中米関係は予測可能性の低い新たな局面を迎えております。この秩序変動期とも言われる時代に、さらに大きな変数が加わったことになるのでしょうか。無論、この問いを単純に解きほぐすことはできません。この問いについて考える際に大切なのは、アメリカと中国との間で、共有している時代観やあるべき関係像について共通認識もあるものの、両者の秩序観、自己認識などが大きく異なるということです。したがって、アメリカの世界観、対中認識・政策とともに、中国側の世界観、対米認識・政策についても合わせて理解することが必要になります。そのように双方の姿勢を理解してこそ、アメリカとの同盟関係を有しながら東アジアに位置する日本も、歴史的経緯を踏まえた現在位置と今後を見据えることができるのだと考えます。
これらのことを踏まえ、本シンポジウムでは、第1回で2025年の米中日関係について歴史を踏まえつつ議論するとともに、第2回で戦後80年にあたる2025年の歴史をめぐる問題の有りようについても併せて取り上げていきます。
2024年度第3回定例学術研究会のお知らせ (終了)
日 時 2025年1月17日(金)15:00~17:30
会 場 中国研究所会議室(対面)+ Zoom(オンライン)
参加費 無料(中国研究所所員・研究会員以外の方もご参加いただけます)
◇報告1(15:00~16:10)
報告者 東家友子(神奈川大学大学院)
論 題 「魯迅の木刻版画と西洋美術」(仮)
【報告要旨】
魯迅は新興版画運動の唱導者としても知られる。中国の新興藝術促進のため、『藝苑朝華』シリーズをはじめとする外国版画作品集を出版し、国内へ紹介した。本発表では、『藝苑朝華』の第1集及び第3集『近代木刻選集(1), (2)』に焦点をあてる。1929年初頭に出版された両集は、当時のイギリスの美術文藝雑誌等にて紹介されたヨーロッパを中心とする外国版画作品、作品解説、および魯迅が日本の創作版画関連書籍を参考に執筆した序文から成る。両集を手掛かりに、19世紀末から20世紀にかけて欧米及び日本にて盛り上がりをみせた版画運動の影響や、当時の魯迅の近代木版画観、中国国内への影響等について検討する。
コメンテーター 鈴木将久(東京大学)
◇報告2(16:20~17:30)
報告者 駱豊(早稲田大学助教)
論 題 「占領期における中国研究所の中国認識―GHQのメディア検閲と国共内戦」(仮)
【報告要旨】
戦後日本の中国研究は、GHQの検閲下で再出発した。GHQの検閲方針は、戦前の中国蔑視の払拭から始まったが、国共内戦の情勢及び国際的な冷戦によって、次第に共産主義と左翼に対する抑圧に移った。一方で、国共内戦の情勢によって、中国研究所の問題関心も次第に中国共産党およびその政権に移った。本発表では、GHQのメディア検閲と国共内戦という「外因」の影響のもとで、占領期における中国研究所の中国認識の変化について検討する。
コメンテーター 川島真(中国研究所常務理事、東京大学)
司 会 孫安石(中国研究所常務理事、神奈川大学)
第6回 中国研究所「田中修の中国塾」開催のお知らせ(終了)
日時:2024年11月13日(水)14:30~17:00
会場:オンライン(申し込みいただいた方にURLをお送りします)
プログラム
司会:川島真
14:30~15:00 田中修(拓殖大学大学院客員教授)
「7−9月期のGDPと経済のテコ入れ策」
司会:田中修
15:00~15:30 ミニ講演:曹雲珍(日本不動産研究所研究部)
「低迷期の中国不動産市場:現状と未来への展望」
15:30~15:40 質疑応答
15:40~15:45 休憩
15:45~16:45 メイン講演:小嶋華津子(慶応義塾大学法学部教授)
「統治機構の再編にみる習近平政権の統治構想」
16:45~17:00 質疑応答
※「田中修の中国塾」は笹川平和財団との共同事業として開催しています。
問い合わせ先:川島真(shinkawashima@g.ecc.u-tokyo.ac.jp)
2024年度 現代中国公開講座のお知らせ(終了)
テーマ「米新政権下の米中関係を展望する」
世界が注目する中で、米国では2025年1月より新しい政権が誕生する。バイデン政権下では、厳しい対中政策は民主、共和両党が合意できる唯一の領域だと言われた。果たして、新大統領はどのような対中姿勢をとり、中国側はそれにどのように応えるのか。また逆に、中国側は対米姿勢を転換させることがあるだろうか。本公開講座では、大統領選挙の結果が出たタイミングにおいて、外交、安全保障、経済など多くの角度から米中関係の今後を展望する。
日 時:11月10日(日)14:00~16:30
場 所:東洋文庫 2 階講演室(対面)+Zoom(オンライン)
演題・講師:
「米新政権の対中安全保障政策の展望」 森 聡(慶應義塾大学教授)
「米政権移行期における米中経済関係」 大橋 英夫(専修大学教授)
司 会:高原 明生(中国研究所理事・東京女子大学特別客員教授・東京大学名誉教授)
参加費:
所員・研究会員 無 料
一般(上記以外の方) 1000円(申込み時にPeatixからオンラインでお支払いください)
2024年度第2回定例学術研究会のお知らせ(終了)
日 時 10月5日(土)13:00~17:00
会 場 東洋文庫7階会議室(対面)+ Zoom(オンライン)
参加費 無料(中国研究所所員・研究会員以外の方もご参加いただけます)
◇報告1(13:00~14:45)
報告者 史雨(神戸大学大学院)
論 題 「張資平による池田小菊の翻案──『帰る日』から『飛絮』へ」
【報告要旨】
新文学団体「創造社」の主要メンバーの一人である張資平(1893〜1959)は、日本留学から帰国した後、次第に大衆的な恋愛小説に創作の中心を移した。長編小説『飛絮』(『風に飛び交う柳の絮』1926)の成功が、彼が通俗小説家の道を歩む契機となったと言われる。『飛絮』は池田小菊『帰る日』(1925)の翻案であることは先行研究が指摘しているが、『帰る日』の影響から脱した独自の成就があったことについてはまだ詳しく検証されていない。報告者は具体的なテキストをあげて両作品を比較した上で、『飛絮』の独自性を考察する。さらに、両作品をそれぞれの社会的背景と結びつけつつ、改作された『飛絮』が原作以上の人気を博した理由について分析する。
コメンテーター 城山拓也(東北学院大学)
◇報告2(15:00~16:45)
報告者 古谷創(明治大学大学院)
論 題 「『清議報』日本語雑誌翻訳記事における国家意識の生成――国名の自称の選択を事例として」
【報告要旨】
『清議報』(1898~1901)は、中国人に国家意識を持つことを呼びかけた、横浜で刊行された中国語雑誌である。その活動の一環として、日本語文献の翻訳を盛んに行っていた。本報告では、同誌の翻訳記事(中国語)と出典の日本語記事を対照し、自国の呼称の選択という問題を検討する。国名を表す「中国」「支那」「清国」の出現数を比較したところ、原文では最も少ない「中国」が、訳文では顕著に増えていた。その理由について、①『清議報』内部の事情、②出典の日本語記事の「支那」観、③『清議報』と清朝との関係の3つを軸に述べる。同誌の日本語雑誌記事は、オリジナルの論説に劣らず、中国人が国家意識を持つ上で重要な経路になったと言える。
コメンテーター 沈国威(浙江工商大学)
司 会 吉川次郎(中国研究所、中京大学)
第5回 中国研究所「田中修の中国塾」開催のお知らせ (終了)
下記の要領で開催します。奮ってご参加ください。
参加お申込みはこちらから(申込期限:8月2日 金曜日)
※参加費は無料です。
日時:2024年8月8日(木)14:30~17:00
会場:オンライン(申し込みいただいた方にURLをお送りします)
プログラム
1)14:30~15:00 司会:青山治世(中国研究所常務理事)
田中修(拓殖大学大学院客員教授)「党3中全会の注目点」
2)15:00~15:40 司会:田中修
日本大学商学部高久保ゼミ
「日大商高久保ゼミの紹介と共同研究報告:胎動する日中協業の新しい形~国を超えるオープンソース・ソフトウエア(OSS)~」
<報告者>椙本有咲、中村陽月、吉田海斗、濱田圭吾、 林冰馨、白石優太、田邊寛多
3)15:45~17:00
福本智之(大阪経済大学経済学部教授)
「4-6月の経済状況と今後の経済政策の課題」
『中国年鑑2024』刊行記念講演会のお知らせ (終了)
『中国年鑑2024』は5月25日、予定通り刊行されました。23年3月、習近平は史上初の国家主席3選を果たし、「強国・復興」を目指していますが、米中対立、経済不振、軍部の汚職疑惑などの数々の「内憂外患」を抱える多難のスタートとなりました。今年の『年鑑』の特集は「強国・復興への試練」とし、内政、若者、台湾、南シナ海、米中ハイテク摩擦、経済、日中関係の各分野について、専門の方々に鋭い論考をご執筆いただきました。執筆者のうち毛利亜樹氏、斎藤淳子氏をお招きして刊行記念講演会を開きます。ぜひご来聴ください。
日 時:7月28日(日)13:00~16:30
場 所:東洋文庫 2 階講演室(対面)+Zoom(オンライン)
内 容:
「変わる南シナ海の潮目」 毛利 亜樹(筑波大学助教・年鑑特集執筆者)
「焦慮する内巻き社会の若者たち」 斎藤 淳子(北京在住ライター・年鑑特集執筆者)
司 会:森 保裕(本研究所理事・共同通信論説委員・年鑑編集委員長)
参加費:
所員・研究会員 無 料
一般(上記以外の方) 1000円(申込み時にPeatixからオンラインでお支払いください)
申込み方法: ※それぞれのURLにアクセスしてお申し込みください。
所員・研究会員(対面・オンライン) https://forms.gle/aHeymKFwWkmLAunf8
一般(対面参加) https://peatix.com/event/4032507
一般(オンライン参加) https://peatix.com/event/4032516
※ 7 月27日(土)12:00締切
『中国年鑑』デジタル化プロジェクト・アウトリーチ研究会(第3回)のお知らせ (終了)
1955年に中国研究所が創刊した年刊書籍である『中国年鑑』は、政治・外交・経済・産業・社会・⽂化など中国に関する最新情報を網羅する内容をほぼ70年近くにわたって発行してきた、世界的にも稀有の刊行物である。これをデジタル化して広く世界に公開することにより、⽇本で理解されていた中国の態様とその変化、⽇本の(⼀つまた代表的な)中国観の系譜が⼀層明確になると考えられる。
今年3月にそのための調査・研究を行う『中国年鑑』デジタル化プロジェクト・アウトリーチ研究会を立ち上げ、日中国交正常化と日中平和友好条約の特集が組まれた1973年版と1979年版の『中国年鑑』の内容を検討した。今回は1987年版の特集を中心に検討し、胡耀邦政権の帰趨と日中関係について考察する。
第3回「1987年の『中国年鑑』を読む――胡耀邦政権の帰趨と日中関係」
日 時 7月15日(月・祝)10:30~12:00
場 所 東京大学駒場キャンパス2号館306室(対面・オンライン併用)
報告者:川島 真(東京大学教授、中国研究所常務理事)
河合玲佳(東京大学大学院博士課程単位取得退学)
※参加費無料、事前登録不要
◇対面参加の方は、直接ご来場ください。
◇オンライン参加の方は、下記のZoomにお入りください。
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/82419151421?pwd=SiCSuOO0HOA8On70wPaQfbsmZRSTq2.1
ミーティング ID: 824 1915 1421 パスコード: 059467
通常所員総会開催のお知らせ (終了)
下記の通り2024年度通常所員総会を開催いたします。
本年も対面・オンライン併用形式にて総会を行うこととなりました。
なお、所員のみなさまには議案書、出欠及び議決権委任等の総会開催手続きにつきまして、
後日ご案内いたします(6月上旬を予定)。
開催日:2024年6月22日(土)13時~14時半 通常所員総会
15時15分~17時 懇親会(中研会議室@会費2,000円)
場所:中国研究所会議室+Zoomオンライン
議題:
1.2023年度事業経過報告
2.2023年度決算報告
3.2023年度公益目的支出計画の実施報告
4.2023年度監査報告
5.2024年度事業計画案
6.2024年度予算案
7.2024年度役員の選任
『中国年鑑2024』刊行! 特集「強国・復興への試練」
今年の『中国年鑑』が刊行されました。特集「強国・復興への試練」の目次は以下のとおりです。
Ⅰ.総論――日中平和友好条約の原点へ 森保裕
Ⅱ.1 強体制を哲学する――カフカと魯迅 村田雄二郎
Ⅲ.流行語からみる中国の若者と社会――焦慮する内巻き社会のi人たち 斎藤淳子
Ⅳ.台湾総統選挙とその結果に向き合う習近平 福田円
Ⅴ.変わる南シナ海の潮目 毛利亜樹
Ⅵ.7 年目に入った米中ハイテク摩擦 山田周平
Ⅶ.ポストバブルの中国経済――懸念される住宅不況の長期化と潜在成長率の低下 関志雄
Ⅷ.冷え込む日中関係――元外交官の半世紀の回顧、考察、展望 谷野作太郎
〈動向〉・〈要覧・統計〉・〈資料〉
中国研究所編・明石書店発行、B5判・上製、定価18,000円(税別)
2024年度第1回定例学術研究会のお知らせ(終了)
日 時 5月25日(土)13:00~17:00
会 場 東洋文庫2階講演室(対面)+ Zoom(オンライン)
参加費 無料(中国研究所所員・研究会員以外の方もご参加いただけます)
◇報告1(13:00~14:45)
報告者 小川主税(北京第二外国語学院)
論 題 「男の絆、あるいは女の声──老舎『趙子曰』におけるジェンダー表象」
【報告要旨】
老舎(1899−1966)の長篇『趙子曰』(1927)は、1920年代前半の北京の下宿屋に暮らす男子学生・趙子曰が大学紛争を首謀した科で退学処分を言い渡され、学友を頼りに新たな生活の道を探し求めるも、ことごとく挫折してゆくさまを描く。大学退学後の趙子曰は同じ下宿屋に暮らす無二の悪友・欧陽天風の口車に乗り、女学生・王霊石との恋愛生活を夢想するが、彼女からすげなく断られてしまう。意中の女性からの愛を得られないという経験は、趙子曰の心にどのような影を落とすこととなったのか。本報告では同時代のほかの作品にも目配りしつつ、『趙子曰』に描かれる男同士の絆や異性との恋愛をはじめとするいくつかの問題について若干の私見を述べてみたい。
コメンテーター 杉村安幾子(日本女子大学)
◇報告2(15:00~16:45)
報告者 村田雄二郎(中国研究所、同志社大学)
論 題 「東洋文庫蔵『リットン調査団 満鉄特製アルバム』について」
【報告要旨】
1931年9月に発生した満洲事変を承けて、国際連盟は12月の理事会で満洲調査委員会(リットン調査団)の派遣を決定した。本アルバムは、南満洲鉄道株式会社(満鉄)がリットン調査団を現地に迎え、満洲国(1932年3月1日成立)や関東軍と連携して、日本の満洲占領と建国の正当性を国際連盟に訴える目的で作成し、5名の調査団委員ほかに贈呈された稀覯本である。内容は大きく、調査団の活動を伝える約100枚の写真と新聞報道の切り抜き40頁からなる。本報告では、中華民国政府参与員・顧維鈞の入満問題のほか、リットン調査団の在満調査活動の「表」と「裏」を画像資料からいかに読み解くのかを検討し、併せて遺されたいくつかの課題について論及する。
司 会 吉川次郎(中国研究所、中京大学)
第4回「田中修の中国塾」開催のお知らせ(終了)
日時:2024年4月4日(木)14:30~17:00
会場:オンライン(申し込みいただいた方にURLをお送りします)
参加お申込みはこちらから(申込期限:4月2日 火曜)
※参加費は無料です。
プログラム
司会:川島真(東京大学、中国研究所理事)
14:30~15:00 田中修(財務総合政策研究所)
「政府活動報告のポイント」
司会:田中修
15:00~15:30「京論壇2023年度活動報告」
報告者: 川口翔太郎( 京論壇2023年度代表・東京大学教養学部学際科学科4年)
15:30~15:40 質疑応答
15:40~15:45 休憩
15:45~16:45 高原明生(東京女子大学特別客員教授(前東京大学大学院法学政治学研究科教授))
「中国の内政の動向——全人代を経て」
16:45~17:00 質疑応答
『中国年鑑』デジタル化プロジェクト・アウトリーチ研究会のお知らせ (終了)
1955年に中国研究所が創刊した年刊書籍である『中国年鑑』は、政治・外交・経済・産業・社会・⽂化など中国に関する最新情報を網羅する内容をほぼ70年近くにわたって発行してきた、世界的にも稀有の刊行物である。これをデジタル化して広く世界に公開することにより、⽇本で理解されていた中国の態様とその変化、⽇本の(⼀つまた代表的な)中国観の系譜が⼀層明確になると考えられる。このたび、そのための調査・研究を行う「『中国年鑑』デジタル化プロジェクト・アウトリーチ研究会」を立ち上げ、まずはじめに、日中国交正常化と日中平和友好条約の特集が組まれた1973年版と1979年版の『中国年鑑』の内容を検討する。
第1回「1973年の『中国年鑑』を読む――どのように日中国交正常化をとらえたか」
日 時 2024年3月1日(金)10:30~12:00
場 所 東京大学駒場キャンパス2号館306室(対面・オンライン併用)
報告者:川島 真(東京大学教授、中国研究所理事)
第2回「1979年の『中国年鑑』を読む――どのように日中平和友好条約をとらえたか」
日 時 2024年3月11日(月)13:00~15:00
場 所 東京大学駒場キャンパス2号館306室(対面・オンライン併用)
報告者 川島 真(東京大学教授、中国研究所理事)
横山 雄大(東京大学大学院博士課程)
◇いずれも参加費無料、事前登録は不要です。
第115回 21世紀シルクロード研究会のお知らせ (終了)
テーマ「習近平体制の対外開放政策と地方の役割」
日 時 2024年3月7日(木)15:00~17:00
場 所 対面(東洋文庫2階講演室)・オンライン(Zoom)併用
講 師 早田 寛 氏(慶応義塾大学大学院)
参加申込み・参加費 (※申込み締切 3月6日(金)正午)
◇所員・研究会員・顧問 無料
こちらのGoogleフォームからお申込みください。
https://forms.gle/NimU9j9PVrzo3CSR8
◇一般(上記以外の方/対面・オンラインともに) 500円
こちらのPeatixからお申込みと事前のお支払いをお願いします。
対面参加 ⇒ http://ptix.at/IBTy9J
オンライン参加⇒ http://ptix.at/GJuyqC
【開催趣旨】
習政権は、経済不況の中、拡大する内外および国内格差の縮小に当たって、
地方に対する統制を強めるのか、あるいは緩めるのか――。
中国の対外開放政策と地方の発展を視点に、自由貿易試験区の実施状況を
取り上げて検証することとする。
(参考:『中国研究月報』第904号(2023年6月)所載の早田氏の
論文「習近平体制の対外開放実施過程と地方」)
【講師略歴】
慶應義塾大学大学院後期博士課程、日本学術振興会特別研究員DC2。
専門分野は中国の政治、対外政策、地方政治など。
第20回 太田勝洪記念中国学術研究賞の発表
第20回太田勝洪記念中国学術研究賞は、以下の2作品が受賞し、1月20日に開催された授賞式において
賞状と副賞が授与されました。各編集委員会の推薦理由は「太田記念賞」のページ(Moreより)に掲載したのでご覧ください。
横山雄大「1970年代日中漁業協定交渉再考――日本国内政治の観点から」(『中国研究月報』2023年12月号)
伊藤亜聖・増原広成「中国のベンチャー企業の生存分析――業種・立地・出資属性に着目して」(『現代中国』第97号、2023年9月)
第3回「田中修の中国塾」開催のお知らせ(終了)
日時:2024年1月31日(水)14:30~17:00
会場:オンライン
プログラム
司会:川島真(東京大学教授、中国研究所理事)
14:30~15:00 田中修(財務総合政策研究所)「中央経済工作会議のポイント」
司会:田中修
15:00~15:30 日中学生会議
「日中学生会議活動報告~42期活動実績と今後に向けて~」
報告者:・張宇新 (42期 渉外・財務)
・山本京佳(42期 渉外・財務)
・本橋凛 (42期 広報)
・邱クリオ (42期 参加者・43期広報)
・奥村果穂 (42期 参加者・43期総務)
15:30~15:40 質疑応答
15:40~15:45 休憩
15:45~16:45 齋藤尚登(大和総研経済調査部長)
「中国の不動産不況と金融リスクの行方」
16:45~17:00 質疑応答
申込先:
問い合わせ先:川島真(shinkawashima@g.ecc.u-tokyo.ac.jp)
2024年新春講演討論会のお知らせ(終了)
日 時:2024年1月20日(土)15~17時
場 所:東洋文庫2階講演室(対面)+ Zoom(オンライン)
テーマ:「新疆問題の現在」
講 師:熊倉 潤(法政大学法学部教授)
司 会:村田雄二郎(中国研究所常務理事,同志社大学教授)
参加費・参加方法:
〇中国研究所の所員・研究会員・顧問 無料
〇一般(上記以外の方) 500円
【講演要旨】
新疆ウイグル自治区は,今どのようになっているのか。中国のメディアからは,観光産業の発達,綿花収穫の機械化などが伝わってくる。その背後にある政府の政策はここ数年でどのように変わったのか,あるいは変わっていないのか。本講演では,中国の新疆政策の変遷を追い,西側諸国からジェノサイドと批判された新疆の状況が今どのようになっているのかを探りたい。
【講師紹介】
1986年,茨城県生まれ。2009年,東京大学文学部・歴史文化学科(東洋史)卒業。2011年,東京大学大学院法学政治学研究科(旧ソ連政治史)修士課程修了。同研究科(国際政治)博士課程在学中の2012年から2016年にかけて,イェール大学,ロシア人文大学,北京大学に約1年ずつ留学。2016年,同博士課程修了。日本学術振興会海外特別研究員・政治大学(台湾)客座助研究員,アジア経済研究所研究員を経て,2021年から現職。著書に『民族自決と民族団結――ソ連と中国の民族エリート』(東京大学出版会,2020年),『新疆ウイグル自治区――中国共産党支配の70年』(中公新書,2022年)がある。
定例学術研究会の開催方法の変更について
2016年1月以来実施しておりました「定例学術研究会」は、2020年9月を最後にしばらく開催しておりませんでしたが、
来たる3月25日に久しぶりに開催することとなりました。
このたび本研究会の開催方法を次のとおり若干変更いたします。ご応募お待ちいたしております。
1. 発表者の募集
中国に関する研究を発表する方を、所員・研究会員に限らず、広く募集しています。
特に、ベテラン研究者と若手研究者の交流促進の場でもありますので、大学院生・若手研究者の応募を歓迎します。
応募者は、発表希望時期を明記の上、論題と発表要旨(300字)を本研究所のメールアドレス(下記)に送信してください。
応募者数その他の事情により、発表日の調整をお願いすることがあります。
申込期限は、発表希望日の2か月前の第1金曜日までとします。
なお、発表後に希望に応じて『中国研究月報』に報告要旨を掲載することもできます。
2. 開催日程
年4回の開催を原則とし、開催月第1土曜日の午後を予定しています。
オンライン開催の場合もありますので、関東地方以外の地域からの発表・参加も可能です。
3. 参加者
本研究所理事、『中国研究月報』『中国年鑑』編集委員が複数名参加し、司会を担当するとともに、
発表にはコメンテーターがつきます。
一般参加者は所員・研究会員に限らず参加できます(参加費は無料)。下記連絡先までお申し込みください。
一般社団法人 中国研究所(E-mail : c-chuken@tcn-catv.ne.jp)